庭木肥料

庭木肥料とは

庭木肥料とは、庭木や植木などの樹木を丈夫に成長させるための栄養源となる、専用の肥料のことです。

自然界では物質循環により植物の生成に必要な養分が供給されているため、肥料は必要ありません。しかし、庭木のような栽培植物の場合、不足する栄養分が出てきてしまいます。

そのため、庭木の生育には庭木肥料が必要です。

庭木肥料の使用用途

庭木肥料の主な用途は、不足しがちな栄養素を供給し、庭木をより大きく丈夫に育てることです。12月から2月にかけての冬場に与える「寒肥」と、花や果実の時期の終わりに与える「お礼肥」の年2回行うのが一般的です。

庭木肥料の種類

庭木肥料は、有機質肥料と無機質肥料に大別することができます。

1. 有機質肥料

有機質肥料は、主に鶏糞や油かすなどの動植物を元に作られた肥料です。ゆっくりと地中で分解された後に根から吸収されるため、植物に負担がかかりにくい特徴があります。

2. 無機質肥料

無機質肥料は、窒素やリン酸カリウムなどをメインに化学的に作られた肥料です。即効性のものが多いのが特徴で、化成肥料とも呼ばれます。

庭木肥料の選び方

庭木肥料は、庭木の特性に合わせて適切なタイミングで、適切な種類のものを施肥することで効果を最大限に発揮します。そのため庭木肥料を選ぶ際には、庭木の種類や成長度合い等を総合的に判断して、検討することが大切です。

庭木肥料の特徴

長所

庭木肥料の長所としては、庭木に必要な栄養素を供給できることが挙げられます。一般的に庭木に関しては、肥料を与えなかったために枯れてしまうということはありません。

しかし、丈夫に育てあげるためには、必要なタイミングで適量の肥料を与える必要があります。

短所

庭木肥料の使用にあたっては、与えるタイミングと量が適切でない場合、成長を妨げてしまうリスクがあります。たとえば、植え付けてから1年未満の庭木に対しては、肥料を与える必要はありません。

これは植え付けたばかりの庭木は根の先端が切れているため、肥料を与えても正常に栄養を吸収できないからです。このように庭木肥料は、適切なタイミングで適切な量を使用する必要があります。

庭木のために与えた肥料が、かえって逆効果となってしまわないよう、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。

庭木肥料のその他情報

庭木肥料の与え方

庭木肥料の与え方として、主に以下の方法が挙げられます。使用対象によって、適切な方法を選定することが大切です。

元肥
元肥は、植え付けの際に植え穴の底に施す肥料です。植え穴を掘り、底に緩効性肥料を施し、その上に土を盛り、庭木を植え付けます。根に肥料が触れてしまうと、根を痛める原因になるため、肥料と根が直接触れないよう注意が必要です。

寒肥
寒肥は、春に肥料の成分が根まで浸透することを想定して、1~2月に与える肥料です。冬の間に与えるため緩効性肥料が適しており、主に牛糞や鶏糞などの有機質肥料が使われます。

お礼肥
お礼肥は、花や果実の時期が終わった後に、エネルギーを消費した庭木を回復させる目的で与える肥料です。樹勢の回復を目的としているため、速効性肥料が適しています。

芽出し肥
芽出し肥は、寒肥より後の、3~4月の萌芽期に施す肥料です。萌芽や枝の伸長を促進することを目的としており、速効性肥料が適しています。

秋肥
秋肥は、秋を迎える頃、冬の寒さに耐えられるよう施す肥料です。リン酸やカリウムを多く含む緩効性肥料が適しています。

置肥
置肥は、鉢の周囲に置くように施肥する肥料です。降雨や水やりの際の水分によって成分が溶け出すことで、庭木に栄養を補給することができます。

水肥
水肥は、水やりの代わりとして施す液体状の肥料です。肥料が切れた際など、速効的な効果を要する場合に与えます。種類によっては希釈してから使用するものもあります。

希釈濃度が濃いと、根の細胞液が奪われて庭木が弱ってしまうことがあるため、希釈は適正に行うことが大切です。

PEテープ

PEテープとは

PEテープとは、ポリエチレン素材で製造された、厚みが薄いテープのことです。

耐久性・柔軟性・耐候性などを備え、荷造りや梱包の結束、農作業、手芸など多目的な用途で広く利用されています。また、PEテープの種類は平テープや紐状などの形状があり、通販やホームセンター、100均など身近な場所で入手できます。

なお、PEテープには粘着性を持つ製品がありますが、本記事では非粘着性の製品について解説します。

PEテープの使用用途

PEテープは屋外での使用にも耐え得るため、農業や家庭菜園での畑の支柱やネットの固定、農作物の結束、野菜のツルの誘引、ハウスの補修などに利用されます。また、荷物や新聞紙の結束、梱包時の補強、仮止め、目印にも有用です。

