底面給水鉢

底面給水鉢とは

底面給水鉢とは、底面給水ができるように工夫された植木鉢やプランターのことです。

一般的な底面給水鉢の構造は、植木鉢本体と水をためておく専用容器で構成されています。鉢底から下方へ伸びた綿ロープや不織布シートが水に浸ると、水は毛細管現象により吸い上げられ、鉢底の土へ吸収される仕組みです。

底面給水鉢に使用される綿や給水用不織布は繊維が細かいのが特徴です。そのため、水をよく吸い上げ、十分な水を土中に供給することができます。

底面給水鉢の使用用途

底面給水鉢は、底面給水の方法により植物を栽培する場合に利用されます。底面給水とは、鉢などの底面から給水する仕組みのことで、球根に水がかかるのを嫌うシクラメンの栽培などに活用されています。

一般的な底面給水は、水を入れた受け皿や容器に鉢底を浸しておくことで、底面給水が行われる仕組みです。しかし、常に鉢底の土が水に浸かっている状態のため、土中の通気性が悪く、根腐れを起こす心配があります。

底面給水鉢を使用すれば、鉢底を水に浸す必要がありません。また、鉢底から適度な量の水を吸い上げる設計なので、手軽に底面給水栽培をすることが可能です。

底面給水鉢の特徴

長所

1. 適量の水やりができる
底に貯めた水から必要な分を植物が吸い上げてくれるので、過不足のない水やりが可能です。 過剰な水やりはカビや根腐れの原因になる場合があります。また、水やりが不足すると植物が枯れてしまう場合もあります。

底面給水鉢を使えば、定期的に水を供給するだけで、植物に適量の水を与えることが可能です。また、鉢底から水が漏れ出す心配がないため、室内でも安心して使用することができます。

2. 少ない土の量で栽培できる
底面給水鉢を使うと、常に必要な量の水が植物に供給されます。そのため、水分を維持するための土が不要で、少量の土でも水切れの心配がありません。

また、保水する際に土を用意する必要がないため、比較的コンパクトな鉢が利用できることに加えて、全体の重量も軽くなるため持ち運びにも便利です。

短所

1. 溜めた水の管理が必要
底面給水鉢の使用にあたっては、特に夏場は溜めた水が腐りやすいため、こまめに水を入れ替えるなどの工夫が必要です。水が腐ると植物の成長に悪影響を及ぼすだけでなく、害虫なども寄り付きやすくなります。

植物にとって快適な環境を維持できるよう、溜めた水はこまめに確認してください。

2. 不向きな植物もある
底面給水鉢は、植物にとって常に水を吸収できる環境を作り出します。そのため、過湿に弱い植物や乾燥を好む植物の栽培には適しません。栽培する植物の特性と照らし合わせて、使用を検討することが大切です。

底面給水鉢の種類

底面給水鉢やプランターにもさまざまな種類があります。基本設計はおおよそ同じものの、それぞれの製品には各メーカー独自の工夫が施されています。

具体的には、底面に貯水スペースや排水口が施されたもの、水はけを良くするためのスノコが付いているものなどです。また、色やデザインも種類が豊富なため、インテリアにも馴染みやすく、室内の観葉植物などにもおすすめです。

底面給水鉢の選び方

1. 大きさ

底面給水鉢を選ぶ際には、まず栽培したい植物の大きさから検討します。1株の植物を育てたいのであれば鉢植えタイプで十分ですが、寄植えなどボリュームのある育て方をしたい場合にはプランタータイプがおすすめです。プランタータイプであれば大容量で、複数の植物でも手軽に栽培することができます。

鉢の大きさによって貯水できる容量も異なるため、栽培する作物の特性も、大きさ選びのポイントになります。

2. 特徴

底面給水鉢は、製品によってさまざまな特徴があるため、用途に合った機能を備えたものを選ぶことが大切です。底面に貯水スペースが設けられているものであれば、雨水などによって流れた肥料も再吸収されるため、肥料を効率的に利用することができます。

底面に排水口が付いているものであれば、余分な水や古くなった水を簡単に排出できるので、根腐れを防ぎたい場合にも効果的です。プラスチック製のものであれば軽量なため、日当たり等の条件に合わせて持ち運びも簡単です。

底面給水鉢の使い方

底面給水鉢は底面の貯水部分へ水を供給して使います。定期的に水を供給するだけで、植物が必要な量の水を吸収してくれるため、水やりの手間が省ける点が大きな長所です。

温水暖房

温水暖房とは

温水暖房とは、ボイラー等で作った温水を流した配管を温室内に設置することによって、温室内を暖める設備のことです。

温水暖房では、温水によって暖まった空気が上昇し、温室の屋根面に到達することによって冷やされて重くなり、再び地表面に下降するという循環を繰り返す仕組みで温室内を持続的に暖めています。

