立型マシニングセンターについての概要、用途、原理などをご説明します。また、立型マシニングセンターのメーカー8社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。立型マシニングセンター関連企業の2022年12月注目ランキングは1位:オークマ株式会社、2位:株式会社牧野フライス製作所、3位:株式会社松浦機械製作所となっています。
立型マシニングセンタは立てフライス盤から進化した加工機で、ツール(工具)を回転させる軸(主軸)が垂直方向に取り付けられており、フライス加工や穴あけ加工などの切削加工を1台で行うことができます。
汎用的で使い勝手がよく、省スペースでコストも安いため、マシニングセンタの中でも頻繁に使用される装置です。
立型マシニングセンタはX、Y、Zの3軸にワーク(材料)もしくはツールが動くため、標準は上面から加工します。また、X軸およびY軸を回転軸としてワークを回転させることができる5軸マシニングセンタもあります。
立型マシニングセンタはフライスやエンドミル、中ぐりやドリル、タップ加工など切削加工品全般に対応できるため、金属やプラスチック、セラミックスなどの加工に使用されています。
ワークを置くスペースが広いため比較的大きな部品を加工可能なことや上面加工が得意である特長を活かし、金型加工に使用されています。
ワークの設置(セッティング)、治具などの固定も容易なため、頻繁にワーク交換を行うような多品種少量生産の加工でよく使用されています。
立型マシニングセンタは主軸が上部にあり、加工エリアに対する設置面積が小さいため、狭いスペースでも設置可能です。また、構造が単純でコストが安い、切削油をワークの加工面に届けやすいというメリットもあります。
デメリットとしては切粉の排出悪さがあげられます。上からの加工で切削した時に発生する切粉がワーク上に残りやすく、加工作業で切粉を巻き込むことで加工面に傷がついたり、工具の痛みに繋がってしまうこともあります。また、ワークを自動交換するパレットチェンジャを導入しにくいため、ワークを自動で設置して連続で加工を行うことはできないため、大量生産にはあまり向いていません。加工対象が大量な場合は立型マシニングセンタではなく主軸が水平方向にむいた横形マシニングセンタが向いています。
また、この装置のサイズは小さいため加工できるワークの大きさの制限があります。立型マシニングセンタを使えない大型ワークの加工には門形マシニングセンタが向いています。
Metoreeでは各社カタログを無料で一括でダウンロードできるので、製品比較時に各社サイトで毎回情報を登録する手間を短縮することができます。
立型マシニングセンターのカタログ一覧はこちら企業
株式会社フジ*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年12月の注目ランキングベスト8
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | オークマ株式会社 | 19.8% |
2 | 株式会社牧野フライス製作所 | 16.4% |
3 | 株式会社松浦機械製作所 | 14.7% |
4 | DMG森精機株式会社 | 12.9% |
5 | 三井精機工業株式会社 | 12.1% |
6 | キタムラ機械株式会社 | 9.5% |
7 | エンシュウ株式会社 | 9.5% |
8 | ブラザー工業株式会社 | 5.2% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年12月の立型マシニングセンターページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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アルミ・鋳鉄部品の鋳造用金型の設計及び製作を事業領域としています。自動車エンジン部品、駆動部品、足回り部品、フレーム部品など、累計4,000型以上の金...
2022年6月9日