物流業界・ホームセンター・スーパーマーケット・家庭・イベントなど、さまざまな場面で使用されています。そのほか、手作りバッグなどの手芸、スポーツの応援時に使うポンポン作り、0歳児保育の室内遊びなど、アイディア次第で用途が広がる人気の資材です。

PEテープの特徴

長所

1. 耐久性・強度がある
PEテープの大きな長所は、耐久性により長期間使用しても劣化しにくい点です。また、PEテープは長さ方向への引っ張りに対する強度があるため、段ボールや物品などの結束に使用できます。

2. 耐候性がある
同じテープ類のPPテープと比較した場合、PEテープのほうが耐候性に優れており、屋外での使用にも最適です。

3. 扱いが容易
やや硬い素材のポリプロピレン製のPPテープと比較すると、PEテープは柔軟性を持つポリエチレン製で作られているため、より一層手で結びやすく、ハサミで切る、裂くなどの作業も容易にできます。

4. 安価でバリエーションが豊富
PEテープは安価であること、太さ・色のバリエーションが多いことなどが長所です。

短所

1. 高熱に弱い
PEテープの短所は、高熱に弱いことがあることが挙げられます。高温にさらされると、軟化や劣化のおそれがあります。

2. 切断強度が低い
PEテープの引張強度は高いですが、切断強度はやや低めです。そのため、強度が特に求められる場面や、角が鋭利な物の結束には向いていません。切断強度を求める際は、PPバンドが適しています。

PEテープの種類

PEテープは紐状やテープ状の種類があり、太さ (幅) ・長さ・カラーの種類が豊富です。一般的なPEテープの太さは5mmから50mm程度、長さは500m程度、カラーは透明から色付きなど様々販売されています。

自動結束機用のPEテープもあり、段ボールシートの結束やダイレクトメールの結束などに使われます。幅20mm程度、長さ3,600m程度などのサイズがあり、PPバンドに比べてランニングコストが低いのが特徴です。

農業資材として販売されるPEテープには、太陽光を両面反射させて農作物を鳥害から守る製品や、光を乱反射させてアブラムシなどの害虫被害対策ができる種類もあります。

PEテープの選び方

PEテープは、用途や目的に応じて、太さ (幅) ・長さ・カラーを選んでください。例えば、農業や園芸でツルの誘引や果実の鳥害対策に使用する場合は、虫除けが可能なシルバー色のPEテープが販売されています。

運動会などで使うポンポン製作には、赤・黄・緑・青・紫・ピンクなどが向いており、バッグ作りで高級感を出したい場合は、マットなくすみカラーや黒、金のPEテープを指し色に使用するのがおすすめです。

また、立ち入り禁止エリアを示す資材として利用する場合は、赤・黄・オレンジなど目立つカラーを選択してください。

PEテープのその他情報

PEテープの別名

PEテープは別名で、「スズランテープ」「ビニールテープ」「ナイロンテープ」「PE平テープ」などとも呼ばれています。また、PEテープとスズランテープの用途や特徴に違いはありません。

スズランテープと呼ばれるようになったのは、PEテープの老舗会社が名付けた商標です。手芸用品として紹介される際にも、スズランテープと呼ぶことがあります。

ポーチやバッグを作る際、PEテープを裂いて使用することがあります。100均などで販売される安価な商品は、均等な幅で裂けないことが多いため、品質が高い商品の購入をおすすめします。

トラックマット

トラックマットとは

トラックマットとは、トラックの荷台に敷くマットです。

トラック購入時には大抵付いていないため、コンテナや機材を頻繁に運ぶには、トラックマットの取り付けが必要になります。

トラックマットの使用用途

1. 滑り止めとして使用する場合

トラックの荷台で資材や機材などを運搬する際に、滑り止めとして活躍します。スコップや鍬などの金属製資材の運搬時に、トラックの方向転換や揺れなどで資材と荷台がこすれるのを防ぎます。

また、機材としては、発電機や田植え機といったエンジンや車輪が付いた重量物などが滑らないよう運搬します。

2. 滑らすために使用する場合

収穫コンテナを積み下ろしする際に、コンテナの滑りやすさを重視したものもあります。収穫物も多く、コンテナ数も多い場合には、積み下ろし作業が大変です。

作業を楽にし、またコンテナと荷台の擦れを防止するためにもトラックマットが活躍します。

トラックマットの特徴

長所

トラックの荷台を様々な衝撃から守り、荷台に乗せる荷物の目的に合ったマットを選ぶことができます。メーカーによってサイズが対応してあるため、取り付けしやすく、微調整可能です。

短所

運ぶ機械が滑らないようにしっかりしている分、摩擦抵抗の高いものもあり、その場合コンテナの積み下ろしの際には滑りにくいのが短所です。ゴム製のものだと、ゴム特有の匂いがあり、設置後しばらく匂いが続きます。