温水暖房の使用用途

温水暖房は、主に防風や加湿を必要とする観葉植物・ラン等の高級花弁園芸・高級温室メロン栽培などで幅広く利用されています。反対に、イチゴやトマトといったような、温水暖房の特徴を活かせない農作物には、温水暖房は不向きです。

また、温水暖房は設備費が非常に高いといった特徴があります。そのため、大規模な施設や販売価格の高い温室メロンや花卉などの栽培において、主に利用される傾向がみられます。

温水暖房の特徴

長所

1. 程よい温度と湿度を保てる
温水暖房は、適度な湿度や緩やかな温度変化を保てる点が長所です。温風暖房では、温室内に設置した配管に温水を流すことで、温室の室温が上昇します。そのため、温室内の温度のムラが生じにくく、温室内の農作物の生育を均一に保つことが可能です。

2. 気流が農作物に与える影響が少ない
温水暖房を用いることで、温室内に生じる気流による農作物への影響を抑える効果も期待できます。例えば、温風暖房では強い気流が発生するため、風を好まない農作物を栽培する場合には適しません。

その点、温水暖房により生じる気流は比較的緩やかであるため、風を好まない農作物への影響を最小限に抑えることできます。

3. 余熱量が多い
温水暖房の特徴として、余熱の熱量が多いことが挙げられます。例えば、温水暖房の故障等イレギュラーな事態が起きた場合でも、しばらくの間、温室の室温を維持することが可能です。

また、スイッチを切った後も温度が変わりにくいので、霧の発生が少ないことも長所として挙げられます。

短所

温水暖房の短所としては、初期費用が高いことが挙げられます。温室内の暖房機材には様々な種類のものがありますが、その中でも温水暖房の設備は初期費用が比較的高い傾向にあります。

ただし、他の暖房機材と同じく一度設置すれば長く使うことができるので、初期投資はやむを得ない出費であると捉えることも可能です。

温水暖房の種類

温水暖房の種類としては、使用する燃料によって大きく2種類に区別することができます。

1. 化石燃料を燃料とする温水暖房

温水暖房には、石油等の化石燃料を使用して温水を作るタイプのものがあります。化石燃料を燃料とする短所は、運搬や貯蔵が比較的容易であることや、エネルギー効率が高いことなどです。

しかしながら、化石燃料の価格高騰や二酸化炭素排出量の削減要求等の要因から、現在はバイオマスを燃料とする温水暖房の利用が増加の傾向にあります。

2. バイオマスを燃料とする温水暖房

温水暖房には化石燃料を使用して温水を作るタイプの他に、バイオマスを活用して温水を作るタイプのものがあります。バイオマスとは、再生可能な生物由来の有機性資源のことです。

バイオマスを燃料とする温水暖房を用いることで、温室効果ガスのひとつである二酸化炭素の削減が可能です。温水暖房に使われるバイオマスで代表的なものとしては、木くずなどが挙げられ、効果的に活用することで燃料費の削減につながります。

温水暖房の選び方

農作物の生育適温に応じて温水暖房やその他の暖房機材を使い分けることはもちろん、花粉媒介や天敵資材として昆虫を利用している場合には、その昆虫の活動適温を確認することも大切です。農作物と昆虫それぞれの適温を考慮した上で温水暖房を導入することにより、効果的に温水暖房が機能します。

また、温水暖房は初期費用が高くなるため、栽培する農作物の販売価格や施設の規模に見合っているか、事前にしっかりと検討しておくことが大切です。誤った選定を行なってしまうと、温水暖房のメリットを享受できない場合があります。

小型温室

小型温室とは

小型温室

小型温室とは、趣味の園芸に適した家庭用の小型温室で、ミニ温室とも言われます。パイプとフィルムで構成された簡易なタイプから、骨材にアルミを利用し換気性や加温設備に配慮されたものまで幅広い仕様があります。

基本的に、畑地の土に直接支柱を指すことで簡単に組み立てが可能です。透明もしくは半透明のフィルムで覆われているため、太陽光を十分取り込めます。タイプによっては、上下2段に分けた設計で、高さ調整が可能な仕様もあります。窓が多く、解放感のある仕様で、換気能が高いです。敷地の条件に合わせて省スペース化などがカスタマイズできる温室です。

小型温室の使用用途

小型温室の使用方法としては、冷気や強風、または霜や豪雨などから守りつつ、太陽光を十分取り入れる必要がある植物の生育に利用されます。温室は高さがあるため、背の高い植物も十分配置することができます。

温度や湿度管理が特に必要なデリケートな花類の栽培やガーデニングに適しています。例えば、胡蝶蘭がその代表例です。また、鉢植えやプランターの数が多い場合には、棚が設置されているタイプの温室が活躍します。更に、ガーデニングだけでなく、トマトやナスなどのつるを有する植物の栽培などの家庭菜園にも適しています。

