【2021年版】NTPサーバ メーカー4社一覧

NTPサーバのメーカー4社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。


目次


NTPサーバとは

NTPサーバ

インターネット上で現在時刻を送信するサーバがNTPサーバです。
NTP(Network Time Protocol)とはネットワーク上のサーバ間で時刻データを取得したり、補正したり、更にクライアントのPCに正確な現在時刻を提供するためのプロトコルです。

このプロトコルを各クライアントのPCは利用してNTPサーバに通信することにより、現在時刻を取得することができます。更にクライアントのPCのみならず、ネットワーク上に存在するルーターをはじめとする各種ネットワーク機器も正確な時刻に同期した処理を行うためにNTPサーバから時刻データを取得しています。

仮にPCを始めとするネットワーク上の機器が、NTPサーバを利用せず自分自身で持っている時刻だけを信じて他の機器と通信を行った場合、互いの時刻のずれによって大きなトラブルを引き起こす可能性があるからです。

このため、現在ではNTPサーバは、原子時計を時刻の基準としてここからのデータにより極めて高い精度の時刻を提供しています。

NTPサーバの使用用途

正確な時刻を刻む素子として、従来からあるのが水晶振動子です。この素子に電圧を加えると一定周期の振動が得られます。この振動を利用して時刻を刻む目的に利用されています。これをPCのハードウェアボードにリアルタイムクロックデバイス(RTC)として組み込まれています。

しかし、一般的に利用される水晶振動子(振動周波数32.768kHz)の場合、100万秒あたり1回のずれが生じこれが積算されていき、実時間との大きな差となってしまいます。コンピュータ間における通信の世界では、互いに保有する時刻データに従って、同期を取りながら動作しているため、このような誤差は許容できません。

そこで、より正確な時刻を維持管理するNTPサーバが使われるようになりました。

NTPサーバは原子時計から正確な時刻を取得し、このデータをネットワーク経由でクライアントPCや各種ネットワーク機器からの要求に応じて提供することで、各クライアントPC等は自身で保有する時刻データに補正をかけることにより、正確な時刻に同期して、夫々の処理を極めて高精度に実行することが可能となりました。

NTPサーバの原理

従来は、1秒の定義を地球の自転速度をもとに決められていましたが、これはあまり正確ではないことがわかり、今ではセシウムを用いた電子時計により定義されています。

詳細は、とても難解ではありますが、要はセシウム133の原子がある2つの距離間を遷移する際に放射する周期が継続する9,192,631,770倍の時間を1秒と定めているとのことです。

現時点において、人類が考えうる最大限の精度で定めた結果がこの1秒の定義とのことです。

ちなみに、このことは国際単位系(SI)における基本単位として定義されています。

原子時計は日本の場合、NICT(国立研究開発法人情報通信研究機構)の保有するものを標準として使われています。

NTPは負荷分散の目的から階層構造を取って運用されています。これをStratum(ストラタム)と呼んでいます。Stratumは0,1,2… と順次採番されており、数字が大きくなるほど大元のNTPサーバから離れていきますので誤差が大きくなるという関係にあります。

Stratum0は原子時計で、Stratum1はNICTのNTPサーバという関係になります。Stratum1では、原子時計から取得した極めて高精度の時刻をもって、自身でRTCにより刻時している時刻に補正をかけて運用しています。

NICTによるとStratum1であるNTPサーバは、全国のPCからの同時アクセスに対応するため、これを強化し、その結果100万リクエスト/秒以上の処理能力があるため日本中からのアクセスに対しても問題ないと考えているようです。

しかしStratum1にPCのアクセスが集中し、NICTのNTPサーバ処理の負荷が大きくなり、その結果正常な処理が行われなくなる可能性が危惧されます。これを回避するため、Stratum2以降を設定して運用されています。(最大Stratum15まで設定可能)

よって、階層構造に従ってStratum2以降3,4,5と利用していくと、そのたびに小さいながら誤差が発生し、これが蓄積することになります。他方でシステムによって、どこまで時刻の誤差が許容可能かを考えると、出来る限り大元に近いところを利用したいということになります。

主要なPublic NTPサーバ

多数の公的機関や大学等がNTPサーバを一般公開しています。ユーザーはこれらのNTPサーバを自由に利用することができます。このように一般公開されているNTPサーバをPublic NTPサーバと呼びます。

もっとも有名なPublic NTPサーバは、独立行政法人情報通信研究機構 (NICT) が運営するPublic NTPサーバです。NICTは日本標準時を提供していることでも知られています。NTPサーバのアドレスは”ntp.nict.jp”となります。

また、CDNサービスを提供する会社として知られているCloudflare社もPublic NTPサーバを提供しています。Cloudflare社自体は海外の企業ですが、東京と大阪にもサーバを設置しており、通信も低遅延で行うことができます。NTPサーバのアドレスは”time.cloudflare.com”となります。

さらに、GoogleもPublic NTPサーバを提供しています。Googleが自社で保有する原子時計をもとに時間設定を行っており、精度に問題はありません。NTPサーバのアドレスは”time.google.com”となります。

NTPサーバの設定方法

NTPサーバを利用するためには、PCやサーバにて設定作業を行います。NTPサーバの設定は簡単であり、容易に行うことができます。NTPサーバの設定方法はOSによって異なりますが、ここでは利用ユーザ数の多いWindowsを例に設定方法を紹介します。

まず、コントロールパネルから「日付と時刻」を選択します。その中にある「インターネット時刻」のタブを選択し、「サーバ」欄に利用するNTPサーバのアドレスを設定します。なお、設定方法はWindowsのバージョンにもより異なります。

OSの時刻表示が不正確でおかしい場合、NTPサーバの設定がうまくいっていないケースが考えられます。NTPサーバの設定を変更することで、時刻表示を正確にすることができます。

参考文献
https://www.idcf.jp/words/ntp.html
https://liginc.co.jp/464201
https://jjy.nict.go.jp/ntp
https://www.gigabile.com/2013/02/08/%E5%9B%BD%E5%86%85%E3%81%AE%E5%85%AC%E5%85%B1-%E5%85%AC%E9%96%8Bntp%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E4%B8%80%E8%A6%A7/

NTPサーバのメーカー情報

*一部商社などの取扱い企業なども含みます。

NTPサーバのメーカー4社一覧


NTPサーバのメーカーランキング

社員数の規模

  1. 1 セイコーソリューションズ株式会社
  2. 2 株式会社昌新
  3. 3 株式会社アルネッツ

設立年の新しい会社

  1. 1 セイコーソリューションズ株式会社
  2. 2 株式会社アルネッツ
  3. 3 日本セック株式会社

歴史のある会社

  1. 1 株式会社昌新
  2. 2 日本セック株式会社
  3. 3 株式会社アルネッツ

関連記事

カテゴリから探す

Copyright © 2021 Metoree