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電波暗室のメーカー10社一覧や企業ランキングを掲載中!電波暗室関連企業の2025年5月注目ランキングは1位:マイクロニクス株式会社、2位:日本シールドエンクロージャー株式会社、3位:株式会社テイエスエスジャパンとなっています。 電波暗室の概要、用途、原理もチェック!
電波暗室とは、電波無響室とも呼ばれ、外部に電磁波を漏らさず、内部でも電磁波が反射しない実験室や研究施設のことです。
シールドルーム室内に電波吸収体を取り付けることにより、電磁波の反射を抑制します。外部に漏らすことがないだけではなく、外部からの電磁波の影響も受けないのが特徴です。シールドルームの場合、内部空間における電磁波の乱反射を防げないことがデメリットですが、電波暗室であれば電磁波の乱反射を防ぎ、自由空間 (オープンサイト) に近い環境にすることができます。
近年、私たちの身の回りでは電気・電子機器や無線機器、情報システムなど多くの電磁波発生源であふれていますが、それらから発生する電磁波による周辺機器への悪影響が懸念されています。周囲の影響を遮断した電波暗室は、スマートフォンや無線LANなどの無線機器・電子機器の製品性能確認やノイズ試験に使用され、大きな役割を担っています。
2025年5月の注目ランキングベスト10
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | マイクロニクス株式会社 |
20.0%
|
2 | 日本シールドエンクロージャー株式会社 |
18.2%
|
3 | 株式会社テイエスエスジャパン |
18.2%
|
4 | 株式会社リケン環境システム |
10.9%
|
5 | TDK株式会社 |
9.1%
|
6 | シールドルーム株式会社 |
7.3%
|
7 | 有限会社エフティ・ワークス |
5.5%
|
8 | TDK Electronics AG |
5.5%
|
9 | 株式会社タイセー |
3.6%
|
10 | ネクステム株式会社 |
1.8%
|
ウェーブクレスト株式会社
710人以上が見ています
最新の閲覧: 22時間前
返信の比較的早い企業
4.0 会社レビュー
100.0% 返答率
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■特徴 ・TBSTシリーズのシールドテントは、EMCプリコンプライアンス測定を行う際に周囲のノイズによる干渉を抑制するように設計されてお...
4種類の品番
マイクロニクス株式会社
1070人以上が見ています
最新の閲覧: 6時間前
返信の早い企業
4.0 会社レビュー
100.0% 返答率
6.9時間 返答時間
【概要】 昨今、5G・ミリ波レーダ・LPWA等の無線機器が様々なところで活用・注目されています。これら無線機器の多くは、開発や製造時に...
8種類の品番
ウェーブクレスト株式会社
260人以上が見ています
返信の比較的早い企業
4.0 会社レビュー
100.0% 返答率
17.7時間 返答時間
■FMC ・EMC試験監視用カメラは、電磁的に閉塞された電波暗室内で行われる各種EMC試験中のEUT監視や室内の安全や状況を確認・監視するた...
有限会社シールドテック工業
150人以上が見ています
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お客様ご自身で組立可能な供試机です。もちろん、弊社でも組立後納入可能です。 (別途組立費用がかかります。) 木製ですので、金属を...
株式会社テクノサイエンスシステムズ
20人以上が見ています
最新の閲覧: 9時間前
■10m法電波暗室:10m法/3m法規格準拠仕様、各種大型装置へも対応 ・測定規格CISPR16-1-4、IEC61000-4-3等に準拠 ・フェライト電波吸収...
日本シールドエンクロージャー株式会社
970人以上が見ています
最新の閲覧: 5時間前
5.0 会社レビュー
100.0% 返答率
51.1時間 返答時間
■概要 EMI測定については地上デジタル放送等の影響により、オープンテストサイトでの測定需要が激減し電波暗室での測定が一般的になって...
4種類の品番
有限会社シールドテック工業
230人以上が見ています
100.0% 返答率
36.4時間 返答時間
お客様ご自身で容易に組立が可能。弊社でも組立納入可能です。 (別途組立費用がかかります。) ルームタイプ、デスクトップタイプ、電...
日本シールドエンクロージャー株式会社
270人以上が見ています
最新の閲覧: 17時間前
5.0 会社レビュー
100.0% 返答率
51.1時間 返答時間
■概要 アンテナの評価および設計についても、EMC電波暗室と同様に電波暗室は必須です。ピラミッド型電波吸収体は、優れた電波吸収特性を...
株式会社テクノサイエンスシステムズ
20人以上が見ています
■3m法電波暗室:3m法規格準拠仕様 ・測定規格CISPR16-1-4、IEC61000-4-3等に準拠 ・フェライト電波吸収体と、電波整合器の整合技術によ...