いちご栽培ハウス

いちご栽培ハウスとは

いちご栽培ハウス

いちご栽培ハウスとは、いちごを栽培する時に使用されるビニールハウスです。

いちごの栽培に特化しており、さまざまな種類があります。栽培ハウスを選ぶ際には、栽培する地域や植物に適した気候、そしてどのような温室を希望しているのかを考慮することが大切です。

いちご栽培ハウスは、年間を通じていちご栽培に最適な気候を作り出すために欠かせません。夏秋などの暖かい季節での栽培には、間口を1つにすることで効率よく空気を通し、ハウス内の温度の上昇を抑えることができる単棟ハウスが有効です。

しかし、寒い季節のいちご栽培では、温室を並べた方が内部の空気を温められます。連棟ハウスを使うことにより、ハウス内の温度を保つことが可能です。

いちご栽培ハウスの使用用途

いちご栽培ハウスは、いちごを最適な環境下で栽培するために使用されます。ハウス栽培であれば、雪や台風など、外的環境の影響を大きく受けずに栽培が可能です。

いちごの収穫量は日射量に比例するため、日光が弱い冬に育てる場合には、透光性の高いフィルムを使ったハウスで栽培する必要があります。いちごの苗が育つように正しい気候を提供することで、年間を通じて安定した収穫が可能となります。

いちご栽培ハウスの特徴

長所

いちご栽培ハウスの最大の長所は、雪、台風などの極端な気象条件からいちごの苗を保護し、いちごに適した生育環境をコントロールできることです。ハウス栽培は、温度や湿度、土壌、養分などの管理が容易になり、外部の害虫や動物からもいちごの苗を守ることができます。

最新のテクノロジーを駆使し、露地植えに比べると小さな面積に大量の苗を育てることができるため、作業効率がよくなる点も長所として挙げられます。

短所

いちご栽培ハウスの短所は、湿度が高くなると菌類が繁殖しやすくなり、作物が枯れてしまう場合があることです。さらに、ハウスを清潔に保ち、害虫をなくすためには、追加のメンテナンスや清掃が必要になるケースもあります。

いちご栽培ハウスの選び方

いちごは日照量が収穫量に影響するため、いちご栽培ハウスを選定する際は使用されている素材 (フィルム) も考慮する必要があります。ビニールハウスのフィルムは、農業用ビニール、農業用ポリオレフィン、フッ素フィルムなどが一般的です。

1. 農業用ビニール

農業用ビニールは、フッ素フィルムに比べて安価ですが、耐久性は低く、フッ素フィルムのような高い透光性は得られません。特にいちごなどの主に冬に育つ植物の栽培には、光透過率の高いフィルムの選択が必須です。

2. 農業用ポリオレフィン

農業用ポリオレフィンは、農業用ビニールに比べると雨風に耐性があり、より長い期間使用することができます。軽量なため、取り扱いが容易です。

3. 紫外線カットフィルム

紫外線カットフィルムは、害虫の発生を抑制することに役立ちますが、いちごの収穫に欠かせないミツバチの受粉を妨げてしまいます。そのため、いちご栽培ハウスには、紫外線カットフィルムは適していません。

4. 散乱フィルム

光を分散させる効果のある散乱フィルムは、ハウスの骨組みや支柱などからできる影を弱め、より植物に光をあてることができます。いちご栽培ハウスへの光の通過量を確保するためには、ハウスの構造上で、支柱をできるだけ細くし、広いスペースに苗床を設置することが重要です。

しかし、そのためにハウスの耐久性が損なわれる可能性があります。ハウス内へ多くの光が入る強靭な製品を選ぶことが大切です。

いちご栽培ハウスのその他情報

いちごの栽培方法

1. 土耕栽培
いちごの土耕栽培は、甘くてジューシーないちごを生産する方法として古くから親しまれています。土耕栽培は、海外でも最も主流の栽培方法です。いちごの生育を順調にし、多収穫を実現するためには、土の種類や栽培に最適な条件をそろえることが欠かせません。

いちご栽培に理想的な土壌は、堆肥が豊富で水はけがよく、pH5.8~6.5の弱酸性であることです。いちごの根は多くの酸素を必要とするため、粘土質をあまり含まない通気性の高い土壌が必要となります。

また、いちごの場合、窒素を多く含む土は葉が茂りすぎたり、果実が少なくなったりすることがあるので避けるようにします。ミミズを使った堆肥は、土壌に栄養を与えるよい方法です。土耕栽培は初期費用が安い反面、土作りによっていちごのでき具合が左右されるため、技術が求められます。

2. 高設栽培
いちごの高設栽培は、近年人気を集める効率的で、美観にすぐれた栽培方法です。従来の栽培方法の土耕栽培に比べて、高設栽培ベッドは手間もスペースもかからず、5~10倍の果実を収穫することができます。

