全てのカテゴリ
閲覧履歴
インパクトドライバーについての概要、用途、原理などをご説明します。また、インパクトドライバーのメーカー0社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。
早稲田大学大学院でMBE法による窒化物半導体成長に関する研究に従事。2016年に大学院を修了後、非鉄金属系メーカーへ入社。金属製錬工場における設備保全・エンジニアリングの業務に従事。2022年に化学系メーカーへ転職。同様の業務に従事。
インパクトドライバーとは、ねジを締める際や穴あけを行う際に使用する電動ドライバーの一種です。
回転の力だけでなく打撃の力も加えることができる強力な製品を指します。パワーが強い点が特徴であり、通常のドライバーよりも高速でねじを締めることが可能です。
また、先端のビットを付け換えることでボルトやナットなどの締め付けも可能な製品が販売されています。
インパクトドライバーは作業効率を向上させるために使用されます。具体的な使用用途は、以下の通りです。
いずれも電動工具を使用せずに実施することは可能ですが、インパクトドライバーやインパクトレンチを使用することで、作業効率が向上します。
また、電動で締結するため作業員の力加減による締結力のばらつきも発生しないという利点があります。
インパクトドライバーは、アンビル、ハンマー、スプリング、モーター・バッテリーなどから構成されます。
アンビルとはビットと呼ばれる部分保持する器具です。インパクトドライバーの場合、プラス・マイナスドライバーをビットに使用します。アンビルがハンマーと締結された状態で回転することでドライバーを共に回転させます。
ハンマーはアンビルを叩いて衝撃を与える部品です。アンビルとの締結部分は遊びを持たせたうえで斜めに溝が切ってあり、設定した応力を超えると締結が解かれてアンビルに衝突します。
スプリングはハンマーを押し付けるパーツです。ハンマースプリングとも呼ばれます。常にハンマーをアンビル側に押し付けており、ハンマーへ力を加える役割を担っています。
インパクトドライバーは多くの製品が直流モーターとバッテリーによって動力を得ています。バッテリーの電力を直流モーターで回転力へ変換しています。バッテリーは取り外し可能な製品と、本体と一体型の製品があります。
インパクトドライバーを選定する際、重要な基準は以下3点です。
インパクトドライバーにはいくつか形状があります。最も一般的なのは、持ち手とビットの先端が90°となった形状です。ヘッド部分と持ち手が一直線になるペン型も販売されています。
ペン型の中には、持ち手を90°折り曲げて使用できる製品もあります。作業場所が狭いためにインパクトドライバーがに入らない場合は、持ち手の角度を調節できるペン型を重宝します。
インパクトドライバーの性能指標の一つがトルクです。トルクとは締め付けの力を表した単位であり、N・m (ニュートン・メートル) で表されます。トルクの値が高いほど締め付けが強いことを示します。ただし、トルクが高いほど重量や価格が高くなります。
使用する際、ねじ山を潰す危険もあるため注意が必要です。予算や使用シーンに合わせて適切なものを選定します。
インパクトドライバーを使用する場合、ビットの付け替えによってさまざまな材料を締めつけることが可能になります。種類によって対応しているビットが異なるため、使用したいビットに合うものを選定します。
インパクトドライバーの使い方は電動ドライバーと大きく変わりません。一般的な電動ドライバーと同様に充電式となっているものが多いため、バッテリーをしっかり充電した上で使用します。
作業を行う場合は、締めたいねじにあわせて先端のビットを交換し、ネジ山にしっかり合わせてトリガーを引きます。製品によっては回転速度の変更も可能です。トリガーを押す強さによって回転速度が変化するものや、ボタンによってあらかじめ速度を選んで使用するものがあります。また、多くの製品ではプッシュボタンで回転方向を切り替えることも可能です。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社