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電波暗室のメーカー10社一覧や企業ランキングを掲載中!電波暗室関連企業の2025年7月注目ランキングは1位:日本シールドエンクロージャー株式会社、2位:マイクロニクス株式会社、3位:TDK株式会社となっています。 電波暗室の概要、用途、原理もチェック!
電波暗室とは、電波無響室とも呼ばれ、外部に電磁波を漏らさず、内部でも電磁波が反射しない実験室や研究施設のことです。
シールドルーム室内に電波吸収体を取り付けることにより、電磁波の反射を抑制します。外部に漏らすことがないだけではなく、外部からの電磁波の影響も受けないのが特徴です。シールドルームの場合、内部空間における電磁波の乱反射を防げないことがデメリットですが、電波暗室であれば電磁波の乱反射を防ぎ、自由空間 (オープンサイト) に近い環境にすることができます。
近年、私たちの身の回りでは電気・電子機器や無線機器、情報システムなど多くの電磁波発生源であふれていますが、それらから発生する電磁波による周辺機器への悪影響が懸念されています。周囲の影響を遮断した電波暗室は、スマートフォンや無線LANなどの無線機器・電子機器の製品性能確認やノイズ試験に使用され、大きな役割を担っています。
2025年7月の注目ランキングベスト9
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 日本シールドエンクロージャー株式会社 |
28.8%
|
2 | マイクロニクス株式会社 |
22.0%
|
3 | TDK株式会社 |
13.6%
|
4 | TDK Electronics AG |
8.5%
|
5 | 株式会社テイエスエスジャパン |
8.5%
|
6 | 株式会社リケン環境システム |
6.8%
|
7 | シールドルーム株式会社 |
5.1%
|
8 | 株式会社タイセー |
3.4%
|
9 | ネクステム株式会社 |
3.4%
|
26 点の製品がみつかりました
26 点の製品
日本シールドエンクロージャー株式会社
1460人以上が見ています
最新の閲覧: 13分前
5.0 会社レビュー
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51.1時間 返答時間
■概要 EMI測定については地上デジタル放送等の影響により、オープンテストサイトでの測定需要が激減し電波暗室での測定が一般的になって...
4種類の品番
日本シールドエンクロージャー株式会社
300人以上が見ています
5.0 会社レビュー
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51.1時間 返答時間
■概要 アンテナの評価および設計についても、EMC電波暗室と同様に電波暗室は必須です。ピラミッド型電波吸収体は、優れた電波吸収特性を...
日本シールドエンクロージャー株式会社
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51.1時間 返答時間
■シールドルーム 外部からの電磁波の侵入や、室内で発生した電磁波の漏洩を遮蔽する設備です。近年、携帯電話や地上デジタル放送などの...
6種類の品番
シールドルーム株式会社
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最新の閲覧: 1日前
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SAD型シールドルームは、ご要望の周波数帯域・減衰性能・寸法を選べる密閉式パネルで製作できる高性能なシールドルームです。パネルの厚...
シールドルーム株式会社
400人以上が見ています
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12.3時間 返答時間
SA型シールドルームは、ご要望の周波数帯域・寸法を選べる密閉式パネルで製作できるシールドルームで、幅広い分野で使用されております...
シールドルーム株式会社
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SAN型シールドルームは、天井と壁上半分にエキスパンドネットを使用したパネル式のシールドルームです。エキスパンドネット部は通気性・...
シールドルーム株式会社
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AN-100型シールドルームは、SUSメッシュを用いた最も軽量なパネル式の簡易シールドルームです。SUSメッシュ部は通気性・透視性が優れ、...
シールドルーム株式会社
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高性能なシールド性能を確保できるSAD型シールドルームに、電波吸収体 (フェライトタイルやウレタン吸収体) を隙間なく均一に貼付ける事...
株式会社テイエスエスジャパン
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■製品情報 RVC (リバブレーションチャンバー) は、IEC 61000-4-21、 MIL-STD-461G、DO-160D-20、及びISO 11452-11に基づく残響試験方法...
株式会社テイエスエスジャパン
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電波を散乱させる撹拌機 (スターラー) が付いた電磁波シールドルームです。様々な電磁波が飛び交う外部環境に近い状態、或いは評価に合...
株式会社テイエスエスジャパン
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電波を散乱させる撹拌機 (スターラー) が付いた電磁波シールドルームです。様々な電磁波が飛び交う外部環境に近い状態、或いは評価に合...
株式会社テクノサイエンスシステムズ
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■10m法電波暗室:10m法/3m法規格準拠仕様、各種大型装置へも対応 ・測定規格CISPR16-1-4、IEC61000-4-3等に準拠 ・フェライト電波吸収...
株式会社テクノサイエンスシステムズ
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最新の閲覧: 12時間前
■3m法電波暗室:3m法規格準拠仕様 ・測定規格CISPR16-1-4、IEC61000-4-3等に準拠 ・フェライト電波吸収体と、電波整合器の整合技術によ...
株式会社テクノサイエンスシステムズ
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■小型 (3m法) 電波暗室:対策用途に適した簡易型電波暗室 ・対策用途としてEMI/EMSの使用頻度に合わせた仕様設定が可能 ・薄型ターンテ...