高設栽培のベッドは、パイプでベンチを作り、フレームの中に土を入れ、水分補給のための灌漑システムをつけます。ほぼ胸の高さで栽培するのが一般的で、立ったまま作業ができ、仕事の機械化がしやすいことが長所です。栽培本数を増やして単位面積あたりの収穫量を上げる目的から、栽培ベッドをぶら下げる「つり下げ式高設ベッド」の手法もあります。

また、高設式のベッドは水はけがよいため、土壌が悪い土地での栽培にも最適です。土耕栽培と比較すると、土や養分、水を無理なく変化させることができますが、初期費用がかかることがデメリットと言えます。大規模に栽培したい農家やいちご栽培初心者におすすめの方法です。

アファーム乳剤

アファーム乳剤とは

アファーム乳剤は殺虫剤の一種です。有効成分はエマメクチン安息香酸塩1.0%です。

エマメクチン安息香酸塩は、節足動物の神経筋接合部の神経伝達物質受容体に作用して、運動神経情報の伝達を妨げることによって、体を麻痺させて死に至らしめる成分です。

害虫の神経系に作用するため、アファーム乳剤には速効性があり、幅広い適用範囲を持つのが特徴です。また、進達性に優れているため、葉裏・葉内にいる害虫にも効果を発揮します。

エマメクチン安息香酸塩は天然由来成分なので、アファーム乳剤は作物にも環境にも作業者にも安全な殺虫剤です。

アファーム乳剤の使用用途

アファーム乳剤は、60種類以上の作物と30種類以上の害虫に対して登録を持ちます。

適用作物はみかん・とうもろこし・かんしょ・豆類・スイカ・キュウリ・メロン・かぼちゃ・トマト・なす・ピーマン・キャベツ・はくさい・だいこん・にんじん・茶・花き類・観葉植物で、適用害虫はアザミウマ類・ハモグリバエ類・コナジラミ類・ハダニ類・オオタバコガ・ハスモンヨトウ・チャノホコリダニ・コナガ・アオムシ・ハイマダラノメイガ・チャノホソガ・チャハマキなどです。

アファーム乳剤は有効成分の分解が早いので、残留を気にすることなく、収穫前に散布することが可能です。 

安全足袋

安全足袋とは

安全足袋

安全足袋とは、地下足袋に指先を保護する先芯が入った足袋のことです。

つま先部分に入れる硬い先芯は、重量のあるものを足に落とした際に、ケガを防止する役割があります。芯を入れることで、地下足袋が安全靴のような強度をもたせることが可能です。

安全足袋は先芯入りのつま先だけでなく、靴底に丈夫な素材を使っており、尖ったものを踏んでしまった場合も、作業者の足を守ります。さらに、安全足袋の靴底は耐久性があり、商品によっては吸盤付きのものなど、滑りにくい足場にもしっかり食いつく素材で作られています。土木や建築での高所作業等 (とび職など) 、危険のある環境で作業する際に適した履き物です。

安全足袋は、つま先が分かれていることから指先に力を入れて歩きやすく、素足感覚で地面を感じやすいです安全足袋の着脱は、小鉤 (コハゼ) と呼ばれる爪の形の留め具で行います。そのため、サイズ調節も可能です。

安全足袋の使用用途

安全足袋は、主にに土木・建設現場、農園芸作業などの場面で使用されます。

足場が悪かったり、重量物を扱ったりする危険な現場では、作業性が良いかつ安全を確保できる靴が選ばれます。

1. 建築現場

建築現場で使用する際に、先芯入りのつま先で落下物から足先を守ります。また、耐久性のある靴底が釘などを踏んだり、滑りやすかったりする場所でも足裏を守り、安全に歩けるようになっています。

2. 農作業

田植えなどの農作業は、伸縮性と防水性に優れたゴム素材の安全足袋が使用されています。

3. 祭り

祭りで神輿をかついだり、多くの人が密集する場所を歩いたりするときには、踏みつけなどからつま先の衝撃に耐える先芯入りの安全足袋が適しています。お祭りなどでは、白色の安全足袋が選ばれます。

また、足への負担を緩和するタイプのものは、ソールに衝撃吸収クッションが施されており、長時間でも快適に履くことができます。

安全足袋の特徴

長所

安全足袋の長所は、安全性と可動性を兼ね備えていることです。硬いつま先の芯は、落下物や他の衝撃から保護し、滑りにくい靴底は足場が悪く不安定な場所でも歩きやすくなっています。

また、ソール部分は、ガラスなどの鋭いものから足を保護するように設計されていて、山林作業や実験室、工場などでの使用にも最適です。靴底のクッションは、歩行時の衝撃を吸収し、快適な履き心地を提供します。

安全足袋は靴に比べると安価で重量が軽く、登山や川釣りなどのアウトドアシーンに持って行きやすいことも長所の一つです。

短所

安全足袋の短所は靴と異なり、色や柄などのバリエーションが少ないことです。どんなコーディネートにも合うファッショナブルさはありませんが、海外では非常に人気のある製品です。