耐性があるものでも気候条件などにより劣化することがあり、特によく使う箇所から劣化していきます。

トラックマットの種類

1. 合成ゴムのトラックマット

合成ゴムは耐熱性、耐油性、耐摩耗性、耐薬品性にすぐれています。 天然ゴムと比べ匂いもきつくなく、品質も安定しています。メーカーにもよりますが、厚さは3mm、5mm、6mm、7mm、10mmなどがあり、表面加工はイボやフラットタイプ、B山タイプ (別名ラインマットと呼ばれ、長さの方向に対し凹凸が連なっている) があります。

2. 樹脂製のトラックマット

樹脂製のものは、軽量で通気性がよくメンテナンスしやすい、耐電性・耐薬品性があります。取り扱いやすい反面、耐熱性が悪く、衝撃に弱いのが欠点です。荷台側が軽さで滑らないようにエンボス加工 (滑り止め防止) してあるものもあります。

また、片面フラット・片面イボ付き、片面合成ゴム・片面樹脂製といったような、荷台に載せる荷物によって使い分けが可能なリバーシブルタイプもあります。

トラックマットの選び方

農作業は1日のうちに機材を使用したり、収穫をしたりするなど多くの作業を抱える場合があります。エンジンや車輪の付いた機材を運び、その空いた場所にコンテナに収穫物を入れて持ち帰る場合には、機材の安全面を優先して、合成ゴムのものがおすすめです。

重量のある野菜や果樹を大量に積み下ろしする場合は、樹脂製のトラックマットが適しています。メンテナンス性から考える場合、厚さがあるもだと荷台の保護という面では満足できますが、掃除などの時に重くて動かしづらいといった欠点があります。3mm程度のものであれば、比較的持ち運びしやすく清掃もしやすいです。

トラックマットの使い方

まず、トラックマットを取り付ける際には、荷台をきれいに洗浄しておきます。荷台にゴミや泥などが残っていると、マットの擦れで傷の原因にもなります。傷を見つけた場合には、そこからさびが広がる可能性があるので、さび防止剤を塗っておくことをおすすめします。

トラックマットは購入した時点では巻いている状態なので、広げて巻き癖をある程度なおしてからカッターやはさみなどで微調整が必要です。特にサイズが合っていればカットは不要です。

マットを外すと錆が進行している場合があるため、メンテナンスも定期的に行います。頻繁に積み下ろししていると、どうしても荷台とマットの隙間に小石や泥などの汚れが入り、擦れなどの原因につながります。

フローラテープ

フローラテープとは

フローラテープ

フローラテープとは、造花の茎や花束のまとめに使用されている造花用・園芸用テープのことです。

クレープ紙からできており、とても柔らかく、伸縮性があり、伸びると粘着力が強くなるという性質を持っています。色は自然な茎の色を表現するために緑色が基本ですが、同じ緑色でも濃い、薄いなどカラーバリエーションも豊富です。ほかにも、白や茶色、ピンクなどもあります。

フローラテープは、手芸店やホームセンターなど販売されています。最近では、百円ショップでも簡単に購入可能です。

フローラテープの使用用途

フローラテープは、造花の茎部分を作ったり、花束をまとめたり、花をアレンジする際に使用します。生花の枝や茎が折れそうになった時の補強や、茎に見立てたワイヤーを固定する際にも有用です。

フラワーアレンジメントだけでなく、髪飾りやブートニアなどの小物を作成する際にも活用されています・現在、フローラテープは、メーカーから、さまざまな種類のテープが販売されています。「テープの幅」「カラー」「伸縮性」「粘着力」など用途に合わせて選ぶことができます。

フローラテープの特徴

長所

フローラテープはのりを使用せず、伸ばしながら巻き付けるだけで接着されるという特徴があります。伸ばす強さで接着力が変化し、接着剤を必要としないため初心者でも簡単に扱うことが可能です。

また、さまざまな商品が展開されているため、茎の色や全体の雰囲気に合わせ色を選んだり、必要な強度に合わせ幅を選んだりと組み合わせを楽しむこともできます。

短所

フローラテープは伸ばすことで粘着力が強まり、ベタつきが強いという特性があります。本来はこの特性を生かし使用するのですが、商品によっては粘着性が高く手にベタつきが残ったり、乾きが悪くほこりなどのゴミがくっついてしまうケースもあります。

ベタつきが気になる際は、粘着性の低いフローラテープを選ぶ、ベビーパウダーなどの粉をはたいてさらさらにするなどといった手法を使うのがおすすめです。注意点としては、作品の完成前に粉をはたいてしまうと上手く巻けない、途中ではがれてしまうということが起こるため、完全に巻き終わってから粉を使う必要があります。

フローラテープの種類

フローラテープにはさまざまな幅、色、伸縮性、粘着力のものがあります。その他にも、生花のアレンジに向く吸水性の高いもの、水に弱いプリザーブドフラワーのアレンジに向く耐水性の高いものなど、商品によって特徴はさまざまです。

