IP無線機のメーカー14社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
IP無線機は、国内にある携帯電話会社の通信回線を利用する無線機です。従来の無線機では、その無線機の電波が届く範囲でしか通話ができませんでしたが、IP無線機は日本国内のどの場所にいても、通話することができます。また、電波のトラブルが少なく音声がはっきり聞こえるメリットもあります。無線機なので、大人数で会話することができます。
IP無線機は比較的ランニングコストを抑えることができるので導入事例が増えています。
IP無線機は従来の無線機より広範囲で通信でき、基地局の設備も免許も必要がないので、広範囲にわたるイベント会場や空港、地下鉄などで利用されています。IP無線機では大人数で情報が共有できるので、消防本部と消防団や、災害時にも活用できる連絡手段として市役所等で導入されています。
ハンディ型IP無線機と車載型IP無線機があり、車載型は昔から無線を利用していたタクシー業界で利用が進んでいます。月額の定額制が多いです。
IP無線機は、営業所、指令所を拠点に、携帯電話会社の通信網を利用して音声データをVoIP化してパケットデータとして伝送し、移動局となる個々の無線機をつなぎます。データの暗号化が行われるので、セキュリティが高いです。携帯電話の電波が届く範囲であれば山林やビルの間、地下など、通常の無線では届きづらい場所でも電波が届きます。手続きは携帯電話と同じで、ソフトバンクやau、ドコモといった携帯電話会社と契約します。
IP無線機は、通話モードが多く、個別通話はもちろんグループ通話をすることができます。グループ通話では、一度に契約した移動局と一斉に通話したり、指令局同士と通話したりしています。重要な話や緊急時には割り込んで通話もできます。
無線機に内蔵されたGPSを活用して、トラックやタクシーの位置の把握を行うことが可能です。また、道路交通法により運転中に携帯電話は使用できませんが、IP無線機は車載機としての扱いになるため通話が可能です。また、多くの製品が防塵防水タイプになっています。
参考文献
https://skytc.jp/ip-wireless/whatis/
https://www.softbank.jp/biz/mobile/lineup/ip-musenki/
http://ipradio.tanaka-denki.co.jp/case_study/index.html
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社