そのほか、ふくらはぎまでを覆うため、高温条件下では蒸れて不快に感じることも短所として挙げられます。

安全足袋の種類

安全足袋には、主に下記のような種類があります。

1. 安全足袋 (鉄先芯入り・樹脂先芯入り)

スタンダードなタイプの安全足袋には、つま先を保護する先芯の素材に、鉄や樹脂の2種類があります。強度は鉄製の先芯入り安全足袋が一番ですが、高所作業などで軽さとある程度の強度が必要なときは、樹脂製のものを選択します。

2. 特殊ソール安全足袋 (スパイク付き・吸盤付き)

ソール部分にスパイクピン付きの安全足袋は、森林作業などに適しています。滑りにくく、泥のぬかるみなどにも対応可能です。

ゴム製のソールに、タコのような丸い形の吸盤が付けられた安全足袋は、足場に吸い付き、高所での作業も特に滑りにくく安心です。

3. 保温安全足袋

安全足袋の裏地に、保温効果のあるボア生地などを使用したタイプです。寒い季節の作業にも適しています。降雪時や寒冷地での作業も、脚を冷えから守ります。

4. 防水安全足袋

防水安全足袋は、雨天時にも作業ができるように全体がゴムで設計されています。足元が滑りやすく、ぬれた環境でも安全性を保てる安全足袋です。

安全足袋の選び方

安全足袋を選ぶ際は、作業内容に合った足袋の性能を考慮することが大切です。

1. 丈の長さ

安全足袋には、くるぶしが隠れる程度の丈の短いものと、ふくらはぎをすっぽりと覆う丈の長いものの2種類があります。短いタイプの安全足袋は、ズボンの裾は足袋の中に入れず、長い安全足袋の場合は、裾は中におさめます。丈の長さは、作業の目的や好みで選びます。

2. 強度

つま先の先芯には、鉄製と樹脂製があります。樹脂製のものは鉄製のものより軽く、可動性はよくなりますが、強度は劣ります。

3. 着脱方法

安全足袋の留め具には、コハゼ、マジックテープ、ファスナーの3種類があります。コハゼは最も一般的な留め具で、激しい動きをしても外れることは基本的にありません。

ただし、コハゼを1つずつ留めていくため、脱ぎ履きに多少時間がかかります。マジックテープは、付けるときに貼り方で緩み具合も調節できるうえ、脱いだり履いたりが簡単です。

ファスナータイプのものは、上げ下げで容易に着脱可能で、ファスナーが壊れたりしない限り長期的に使用できます。

園芸支柱

園芸支柱とは

園芸支柱

園芸支柱とは、作物の栽培過程において、成長を支えるのに必要な農業用資材です。

主に実が大きくなったり、つるが伸びていったりするを助けるために使用します。そのほか、農業用ビニルなどの被覆資材を保持するためにも有用です。

園芸支柱の使用用途

園芸支柱は、作物の茎や枝を支えるために使用されます。作物を植えた後、実が大きく成長したり草丈が高くなると、自重に耐えられなくなり、茎が折れやすくなります。

トマトやナスの結実性のものが代表例です。園芸支柱を使用することで、結実性の作物が倒壊するのを防ぎます。また、草丈が高くなるエンドウやそら豆などつる性の作物は、支持体に取り付きながらつるを伸ばしていくのが特徴です。

栽培の際には、園芸支柱とネットを組み合わせて支持体を作り、そこへつるを誘引して栽培します。そのほか、トンネル栽培や雨よけとして、支柱に農業用ビニルなどを被せて使用することも可能です。さらに、実のなる植物の場合、防鳥ネットを被せることで、鳥による被害を抑えられます。

園芸支柱の特徴

長所

園芸支柱の長所は、作物を立体的に育てられるため、下の方の葉の整理がしやすくなることです。適量の下葉を残すことで、風通しや日当たりが良くなり、害虫や病原菌から作物を守ります。さらには、作物の品質向上・収穫量の増加への効果も期待できます。

また、植える作物に適した支柱を使用することにより、結実を良くしたり、つるや茎の伸長を助け、作物の成長を促したりします。数ある支柱を組み合わせることも可能で、作物の管理のしやすさ、作業効率の軽減につながります。

短所

園芸支柱の短所は、種類によって劣化が早いものがあることです。収穫後は、早めに片づけて、雨風にさらされないところに保管しておきます。また、支柱をきちんと土に差しておかないと、強風や豪雨などにより、作物ごと支柱が倒壊する可能性があります。

作物の収量が減り、修復に時間がかかるので、しっかりと立てておくことが重要です。また、生育の途中で支柱の長さが足りなくなると、支柱の差し替えや継ぎ足しが必要になります。あらかじめ植える作物の成長具合を見越して、支柱を選ぶと良いです。