フローラテープの選び方

フローラテープを選ぶ際は、まず幅と色を考える必要があります。

1. 幅

基本的なアレンジでは一般的な12mm程度のものを使用しますが、髪飾りや小物類に小さな花を使用する際は6mm幅の細いフローラテープを選びます。また、大きな花や枝を使ったり補強としてフローラテープを使用する場合には幅の大きいものを選び、固定力を高めると安定します。

2. 色

植物の茎に合わせたものから、枝を表現する色、華やかさをプラスするカラフルなものがあります。使用する花とかけ離れた印象の色を選択すると、違和感が出てしまう可能性があります。基本的なグリーン系のものから挑戦すると、失敗しにくいです。

3. 機能性

幅や色の他に、伸縮性、粘着力、吸水性、耐水性を考慮して選ぶことも重要です。基本的に、伸縮性の高いものは扱いやすく粘着性も高いため、柔らかく伸びが良いものを選ぶと安心です。

吸水性、耐水性についてはどのようなお花を使用するかにより選び方が変わります。折れてしまった茎をつなげ補強する際には、フローラテープに吸水させることが必要になるため吸水性に優れたものを選択します。耐水性の高いものは、プリザーブドフラワーに使用します。

フローラテープの使い方

フローラテープは、アレンジする花に負荷のかからない程度に束ね、引っ張りながら巻き付けて使用します。引っ張る強さによって粘着力が変化するため、最初は慎重に2倍程度まで伸ばして使用すると良いです。上部分をしっかりと巻きつけ固定し、巻き下ろすことで外れにくく美しく仕上がります。

異径ソケット

異径ソケットとは

異径ソケット

異径ソケットとは、外ネジ (雄ネジ) 同士を接続する継手であるソケットのうち、径が異なる配管を接続するものです。

最も一般的に用いられる製品はねじ込み式のものですが、塩ビ製に代表される差し込み型のソケットも用いられています。異径ソケットは接続するパイプによって素材が異なりますが、基本的に用いられるパイプと同じ素材です。

塩ビ管と鋳鉄管などの異素材配管をつなぐソケットも販売されていますが、パイプは流れる流体や周辺環境、耐用年数などを考慮して選定されています。ジョイントも同様の条件が必要であるため、異なる素材を用いる場合には十分に考慮することが大切です。

異径ソケットの使用用途

異径ソケットは、異なる径の配管を直線的に接続する際に使用されます。配管やパイプは、液体や気体などの流体を移送する用途に広く用いられています。しかし、長距離で移送する場合に長い配管を用いると、たわみなどによる配管の破損の恐れがあります。

また、重量や嵩高さの面から設置時の取り回しが悪く、破損した場合にも配管全体を交換しなくてはならないため、コストアップの大きな要因です。そのため、ソケットなどの継手を用いることで短い配管同士を繋ぎ合わせることが可能になり、上記のような問題の解決にも寄与することができます。

異径ソケットの特徴

長所

異径ソケットの長所は、径が異なるパイプ同士を接続できることです。通常のソケットは同径のパイプ同士しか接続することができず、使用するパイプの径を揃える必要があります。異径ソケットを用いることで、配管の用途に合わせパイプの径を変更することが可能になります。

異なる径のパイプを接続することができるため、環境により配管の径を変えたい際や途中で一部のパイプを取り替えたい際に便利です。異径ソケットは径違いソケット、レジューサーとも呼ばれ様々なメーカーで取り扱われています。

短所

異径ソケットは様々な径に対応している分、種類が多く選択方法が難しいのが短所です。また、素材の種類も多く、使用する配管の素材によって耐用年数が異なるため、パイプとの相性を考慮する必要があります。

異径ソケットの種類

異径ソケットにはねじ込み式、差し込み型という施工方法による分類があり、ねじ込み式の製品が多く展開されています。異径ソケットは様々な材質の製品が展開されています。

1. ポリ塩化ビニルの異径ソケット

ポリ塩化ビニル (塩ビ) の異径ソケットは酸やアルカリなど、薬剤耐性が高く錆びにくいというメリットの他、耐熱性が低く衝撃に弱い、経年劣化しやすいという特徴があります。

2. 鉄製の異径ソケット

鉄製のものは鋳鉄、白鉄といった素材が使用されています。頑丈で耐摩耗性に優れていますが、内部への腐食は進みにくいものの、錆びが付くという特徴があります。

3. ステンレス製の異径ソケット

ステンレス製のものは錆びにくく、強度や耐熱性にも優れており汎用性が高いことが特徴です。

異径ソケットの選び方

異径ソケットは配管継手のうち、径が異なる配管の接続のため、ろうとのような形状をしています。他の継手も特徴的な形をしているので間違えにくいですが、同じ呼び径のパイプをただ直列に繋ぐだけのソケットと区別をつける必要がありまります。

