メーカー6社一覧

ジュラコンブッシュ
メーカー6社一覧【2024年】

ジュラコンブッシュについての概要、用途、原理などをご説明します。また、ジュラコンブッシュのメーカー6社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。ジュラコンブッシュ関連企業の2024年3月注目ランキングは1位:日本ケミカルスクリュー株式会社、2位:サンコーインダストリー株式会社、3位:由良産商株式会社となっています。

ジュラコンブッシュとは？
ジュラコンブッシュのメーカー6社一覧

ジュラコンブッシュとは

ジュラコンブッシュは、ジュラコン®を素材として成形されたブッシュです。ジュラコン®の自己潤滑性を活かして回転あるいは直動する軸の支持や固定に使用されます。

ベアリング（玉軸受）と比較して、コスト面や設置の容易さ、軽量化・省スペース化できる点が利点となります。

ジュラコン®はポリプラスチックス株式会社の登録商標で、POM（ポリアセタール樹脂）と呼ばれるエンジニアリングプラスチックの一つです。結晶性の樹脂であるため、摩擦係数が非常に小さく、自己潤滑性を有しています。

ジュラコンブッシュの使用用途

ジュラコンブッシュは軸とハウジングの間の回転や直動を許容するため、あらゆる可動軸に適用可能です。ミニ四駆や玩具の軸の固定や家電製品、自動車の各部可動軸の固定などに使用されています。

ジュラコンブッシュはベアリングと比較して摺動抵抗が大きく耐荷重も小さい反面、低コストで入手でき、追加のスペースをほとんど必要とせず、はめあいや潤滑剤の付与などの据付や保全についても簡略化できる点から、構造の簡易化・低コスト化を図る多くの業界から注目されています。

ジュラコンブッシュの原理

プラスチックは一般的に結晶性が高いほど摩擦係数が小さくなります。ジュラコン®（POM）は結晶性の高い樹脂であるため摩擦係数が非常に小さく、自己潤滑性を有しています。そのため、ジュラコン®は摺動による回転と直動を許容できるブッシュにおいては優良な材料であり、ジュラコンブッシュは摺動部品でありながらも無給油で使用することができます。

他方で短所としては、分子構造に酸素を含むため燃えやすい点、耐候性が低い点、接着性が悪く接着剤を用いた接着ができない点（溶接は可能）、強酸には耐えられない点などがあります。したがって、防爆指定エリアや屋外での使用、強力な溶剤や洗浄剤を使用する環境における材料選定の際には注意する必要があります。

また耐熱性については、ジュラコン®は100℃程度までは変形することなく使用できるため熱湯程度であれば問題有りませんが、自動車などで使用する場合には熱源であるエンジンから離れた箇所で使用する必要があります。

参考文献
https://hirosugi.co.jp/products/POM/D0000-0000.html

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