園芸支柱の種類

園芸支柱には、形状やサイズが豊富に揃っており、1種類もしくは2種類以上の形状を組み合わせて使用します。

1. 材質による分類

材質では、木材・プラスチック・鉄などがあります。プラスチックのイボ竹のものが一般的で、安価で取り扱いしやすいので家庭菜園にも使用されます。

また、鉄製のものは生産者の間で使用されており、劣化しにくく丈夫で長持ちするので、高価ではありますが、露地栽培には欠かせない資材となっています。

2. 長さ・太さによる分類

イボ竹の直立式を例にとると、長さは90cm~210cmの間で30cmごとの規格、太さは8・11・16・21・24mmが一般的です。また、ジョイントなどで支柱同士を連結して長さを調節できる画期的なものもあります。

3. 形状による分類

アーチ状や半円状のものもあり、農業用ビニルやネットを被せて、雨除けや鳥よけに使用します。

園芸支柱の選び方

家庭菜園の場合は、一般的なイボ竹のものがおすすめです。植える作物や作物の仕立て方によりますが、トマトに使用する際は、長さ180~210cm・太さ16mm前後のものが適しています。ミニトマトの場合は、太さを細いものに変えるなど、実の大小で太さを変えることも可能です。

つる性のものに使用する際は、つるが伸びると草丈が長くなるので、210mmなど長めの支柱やジョイントで連結できる支柱を選んでおけば、支柱の差し替えやネットの張り替えの必要はありません。

生産者の場合、特に露地栽培だと台風や豪雨などの天災に備えて、本格的な鉄製の支柱を選ぶことが多いです。

園芸支柱の使い方

基本的には、支柱には天地があり、尖っている方を土に差し込みます。強度を増すために深さ30cmくらい差し込みます。苗を植えた後に差す場合は、根を痛めないように少し離れた位置に差します。

1. 直立型

苗の株元近くに垂直に差し込み、差した支柱上方から横方向に別の支柱を紐で結び、つなげます。両端に支柱を2本斜めに差し、交差する部分を紐などで結んで補強します。作物が1本仕立ての作物や、支柱に園芸ネットを張って、ウリ科やつる性の作物にも応用できます。

2. 合掌型

畝の両側から支柱を交差するよう、斜めに差して結びます。横方向に支柱を渡して結び、固定します。直立型より強度が増すので、実の重い作物や、ネットを張って育てる作物にも使用できます。

3. やぐら型

株数に応じて支柱をまっすぐ立てて、横方向に支柱を渡して固定します。畝幅に合わせて、別の畝にも同様に、支柱をまっすぐ立てます。両側の支柱上方に横支柱を渡して固定し、補強します。直立型よりも強度が強く、両側の畝で別の作物を育てることも可能です。

4. アーチ型

アーチ型の支柱には、ネットを張ることで、キュウリなどの栽培が可能です。また、農業用ビニルを取り付けて、トンネル栽培として使用します。作物を寒さや害虫から守ったり、トマトなどの雨よけになります。

トリカルネット

トリカルネットとは

トリカルネットとは、網目状をした樹脂製のシートです。

タキロンシーアイシビル株式会社の登録商標となっています。本来、ネットは細い糸やひもなどを編みこんで作りますが、トリカルネットは、溶融樹脂を押し出して加工する「押出し成形」という加工法を採用しています。

この加工法により、編みこみのない、一体成形のネットを作り出すことが可能です。一体成形された網目は目崩れが起こりにくく、強度にムラが生じないため、衝撃力に対する優れた強さを持っています。また、軽量で、加工もしやすいため、作業現場での取り扱いも楽です。

規格化がなされており、素材、網目サイズ、色などのバリエーションが豊富で、用途に応じた使い分けができます。

トリカルネットの使用用途

トリカルネットには非常に多くの種類があるため、使用用途の幅は広く、さまざまな分野で利用されています。特に土木分野での利用が多く、法面 (のりめん) の保護や盛土の補強、防風・防砂などに役立てられています。農業やガーデニングでは、防獣・防鳥用ネット、植木鉢やプランターの底敷などに利用可能です。

トリカルネットは、規格品だけでなく、オーダーメイドにも対応した製品なので、素材や色、網目形状・サイズといった各要素を組み合わせることで、ユーザーの要望に柔軟に対応できます。

トリカルネットの特徴

長所

トリカルネットの長所として、目崩れを起こしにくいため、寸法の安定性が高いことが挙げられます。そして、軽量で加工しやすいことから、運搬や取り扱いが簡単という点でも優れています。

また、強度が高く酸やアルカリの影響を受けにくく耐候性、耐腐食性も高いです。製造時に助剤を使用することでさまざまな効果を付与した製品も多く存在するため、幅広い用途に用いることが可能です。