継手の口径の表示方式は、メートル法を用いるA呼称、インチ法を用いるB呼称の2種類です。呼び径が10mmのものを選ぶ際は10A、または3/8Bと表記されているものを探します。異径ソケットを選ぶときに口径はとても重要になるため、配管のサイズを確認しておく必要があります。

異径ソケットの使い方

異径ソケットの多くはねじ込み型と呼ばれるもので、シール剤を使用して施工します。液体シール剤、シールテープを丁寧に塗布してから手やパイプレンチでねじこみます。防錆処理として錆止めを塗布する場合もあります。

差し込み型のソケットは名前の通り差し込むだけなので、施工が比較的簡単です。熱収縮を吸収させるため、排水継手の熱応力を緩和させることができます。これにより、膨張による破損事故を防ぐことに繋がります。

パイプジョイント

パイプジョイントとは

パイプジョイント

パイプジョイントとは、パイプを繋ぎ合わせるための接合部に用いる部材です。

継手やコネクターなどとも呼ばれます。広義にはヘルールやカプラーなどのジョイントもパイプジョイントの1種といえますが、ここでは最も一般的に用いられるねじ込み式パイプジョイントについて記載します。 パイプジョイントは、接続の向きや本数、径などによって形状が異なり、接続するパイプによって素材も異なります。

基本的には接続するパイプと同じ素材を使用する必要がありますが、塩ビ管と鋳鉄管などの異素材のパイプを繋ぐためのパイプジョイントも販売されています。パイプは流れる流体や周辺環境、耐用年数などを考慮して選定する必要があり、ジョイントも同様の条件で選定します。

パイプジョイントの使用用途

パイプジョイントは、パイプを接続する際に使用されています。ねじ込み式のパイプジョイントは、接続する向きや本数、径によってさまざまな種類があります。

代表的なものとして、90°に曲げて接続するエルボ (ストリートエルボ) 、直線的に接続するソケット (ニップル) やカップリング、径が異なる配管の接続に用いるブッシング、パイプエンドに用いるキャップ (プラグ) 、三方向に分岐するチーズなどが挙げられます。

これらは接続するパイプが内ネジか外ネジかによっても名称が異なり、さらに径によって細分化されて販売されています。目的に適合した製品であることを十分に確認したうえで、用いる必要があります。

パイプジョイントの特徴

ねじ込み式のパイプジョイントは、外ネジか内ネジのどちらかがねじ切られています。接続するパイプや配管もねじ切られているものが必要です。

ネジとネジの隙間を埋めて密閉させるために、通常はネジ山にシールテープを巻いて接続します。

長所

パイプジョイントとパイプを接続する際に、溶接や接着の必要が無いため、補修メンテナンスがしやすいです。

短所

パイプジョイントと接続する部分は必ずねじ切りが必要であるため、パイプや配管を接続するためにひと手間かかります。また、接続する際にパイプレンチを使用するため、パイプレンチで押さえた箇所のメッキなどが剥がれる可能性があります。

そのため、パイプレンチで押さえた部分の補修が必要になるケースも多いです。

パイプジョイントの種類

パイプジョイントには、繋ぎ方に合わせてさまざまな種類があります。ここでは、用途別にパイプジョイントの種類を紹介していきます。

1. 直線的に接続する場合

外ネジ同士を直線的に繋ぐ場合は、ソケットやユニオンと呼ばれるパイプジョイントを使用します。内ネジ同士を接続する場合は、ニップルと呼ばれるものを使用します。

また、径の異なる外ネジと内ネジを接続するものもあり、ブッシングと呼ばれています。主にパイプの長さを延長する際に使用されます。

2. 曲げて接続する場合

90°に曲げて接続するパイプジョイントをエルボ、45°に曲げるものを45°エルボと言います。外ネジと内ネジを90°に曲げて接続するものは、ストリートエルボです。

パイプを曲げて配管する必要のある場所では、パイプ本体を曲げるのではなく、エルボやストリートエルボを使用して配管します。

3. 複数方向に接続する場合

T字型3方向に分岐する際に使用するパイプジョイントはチーズ、4方向に分岐する際に使用するパイプジョイントはクロスと呼ばれています。

4. 末端に使用する場合

外ネジの末端に使用するパイプジョイントをキャップ、内ネジの末端に使用するものはプラグと呼ばれています。

パイプジョイントの選び方

使用するパイプジョイントは、接続するパイプと同じ素材のものを選ぶ必要があります。素材ごとに用途が決められており、決められた用途にのみ使用できます。主な素材は、以下のとおりです。

1. 白継手

表面が溶融亜鉛メッキで加工され、錆や腐食に強い性質があります。液体においては中水や工業用水、冷却水、消火用水、油、気体においてはガスや空気と幅広い流体で使用できます。