ソノーラテクノロジー株式会社
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返信のとても早い企業
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2.1時間 返答時間
自動車メーカーや重電弱電メーカー等の音響研究開発における本格的な音響測定を行うための設備です。 ■特徴 組立式無響室はソラメタパ...
10種類の品番
株式会社柳生商会
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返信の早い企業
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100.0% 返答率
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■特徴 ・透視性3扉による高い箱内視認性と箱内アクセスを実現しました。 ・積み重ね利用が可能です。 ・磁力による扉ラッチを採用しまし...
株式会社静科
240人以上が見ています
最新の閲覧: 6時間前
返信の比較的早い企業
100.0% 返答率
28.9時間 返答時間
床壁天井の6面に吸音クサビを施工し、独自の遮音・吸音技術により実現したユニット式無響室です。 自動車、パワートレイン、家電製品、...
株式会社テクノサイエンスシステムズ
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■小型 (3m法) 電波暗室:対策用途に適した簡易型電波暗室 ・対策用途としてEMI/EMSの使用頻度に合わせた仕様設定が可能 ・薄型ターンテ...
シールドルーム株式会社
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返信の比較的早い企業
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13.1時間 返答時間
SAD型シールドルームは、ご要望の周波数帯域・減衰性能・寸法を選べる密閉式パネルで製作できる高性能なシールドルームです。パネルの厚...
佐竹マルチミクス株式会社
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17.3時間 返答時間
要求される騒音値に対して、室内の壁面に吸音機や吸音材を取り付けることにより、音の反射を小さくし、また、消音装置を組み込んだ空調...
日本シールドエンクロージャー株式会社
770人以上が見ています
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100.0% 返答率
51.1時間 返答時間
■概要 電波暗室やシールドルームで使用する監視カメラからも不要な電磁輻射が無い事、またイミュニティ試験など、EUTに強力な電磁界を放...
10種類の品番
シールドルーム株式会社
310人以上が見ています
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13.1時間 返答時間
高性能なシールド性能を確保できるSAD型シールドルームに、電波吸収体 (フェライトタイルやウレタン吸収体) を隙間なく均一に貼付ける事...
ソノーラテクノロジー株式会社
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2.1時間 返答時間
装置や機械の騒音測定の無響音空間です。 コンクリートやボード壁を使用しないため、本体の分解や移設が可能です。 ■特徴 組立式半無響...
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株式会社テクノサイエンスシステムズ
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■車載機器評価用電波暗室:車載機器評価に特化した専用暗室 ・CISPR25,ISO11452等の車載評価用規格に対応 ・車載評価用付帯設備 (アンテ...
株式会社京浜エンクロージング
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12.1時間 返答時間
■無響室・半無響室 ・周りに反射のない空間を自由音場、床のみ反射面の空間を半自由音場といいます。この空間を実現する室が各々無響室...
株式会社テイエスエスジャパン
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5.4時間 返答時間
■TSSJオリジナルのSTシリーズ 1MHz~6GHzに対応した電磁波シールドテントです。15年以上の実績があり、簡易目的としてではなく、長期に...
株式会社テクノサイエンスシステムズ
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■リバブレーションチャンバー:攪拌機により均一な電界空間を実現 ・電界均一測定を実施可能な試験設備 (アンテナより放射された電界を...
日本シールドエンクロージャー株式会社
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51.1時間 返答時間
■特徴 ・EMC試験対応電波暗室用シールド光マイクロフォン (音声 : 光ファイバー伝送方式) ・一般暗室 (小型暗室) ・車両暗室・シールド...
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株式会社テイエスエスジャパン
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■ストロングポイント ・CISPR16-1-4のEMI事前測定 ・IEC/EN 61000-4-3に完全準拠したEMS測定 ・GHz範囲のEMI測定と組み合わせた、EMS測...
シールドルーム株式会社
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SA型シールドルームは、ご要望の周波数帯域・寸法を選べる密閉式パネルで製作できるシールドルームで、幅広い分野で使用されております...
株式会社テイエスエスジャパン
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ルームサイズの電磁波シールドテントの内部に、電波吸収体を入れた簡易電波暗室です。壁と天井に電波吸収体をつけた5面電波暗室や、床に...
株式会社テイエスエスジャパン
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■ストロングポイント ・テーブルトップ EUTのテストサイト ・EMI/EMSに完全準拠 ・自由空間測定のためのコスト効率の高いソリューション...
株式会社静科
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壁天井の5面に吸音クサビを施工し、独自の遮音・吸音技術により実現したユニット式無響室です。 自動車、パワートレイン、各種駆動部品...