短所

トリカルネットの短所として、紫外線に弱いことが挙げられます。紫外線によって脆くなるため、5年程度を目安に適宜交換する必要があります。

網目の大きさによっては掃除が難しく、土などが詰まってしまったり、防鳥用ネットとして使用する際に網目が大きすぎると、十分な効果を得られなかったりすることも短所の1つです。

トリカルネットの種類

トリカルネットは、網目のサイズが製品によって大きく異なります。2mm程度のものから10㎝程度のものまであり、用途によって使い分けることが可能です。

素材に助剤と呼ばれる成分を混合することで、難燃性や耐熱性、発泡性などの効果を付帯させることもできます。サイズの異なる製品が豊富に展開されていますが、サイズは購入後に切って調節することもできるため、余裕を持った大きさのものを選ぶと良いです。

トリカルネットの選び方

トリカルネットは用途に合わせ、網目のサイズで選ぶのが一般的です。網目の大きなものは小さなものと比較して一部破損した際の影響が大きく、歪みやすいため注意が必要です。網目の小さなものは比較的丈夫ですが、風通しが悪くなりやすいため用途に合わせ選択します。

網目サイズの小さなものは植木鉢、プランターなどの底敷きとして使用されます。反対に網目サイズの大きなものは、つる性植物を栽培する際に誘引に使用することが多いです。防獣・防鳥用ネットとして使用されるものはその中間程度の約12mm程度のものを使用します。

トリカルネットの使い方

トリカルネットは軽量で柔軟性のある性質から、さまざまな向きや形状に合わせて使用することができます。固定方法も数多く、ワイヤーロープに編み込む方法やビス止めする方法、ワイヤーやネットクランプで固定する方法などがあります。

カーテンのように使用したり、植物を覆う使用方法をとる他に、加工してかごを作成したり、フェンスにかけてつる性植物の栽培に使用したりする方法もあるため、用途に応じて使い分けることが大切です。

草焼きバーナー

草焼きバーナーとは

草焼きバーナー

草焼きバーナーとは、高温の炎によって除草や害虫駆除をするための道具です。

草焼きバーナーは、草刈り機などの機械では除草が難しい場所や田畑、山間部の傾斜地などで使われています。草焼きバーナーは手軽に使えますが、炎が出る道具につき正しく使用することが重要です。

草焼きバーナーの使用用途

草焼きバーナーは、主に田畑などの雑草処理、土表面の害虫駆除をする際に用いられます。ほかにも、草焼きバーナーは次のような場面でも使用されており、1年中活用できます。

  • 芝焼
  • 落ち葉の償却
  • 除草剤が使えない場所の除草
  • 炭の火起こし

草焼きバーナーは、原則的に農業や業務以外での使用は禁止となっています。家庭やレンタル農園、アウトドアなどで使用する場合は、自治体へ確認が必要です。

草焼きバーナーの特徴

長所

  • 生え始めの草の除草ができる
  • コンクリート壁や石垣などの除草ができる
  • 広範囲の雑草を効率よく処理できる
  • 除草剤を使わないので安心
  • 害虫および卵も駆除できる
  • 雑草などの種を焼却できる
  • 土壌の殺菌消毒ができる

生えたばかりの草や石垣などの隙間から出る草は草刈り機で刈り取りにくいので、草焼きバーナーのほうが向いています。また、種を焼却することで雑草を生えにくしたり、殺虫や害虫の発生を抑制したりできることも長所の1つです。

短所

  • 2度焼きが必要なことがある
  • 火事のリスクがある
  • 騒音が大きい
  • 近隣からクレームの可能性がある

草焼きバーナーは地上部の草を焼くだけで、根まで焼くことはできません。草の性質によっては2度焼きしないと数日後に葉が出てくる可能性があります。

また、乾燥した落ち葉や広範囲を焼く際には炎と煙が生じるため、火事のリスクがあるので注意が必要です。近くに住宅がある場合、草焼きバーナーの煙や炎が出る音、不安感などから、クレームが来る可能性もあります。

草焼きバーナーの種類

草焼きバーナーには、大きく分類すると「カセットボンベ式」「灯油式」「プロパンガス式」の3種類があります。

1. カセットボンベ式

カセットボンベ式の草焼きバーナーは、市販のカセットボンベを装着して使用するタイプです。

種類はもっとも豊富で、2本装着できるタイプや立ったまま使用できるものなど、多くの製品が販売されています。比較的火力が弱いものの、手軽に利用できるのがメリットです。狭い面積の除草や害虫駆除に向いています。

2. 灯油式

灯油式の草焼きバーナーは、石油ストーブなどで使用する灯油を使うため、強い火力で燃費が良いのが特徴です。山林の植生管理や畝、畑の害虫駆除など広範囲の処理に適しています。ただし、灯油が引火する危険があるため、適切に使用することが重要です。