2. 黒継手

黒心可鍛鋳鉄を使用し、表面がメッキ加工されていません。冷温水や冷却水、消火用水、油、蒸気、ガス、空気に使用できます。こちらも幅広い流体に使用できますが、白継手と若干異なるため、注意が必要です。

3. エボキシ樹脂コーティング

樹脂コーティングされたパイプジョイントです。中水、工業用水、冷温水、冷却水、消火用水に使用できますが40℃を超える流体には使用できません。

4. 塩ビ管継手

硬質ポリ塩化ビニール (PVC) で作られたパイプジョイントです。基本的に水以外の流体には使用できません。VP管とHT管とがあり、熱に対する耐性に違いがあります。VP管は60℃、HT管は90℃が使用限界温度です。

バロックフロアブル

バロックフロアブルとは

バロックフロアブルとは、殺虫剤のことで、防除が難しいとされるハダニ類にも効果を発揮する殺ダニ剤です。エトキサゾールが主成分です。

ハダニは、繁殖して、密度が高くなると防除が非常に困難になります。バロックフロアブルを使用することで、殺卵、幼若虫の脱皮を阻害します。また、成虫に散布すれば、その成虫の産んだ卵は羽化せず、ハダニの増殖を1か月以上抑えることが可能です。

薬害が少ないため、農作物に対しては、散布翌日には収穫することができます。

バロックフロアブルの使用用途

バロックフロアブルの主な用途は、農作物に寄生したハダニ類に対し、殺卵・殺虫することです。

みかん・りんご・なし・もも・ブドウ・いちじく・マンゴーなどの農作物に寄生する各種ハダニ類に対して、2000~3000倍に希釈して、散布します。即効性には欠けるものの、ハダニ類の増殖を1か月以上に渡り抑えることができます。

ミツバチ、マメコバチなどの有用昆虫や、ハネカクシなどの天敵に対しての影響がなく、非常に使いやすい殺ダニ剤です。

ローリータンク

ローリータンクとは

ローリータンク

ローリータンクとは、液体運搬や保管用のタンクです。

高密度ポリエチレン製で、回転成形による継ぎ目のない一体成形の容器となっています。一般的な樹脂を内側から膨らませるブロー成形よりも厚みがあり、軽くて丈夫です。

腐敗せず、耐久性・耐衝撃性・耐薬品性・耐寒性に優れています。雨水タンク、貯水タンク、給水タンク等の名称で流通することもあります。

ローリータンクの使用用途

ローリータンクは、農作業や土木現場、工場や家庭で、液体の保管・運搬に利用されています。農業においては、散水のための貯水や、農薬や肥料散布用の調合・運搬、土木、舗装などの工事現場においては作業用貯水タンクとして利用されています。

工場での用途は、液体食品の貯蔵・運搬、薬品の貯蔵・運搬など多岐に渡ります。また、各種排水貯蔵や、水不足時の給水タンクとしても用いられます。家庭では、雨水タンクに使用されることも多く、除草剤希釈や、水やりにも使用可能です。

ローリータンクの特徴

長所

農業や土木など、水源の無い場所でも、ローリータンクで運搬・貯水して、水を確保可能です。災害時の給水にも活躍しています。

雨水タンクとして使用する場合、水道代の節約になります。また、食品衛生上無毒であることが証明されているため、食品の保管も可能です。

短所

内部にコケやボウフラなどが発生しないよう、定期的に洗浄したり、体積が非常に大きいためスペースを確保したりする必要があります。また、ポリエチレンという素材の特性として、接着や印刷が難しく、多少ポリエチレンの匂いがするという短所も挙げられます。

ローリータンクの種類

ローリータンクは色、形、サイズ等、大変にバリエーション豊富です。

1. 容量による分類

容量はホームローリーと呼ばれる家庭用サイズの50リットルから、スーパーローリーと呼ばれる3,000リットルまであります。スーパーローリーは、より耐衝撃性・耐久性に優れているのが特徴です。

2. 色による分類

家庭用ではカラフルなローリータンクもありますが、オレンジや黄が一般的です。機能を強化したタイプでブラックもあります。オレンジは液体が透けて見えるため、内容量が確認できます。一方、ブラックは光を通さないので、タンク内に光合成を必要とする藻が生えにくく、紫外線に強いです。

3. 形状による分類

形状は、角型か丸形があります。

4. 仕様による分類

基本的には上部に液体を入れる口と蓋、下部に液体の取り出し口となるドレン口があります。ドレン口にバルブを設置できる製品や上部にエア抜きがついている製品も販売されています。液体を入れやすいだけでなく、排出しやすさも、ローリータンクの大切な要素です。

そのため、ドレン口が角にあり、排水が容易にできるタイプや、ドレン口までの底部傾斜とそれを支える専用架台により、タンクを傾けなくても内用液を完全に排出する機能を備えたタイプもあります。

