チューブベンダーのメーカー9社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
チューブベンダーは、細い配管を任意の角度に曲げるための工具です。パイプベンダーとも呼ばれます。
チューブベンダーを使うことで、配管内部を押しつぶさず、滑らかな曲線状に曲げることができます。
通常、鋼やステンレス・アルミニウムといった材質のチューブに使用されます。
チューブの壁厚が厚いと曲げが困難になるため、比較的薄い管(外径規制管といいます)の方が適しています。
壁が厚い場合には油圧式と呼ばれる油を媒介して圧力を加える方式が用いられ、これには手動油圧式と電動油圧式の2種類があります。
チューブベンダーは、配管の曲げ加工に使用されます。
チューブの壁厚が薄い場合(内径規制管)では、油圧式でなく、トルクを利用した手動式ベンダーで曲げることができます。冷媒用の配管や水道用の配管に使用されます。
一方、壁厚が厚い場合(外径規制管)では、曲げが困難であるため油圧式ベンダーが用いられます。主にガス配管において使用されます。
その他にも自動車のブレーキパイプ、農業用のビニールハウスに加え、家具のテーブルや椅子で使用されるパイプなど、幅広い用途があります。
手動式もしくは油圧式ベンダーを使うと様々な曲げ加工を行うことができます。
チューブの適切な位置において、任意の角度にチューブを曲げるためには、一定の手順に従う必要があります。
チューブベンダーには通常、ゼロ点が定められています。
配管の曲げ始めたい位置とゼロ点を合わせ、そこからレバーを回し、所定の角度の目盛りまで曲げていきます。
ベンダーのフックより前方に寸法を指定したいか、後方に指定したいかで、それぞれLマークとRマークが使用されます。
LマークとRマークはチューブベンダーに記されています。
例えば、Lマークを使用した場合にはフックより前方の寸法10cm、といったように決めることができます。
チューブベンダーは金属の展性(伸びの性質)を利用しますので、このように寸法を指定しておかなければ、動かしたくないマークの位置がずれてしまうことになります。
これを防ぐためにもあらかじめ加工したい寸法を決め、ゼロ点とLマーク、Rマークの設定をすることが必要です。
参考文献
https://www.swagelok.co.jp/ja-JP/product/Tubing-and-Tube-Accessories/Tube-Benders#
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