3. プロパンガス式

プロパンガス式の草焼きバーナーは、LPガスタンクとホースでつないで使用するタイプで、高い火力を有します。LPガスタンクは重いので移動しながらの作業には向いておらず、狭い範囲を一度に燃焼させるのに適しています。

草焼きバーナーの選び方

草焼きバーナーは、目的や使用者の経験、燃焼時間、発熱量などに着眼して選ぶことが大切です。例えば、ガーデニングで土の再利用をするために草焼きバーナーを購入するなら、火力が弱く扱いやすいカセットボンベ式がお勧めです。

農業で広範囲に使う場合は、火力が強い灯油式が適しています。あらかじめ、近隣や消防署などに連絡する配慮も必要です。

プロパンガス式の草焼きバーナーはかなり火力が強いので、専門業者や熟練者以外にはおすすめできません。

草焼きバーナーのその他情報

草焼きバーナーを使用する際の注意点

草焼きバーナーは手軽に購入できますが、取り扱いを間違えると火傷や火事のリスクがあります。使用方法や使用場所はもちろん、使用前・使用後の点検も欠かさず行います。

また、草焼きバーナーを使用する際は風の弱い日を選び、風上側に立って作業することが重要です。燃えにくい素材の作業服を着用し、万が一に備えて消火器や水を用意しておくと安心です。

パレットローラー

パレットローラーとは

パレットローラー

パレットローラーとは、パレット (木製などの台) に乗せた重量物を運ぶための運搬機器の1種です。

アルミ製やステンレス製の製品があります。細長いローラーの上に、パレットに乗った荷物を載せ、パレットローラーごと移動させることができます。狭い作業場所やフォークリフトといった重機が入らない場所などで、荷物を移動させたい時に有用です。

設置・移動も簡易にできるため、トラックの荷台の上や、地面の上など、さまざまな場所で使用できます。

パレットローラーの使用用途

パレットローラーは、パレットに載せた荷物を運ぶために使用します。フォークリフトなどの重機が使用できない狭い場所などで用いられることが多いです。

工場のライン作業などでよくみられるローラーコンベアとは異なり、パレットローラーは下にローラーがあるため、荷物とともに移動できる点が特徴です。

折りたたみ式の製品だと持ち運びが簡単にできるため、農業など屋外での作業にも使用されることがあります。

パレットローラーの特徴

上向きにローラーが付いている物をローラーコンベアと言い、下向きにローラーが付いている物をパレットローラーと言います。

ローラーコンベアは荷物のみを移動させるため、ローラーコンベアの長さ分しか移動できません。パレットローラーはパレットローラーごと荷物を移動させるため、自由に移動させることができます。

長所

コンテナ車の荷台や工場内の狭い場所など、フォークリフトが入っていけないところでも、大きな荷物を運ぶことができます。

同じく狭い場所で大きな荷物を移動させる道具にハンドリフトというものがありますが、パレットローラーはハンドリフトよりも小さな力で荷物を移動させることができます。

短所

上り坂や下り坂などの斜面では使用することができません。また、ローラーが小さいので、野外で使用する場合に小石などの障害物があると、作業の妨げになります。

大きな荷物を移動させる際は前方が見えにくくなっているため、前方に障害物や人が居ないか必ず確認する必要があります。

パレットローラーの種類

パレットローラーは材質で見ると、2種類に分別できます。

1. アルミ製パレットローラー

軽くて持ち運びが便利なパレットローラーです。アルミ製なので錆にも強いという特徴があります。

2. スチール製パレットローラー

アルミ製のものに比べると安価ではありますが、重たく持ち運びが大変です。また、錆にも弱いという性質があります。

また、パレットローラーの中には幅を調整できるものも販売されています。さまざまな幅のパレットを使用する場合は、幅が調整できるパレットローラが便利です。

パレットローラーの選び方

パレットローラーは、使用する場所や目的に応じて選ぶ必要があります。常に同じ場所で使用し、持ち運ばない場合は安価なスチール製がおすすめです。

複数の場所で使用し、持ち運ぶ必要がある場合は、軽量なアルミ製が望ましいです。また、水などの錆の原因となる環境で使用する際にも、アルミ製が適しています。

パレットローラーの使い方

パレットローラーは荷物を載せたパレットをローラーの上に乗せて押していくだけなので、使い方としては単純です。しかし、荷物を載せる際や持ち上げる際にローラーが動いてしまうと、予期せぬ事故につながる危険性もゼロではありません。

荷物を乗せたり置いたりする際には、パレットローラーが動かないように、輪留めなどで固定をすることをお勧めします。もしくは、ストッパー付のパレットローラーを使用すると便利です。

パレットローラーの耐荷重は、種類にもよりますが、最大で1,000kg~1,300kgです。耐荷重以上の荷物を置くと、故障の原因になります。また、重たい荷物を押していくことになるので、周囲に人が居ないことを確認し、接触事故のないように心掛けなくてはなりません。