一方、運搬の容易さという点では、横滑り防止に発泡スチロール製などの受け台が付いたタイプや、表面に溝加工が施され、ロープをかけやすくした製品もあります。耐熱面では、ポリエチレンは40℃の液体まで使用可能です。

ローリータンクの選び方

何を入れてどう使うのか、用途を確認し、容量を考えます。家庭用では100〜500リットルが人気ですが、農業用では100~1,200リットル程度が一般的です。そして、使用温度も確認しましょう。常温で20℃〜40℃以内であれば、問題ありません。

用途により、バルブ・ソケットなどが必要か、種類やサイズも合わせて確認します。また、据付や埋没設置に利用する場合は、それぞれの用途に適したタイプのローリータンクを選びましょう。

ローリータンクの使い方

ローリータンクは、使用前に水張りテストをしてから水で洗い、バルブとドレン口からの水漏れが無いか、確認します。使い始めてからも、定期的な清掃が必要です。

容器上部の蓋を外すと、バケツなどで汲んで入れる場合でも作業が容易な大型の注ぎ口になっており、ここから水などを入れて使います。運搬時は蓋をしっかりと閉め、しっかりとロープをかけます。

水や溶液の使用時は、ローリータンク下部のドレン口を開けたり、取り付けたバルブを開けます。メモリが付いている製品もありますが、目安程度に利用すると良いです。また、エンジンやモーターなどの発熱するものや、排気ガスなどが直接吹きかからないよう、注意が必要です。

穴あけ機

穴あけ機とは

穴あけ機とは、畝やマルチに穴を開ける際に使用する農業器具です。

穴あけ機を用いることで、手作業では時間がかかるだけでなく、体への負担も大きい穴あけ作業を効率良く進められます。

穴あけ機の使用用途

穴あけ機の主な使用用途は、畝やマルチに穴をあけることです。穴あけ機と一口に言っても、苗の移植用や果樹や杉など植林用、スティック肥料の打ち込みなどの施肥穴用、ハウスの支柱立て・杭打ち用など、種類はさまざまです。また、土質の硬さなどにより使い分ける場合もあります。

穴あけ機の特徴

長所

1. 作業の効率化・体への負担軽減につながる
穴あけ機を使用すると、完全手作業のように中腰にならずに立ったまま作業ができます。体への負担を軽減しながら効率よく作業でき、時間の短縮にもつながります。

2. 穴あけと同時に土取りや苗の植え付けが可能
マルチに穴をあけるのと同時に土を掘り出すタイプの穴あけ機を使えば、マルチの穴あけ後に土を掘る必要がないため効率的です。また土を掘り出すだけでなく、苗の植え付けまで1度にできる穴あけ機もあります。

短所

1. 小石などの多い畑には不向き
穴あけに便利な穴あけ機ですが、小石などが多い畑では、小石が原因で刃先が曲がったり、切れ味が悪くなったりすることがあります。家庭菜園など小規模の場合は良いですが、畑など広範囲で利用する場合は、マルチバーナー式の穴あけ機がおすすめです。

2. カットしたマルチの回収が必要な場合がある
穴あけ機の種類によっては、カットしたマルチの回収作業が必要な場合があります。手作業での回収は、しゃがんで行う必要があるため、体への負担は避けられません。

また、カットしたマルチは軽く、風に飛ばされやすいので、なるべく時間を置かずに回収する必要があります。

穴あけ機の種類

1.  通常タイプ

コンパクトで持ち運びしやすく、他のタイプと比べると比較的安価なことが特徴です。しゃがんで作業をするので大規模な畑などでの作業には不向きで、家庭菜園などに適しています。土取り機能を備えたものであれば、マルチの穴あけと同時に植え穴をあけることもできます。

2. ロングタイプ

ロングタイプは持ち手から刃先までの距離が長く、立ったまま穴あけの作業ができるのが特徴です。移動しながら穴あけ作業ができるので、テンポよく作業ができるだけでなく、体への負担も軽減できます。

マルチを押さえる押えワクがあるものを用いれば、マルチがズレる心配がなく、きれいに穴をあけることができます。

3. ホーラー

ロングタイプと同様に、立ったまま使用できます。マルチの上から差込み、回転させながら引き上げることで、マルチ穴や植穴、施肥穴などをあけることが可能です。切れ味が悪くなってしまっても、砥石で研ぐことで切れ味を改善することができます。

4. マルチバーナー

マルチバーナーは、先端のマルチ火口をマルチに当てることで、熱処理によりマルチに穴をあける機材です。軽く当てるだけで簡単に穴があくため、移動しながら短時間で大量の穴あけが可能で、慣れれば1分間に100個ほどの穴をあけることができます。またカッター式ではないため切り口から破れる心配がありません。

マルチバーナーを使用する場合、バーナーの熱を利用するためガスボンベを用意する必要があります。またマルチが濡れていると焼き切ることができない場合があるため注意が必要です。

