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F型クランプについての概要、用途、原理などをご説明します。また、F型クランプのメーカー0社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。
クランプは、締め具などとも呼ばれる、材料を作業台などに固定する工具です。
F型クランプはクランプの一種で、アゴの片側(くわえ部分)をスライドさせて材料を挟み込むタイプのクランプです。本体アームとスライド部分とを合わせた形状がアルファベットの「F」に見えるため、F型クランプと呼ばれます。
クランプの中で最も基本的なC型クランプに比べると、F型クランプはアームの長さによってサイズのバリエーションが多く、本格的な機械工作から家庭のDITまで幅広い場所で使用されています。
まず、F型クランプのスライド部分をアームに沿って移動させ、アゴとアゴの間(口開き)の幅を材料の厚さに大まかに合わせます。本体アームの端にはストッパーがついているので、スライド部分が抜け落ちる心配はありません。
材料の固定は、ハンドルを回してネジ部分を回転させ、しっかりと締めつけて行います。
締め付ける強さはハンドル操作で調整しますが、木材のような柔らかい材料の場合は、強く締め付けすぎると表面を傷つけてしまう恐れがあるので、当て木をするとよいでしょう。
F型クランプは、C型クランプに比べると締め付ける力が弱いという短所があります。
しかし、材料を固定する際、C型クランプが最初からハンドルを回転してネジを締める動作だけで固定するのに対し、F型クランプはスライド部分の移動である程度の距離まで詰めることができ、作業効率がよいという長所があります。
したがって、非常に強い締め付け力を必要としない作業の場合は、C型クランプではなくF型クランプを選択した方が便利です。
F型クランプには、最大口開きサイズとふところの深さの組合せで、さまざまなサイズがあります。最大口開きサイズは、100mmから600mm程度まであり、材料の厚さで決めます。ふところの深さは、最大口開きサイズの半分程度のサイズが一般的で、材料を挟む位置を想定して決めます。
ふところの深さは、材料の端を固定する場合は小さいもので問題ありません。材料を深い位置で挟む作業では、ふところのサイズが大きいものがよいでしょう。
ネジを回すハンドルのタイプには、てこの原理で開閉できるT型ハンドルと、ドライバーのような柄タイプがあります。強くネジ締めしたいときはT型、微調整をしながら締めたいときは柄タイプなど、作業性を考慮してハンドルタイプを選択します。
また、F型クランプには、材料を傷つけないようアゴの先端がゴム付きになっているもの、ネジの締め付け速度が速いもの、重い材料に対応できるようアームが太くなっているものなど、さまざまな種類があります。作業の内容によって、適した種類のF型クランプを選択しましょう。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
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