株式会社テクノサイエンスシステムズ
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■6面に吸収体を施工、アンテナ評価に最適 ・個別仕様 (周波数帯、Quiet Zone特性等) に合わせた暗室仕様設計 ・独自の測定方法を採用し...
株式会社テイエスエスジャパン
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5.4時間 返答時間
■ストロングポイント ・テーブルトップおよびフロアスタンディング EUT のテストサイト (高さスキャンあり) ・EMI/EMSに完全準拠 ・自...
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電波暗室とは、電波無響室とも呼ばれ、外部に電磁波を漏らさず、内部でも電磁波が反射しない実験室や研究施設のことです。
シールドルーム室内に電波吸収体を取り付けることにより、電磁波の反射を抑制します。外部に漏らすことがないだけではなく、外部からの電磁波の影響も受けないのが特徴です。シールドルームの場合、内部空間における電磁波の乱反射を防げないことがデメリットですが、電波暗室であれば電磁波の乱反射を防ぎ、自由空間 (オープンサイト) に近い環境にすることができます。
近年、私たちの身の回りでは電気・電子機器や無線機器、情報システムなど多くの電磁波発生源であふれていますが、それらから発生する電磁波による周辺機器への悪影響が懸念されています。周囲の影響を遮断した電波暗室は、スマートフォンや無線LANなどの無線機器・電子機器の製品性能確認やノイズ試験に使用され、大きな役割を担っています。
電波暗室の使用用途は、スマートフォンや無線LANなどの高周波通信用電子機器の電気的特性の試験や、車載部品のノイズ試験、アンテナそのものの放射特性試験などです。
一般には、電気・電子機器が外部からの電磁波にどのような影響を受けるかを知るために使用されます。また、外部へどのように影響を及ぼすかを測定する目的でも活用されています。
電波暗室は、外部と内部それぞれの電磁波を遮断するため、電波暗室の外側では試験中の誤作動防止のために外部の電波が入らないように遮蔽し、電波暗室の内側には壁面内側に電波吸収体を取り付け、室内で電波が反射するのを防いでいます。
検査機器が室内で反射した電波をキャッチしないようにするために、壁面の電波吸収体が内部で発生した電波を吸収しています。この電波暗室のベースとなっているのは、シールドルームです。材料内での吸収のみならず、その表面での反射を利用するシールド材料を用い、電波を完全に反射することにより大きなシールド効果が得られます。
この室内に電磁波吸収体が取り付けられているのが電波暗室です。吸収体の材料では磁性、誘電性、抵抗性という3種類の特性が重要になります。実現したい吸収帯域などの条件と照らし合わせて、これらの特性を適切に判断する必要があります。
これらを満たす材料として主流となっているのがフェライトです。フェライトは、高周波の交流磁界に対して自然共鳴や磁壁共鳴といった磁気損失を起こす性質を利用したものであり、吸収した電波エネルギーを吸収体内部で熱エネルギーに変換することで電波の反射を抑制しているという特徴があります。
電波暗室は、構成面の構造上で大きく2つに分類することができます。1つは上下前後左右の6面すべてに吸収体を取り付けた6面電波暗室です。
もう1つは、床以外の計5面に吸収体を取り付けた5面電波暗室です。5面電波暗室は、大地 (アース) での電波反射を想定し、床に吸収体をつけていないという特徴があります。
電波暗室の性能指標を左右する暗室の大きさは、様々な要素によって決定されます。例えば、電波を計測したい対象物の大きさや、電波を遮蔽したい周波数帯、試験の規格 (10m法なのか3m法なのかなど) です。これらの要素によって、既存の建屋に入れるか、新しく建屋を建設するかが決まります。安価ではないため、十分な検討が必要です。
電波暗室の性能指標で重要な項目は、正規化サイトアッテネーション(NSA Normalized Site Attenuation)と呼ばれる特性です。「CISPR16-1-4」で規定されていますが、送信アンテナと受信アンテナを対向させて配置し、受信アンテナの高さを1mから4mの間で動かし、かつ送信アンテナも規定範囲内で動かした場合の最大の伝搬損失を求め、その値が理論値(オープンサイトでの値)と比較して+/-4dB内に収まっている必要があります。
また、SVSWR (Site Voltage Standing Wave Ratio) と呼ばれる試験もあります。6面すべてに電波吸収体がある電波暗室で、送信アンテナの位置を規定範囲で変化させた場合の受信レベル変化の変化幅の最大値が、6dB未満でなければなりません。
参考文献
https://www.jp.tdk.com/tech-mag/noise/11
http://www.rf-world.jp/bn/RFW07/samples/p107-108.pdf
https://www.telec.or.jp/services/equipment/price.htm
https://www.telec.or.jp/services/equipment/price.html