株式会社テクノサイエンスシステムズ
40人以上が見ています
■車載機器評価用電波暗室:車載機器評価に特化した専用暗室 ・CISPR25,ISO11452等の車載評価用規格に対応 ・車載評価用付帯設備 (アンテ...
株式会社テクノサイエンスシステムズ
30人以上が見ています
■6面に吸収体を施工、アンテナ評価に最適 ・個別仕様 (周波数帯、Quiet Zone特性等) に合わせた暗室仕様設計 ・独自の測定方法を採用し...
株式会社テクノサイエンスシステムズ
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■6面に吸収体を施工、アンテナ評価に最適 ・個別仕様 (周波数帯、Quiet Zone特性等) に合わせた暗室仕様設計 ・独自の測定方法を採用し...
株式会社テクノサイエンスシステムズ
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■シールドルーム:伝導EMC試験用途に最適 ・外部の不要な電磁波を遮断し最適なEMC測定環境を実現 ・ご要望に応じ部屋寸法、シールドドア...
電波暗室とは、電波無響室とも呼ばれ、外部に電磁波を漏らさず、内部でも電磁波が反射しない実験室や研究施設のことです。
シールドルーム室内に電波吸収体を取り付けることにより、電磁波の反射を抑制します。外部に漏らすことがないだけではなく、外部からの電磁波の影響も受けないのが特徴です。シールドルームの場合、内部空間における電磁波の乱反射を防げないことがデメリットですが、電波暗室であれば電磁波の乱反射を防ぎ、自由空間 (オープンサイト) に近い環境にすることができます。
近年、私たちの身の回りでは電気・電子機器や無線機器、情報システムなど多くの電磁波発生源であふれていますが、それらから発生する電磁波による周辺機器への悪影響が懸念されています。周囲の影響を遮断した電波暗室は、スマートフォンや無線LANなどの無線機器・電子機器の製品性能確認やノイズ試験に使用され、大きな役割を担っています。
電波暗室の使用用途は、スマートフォンや無線LANなどの高周波通信用電子機器の電気的特性の試験や、車載部品のノイズ試験、アンテナそのものの放射特性試験などです。
一般には、電気・電子機器が外部からの電磁波にどのような影響を受けるかを知るために使用されます。また、外部へどのように影響を及ぼすかを測定する目的でも活用されています。
電波暗室は、外部と内部それぞれの電磁波を遮断するため、電波暗室の外側では試験中の誤作動防止のために外部の電波が入らないように遮蔽し、電波暗室の内側には壁面内側に電波吸収体を取り付け、室内で電波が反射するのを防いでいます。
検査機器が室内で反射した電波をキャッチしないようにするために、壁面の電波吸収体が内部で発生した電波を吸収しています。この電波暗室のベースとなっているのは、シールドルームです。材料内での吸収のみならず、その表面での反射を利用するシールド材料を用い、電波を完全に反射することにより大きなシールド効果が得られます。
この室内に電磁波吸収体が取り付けられているのが電波暗室です。吸収体の材料では磁性、誘電性、抵抗性という3種類の特性が重要になります。実現したい吸収帯域などの条件と照らし合わせて、これらの特性を適切に判断する必要があります。
これらを満たす材料として主流となっているのがフェライトです。フェライトは、高周波の交流磁界に対して自然共鳴や磁壁共鳴といった磁気損失を起こす性質を利用したものであり、吸収した電波エネルギーを吸収体内部で熱エネルギーに変換することで電波の反射を抑制しているという特徴があります。
電波暗室は、構成面の構造上で大きく2つに分類することができます。1つは上下前後左右の6面すべてに吸収体を取り付けた6面電波暗室です。
もう1つは、床以外の計5面に吸収体を取り付けた5面電波暗室です。5面電波暗室は、大地 (アース) での電波反射を想定し、床に吸収体をつけていないという特徴があります。
電波暗室の性能指標を左右する暗室の大きさは、様々な要素によって決定されます。例えば、電波を計測したい対象物の大きさや、電波を遮蔽したい周波数帯、試験の規格 (10m法なのか3m法なのかなど) です。これらの要素によって、既存の建屋に入れるか、新しく建屋を建設するかが決まります。安価ではないため、十分な検討が必要です。
電波暗室の性能指標で重要な項目は、正規化サイトアッテネーション(NSA Normalized Site Attenuation)と呼ばれる特性です。「CISPR16-1-4」で規定されていますが、送信アンテナと受信アンテナを対向させて配置し、受信アンテナの高さを1mから4mの間で動かし、かつ送信アンテナも規定範囲内で動かした場合の最大の伝搬損失を求め、その値が理論値(オープンサイトでの値)と比較して+/-4dB内に収まっている必要があります。
また、SVSWR (Site Voltage Standing Wave Ratio) と呼ばれる試験もあります。6面すべてに電波吸収体がある電波暗室で、送信アンテナの位置を規定範囲で変化させた場合の受信レベル変化の変化幅の最大値が、6dB未満でなければなりません。
参考文献
https://www.jp.tdk.com/tech-mag/noise/11
http://www.rf-world.jp/bn/RFW07/samples/p107-108.pdf
https://www.telec.or.jp/services/equipment/price.htm
https://www.telec.or.jp/services/equipment/price.html