穴あけ機の選び方

穴あけ機は、穴の大きさの調整ができないものが一般的です。そのため、購入する前には、用途に合った穴のサイズを確認しておくことが大切です。

また、刃先の交換ができるものであれば、切れ味が悪くなっても、交換するだけで再度使うことができます。

穴あけ機の使い方

穴あけ機の使い方は使用する穴あけ機の種類により異なるため、事前に確認してから使用することが大切です。また、畑に小石などの異物が多いと、穴あけ機の刃先が変形する場合があります。

可能な限り異物は取り除いたうえで、マルチを張っておくと作業がスムーズです。

MCPソーダ塩

MCPソーダ塩とは

MCPソーダ塩とは、農耕地用の選択性除草剤の1種です。

成分には、除草作用のあるMCPAナトリウム塩が19.5%含まれています。形状は茶褐色水溶性液体で、水に希釈して使用します。除草剤には、農耕地用と非農耕地用、選択性と非選択性で分類可能です。

農耕地用地と非農耕地用除草剤の違いは、作物が栽培されている農地で使用できる登録がある除草剤が農耕地用で、できないものが非農耕地用になります。そして、選択性と非選択性の違いは、除草剤がかかった植物の中で一定の科 (イネ科やウリ科など) だけに効果があり、選択的に枯死せせるものを選択性、除草剤がかかった植物全てに効果があり、枯死させることができるものが非選択性除草剤です。

MCPソーダ塩は農地でも使用され、選択的に植物を枯死できます。

MCPソーダ塩の使用用途

MCPソーダ塩は、農地や庭先、駐車場などの雑草除去に使用されます。選択性の除草剤なので、枯らしたいものだけを選択して除去できることが大きな特徴です。MCPソーダ塩の適用作物は水稲・麦類・日本芝・西洋芝・とうもろこし・クワイやハスなどの水田作物・樹木などで、登録のある適用雑草は一年生広葉雑草・多年生広葉雑草・マツバイ・オモダカ・ウリカワ・セリ・スギナなどです。

水稲や麦類に対して、栽培中に使用できることが大きな特徴として挙げられます。MCPソーダ塩は、水稲に対する選択性が高く、イネの枝分かれを抑制する効果や倒伏防止効果なども確認されており、幼穂形成期前や幼穂形成期後半などに散布されます。

また、稲刈り直後に散布することでマツバイなど多年生雑草を除去し、翌年の多年性雑草の発生を抑制し、翌年の稲作に備える用途もあります。 

MCPソーダ塩の原理

MCPソーダ塩は、オーキシンという植物ホルモンを攪乱させ、植物の成長阻害を引き起こして草を枯らします。そのため、ホルモン型の除草剤と言われています。オーキシンは植物の生長促進作用のあるホルモンです。

しかし、植物体内に多すぎると、異常成長を起こし枯死に至ります。MCPソーダ塩は天然のオーキシンに似た、オーキシン型の作用をもつ合成化合物で、植物体内のホルモンバランスを攪乱し植物を枯死させる仕組みです。

また、選択性除草剤は単子葉類と双子葉類の維管束の構造の違いを利用しています。双子葉類の維管束は薬剤が自由に移動できるような構造になっているため薬剤が効きやすいですが、単子葉類の維管束は薬剤が移動しにくいような構造になっているため、薬剤が効きにくいです。この違いで選択的に植物を枯らすことができています。

MCPソーダ塩のその他情報

1. MCPソーダ塩の長所

  • 一年生、多年生広葉雑草を効率的に枯らすことができます。
  • 選択性除草剤なため、枯らしたくない作物が登録作物の場合、散布分けすることなく同時に散布ができます。
  • シバに登録があるため、庭の芝生内の雑草除去に使用することができます。

2. MCPソーダ塩の短所

  • 薬剤や噴霧器のコストがかかります。コストに見合う効果があるか検討してから導入する必要があります。
  • 駐車場や公園など農地以外で散布する場合、草丈が30センチ以上の草だと効き目が悪いため一度草を刈ってからの散布になります。

3. MCPソーダ塩の使用方法

MCPソーダ塩の使用方法は薬剤を水で希釈して、噴霧器などで雑草に散布して使用します。使用薬剤量や希釈水量は作物ごとに違っているため、使用適用表の確認が必要です。

また、作物のある農地で使用する場合は、使用時期 (葉の2~5葉期など) や使用状態 (田んぼの落水状態など) が定められているためその期間内、状態下での散布を行います。

4. 使用上の注意点

  • 散布の際は手袋やマスクを着用し、眼や鼻、直接肌にかからないようにします。
  • 桑や茶、果樹などにかかると、薬害を生じる可能性があります。
  • 散布直後に雨などで薬剤が流されてしまうと効果が低下するため、天候を見きわめての散布します。