タイムサーバについての概要、用途、原理などをご説明します。また、タイムサーバのメーカー18社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。タイムサーバ関連企業の2023年11月注目ランキングは1位:セイコーソリューションズ株式会社、2位:株式会社NTTデータ、3位:サン電子株式会社となっています。
タイムサーバとは、インターネットなどのTCP/IPネットワーク上で現在時刻の情報を配信するサーバです。
NTP (英: Network Time Protocol) でサーバ間の時刻同期や、クライアントに正確な現在時刻を知らせることができます。このプロトコルを各クライアントのPCは利用してタイムサーバに通信し、現在時刻を取得可能です。
さらに、クライアントのPCのみならず、ネットワーク上に存在するルーターをはじめとする各種ネットワーク機器も、正確な時刻に同期した処理を行うためにタイムサーバから時刻データを取得しています。ネットワーク上の機器が、タイムサーバを使った時刻同期により、システム内の機器全てが同一時刻で記録可能で、機器間のログをつきあわせられます。
タイムサーバは、正確な時刻を必要とする機器に時刻データを提供するのに使われています。
ITシステムにおいては、正確な時刻同期が必要です。例えば、複数のサーバがある環境では、それらのサーバ間で正確な時刻同期が必要です。
ログファイルのタイムスタンプが正確になり、トラブルシューティングを行いやすくなります。
セキュリティ対策においても、例えばログイン時刻の正確な記録を取ることで、不正ログインの検知や調査が行いやすくなります。
ビジネスにおいても、正確な時刻同期が必要な場合があります。例えば、国際取引においては、異なる国の取引所や銀行があるため、正確な時刻同期が必要です。
また、オンラインショッピングにおいても、正確な時刻同期が欠かせません。注文や決済など、時間に関わるトランザクションが多数発生するため、正確な時刻同期が不可欠です。
科学技術分野においても、正確な時刻同期が必要です。天文学や気象学などの観測において、正確な時刻同期が必要です。これらの観測結果を正確に記録し、より正確な予測や分析が可能になります。
以上のように、タイムサーバは多岐にわたる用途で使用されています。正確な時刻同期が必要な場面は、ITシステムやビジネスだけでなく、科学技術分野などさまざまです。タイムサーバが提供する正確な時刻情報は、いろいろな場面で貢献しています。
タイムサーバは、通常、NTP (Network Time Protocol) プロトコルによって、時刻情報を共有します。NTPは、TCP/IPネットワーク上で時刻同期を行うためのプロトコルであり、正確な時刻同期を実現するためのさまざまな機能を提供します。
NTPでは、クライアントがタイムサーバに対して時刻情報を要求します。タイムサーバは、自身が保持している正確な時刻情報をクライアントに送信します。この時刻情報には、原子時計やGPSなどの高精度な時計から取得した正確な時刻情報が含まれます。クライアントは、受信した時刻情報を自身の時計に反映させ、正確な時刻同期を実現します。
また、NTPでは、タイムサーバが複数ある場合、クライアントは複数のタイムサーバから時刻情報を取得可能です。これにより、より正確な時刻同期が実現できます。さらに、時刻同期において発生するネットワーク遅延や時計の誤差を補正するための機能も提供しています。これにより、より正確な時刻同期を実現可能です。
NTPは、負荷分散の目的から階層構造を取って運用されています。これをStratumと呼んでいます。Stratumは0,1,2…と順次採番されており、数字が大きくなるほど大元のタイムサーバから離れていくため、誤差が大きくなります。
Stratum0は原子時計で、Stratum1は日本においてはNICTのタイムサーバです。原子時計から取得した極めて高精度の時刻をもって、自身でRTCにより刻時している時刻に補正をかけて運用しています。
参考文献
https://www.idcf.jp/words/ntp.html
https://liginc.co.jp/464201
Metoreeに登録されているタイムサーバが含まれるカタログ一覧です。無料で各社カタログを一括でダウンロードできるので、製品比較時に各社サイトで毎回情報を登録する手間を短縮することができます。
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タイムサーバのカタログ7件分をまとめてダウンロードできます!お迷いの方は便利な無料の一括ダウンロード機能をご利用ください。
企業
日本セック株式会社 セイコーソリューションズ株式会社 BlackBear TechHive Japan株式会社この商品は、GPS及び準天頂衛星システム「みちびき」から誤差1ms以内の極めて正確な時刻を受信出来るタイムサーバーです。
POEスイッチングハブを利用することでLANケーブルから電源を供給出来るので、アンテナ工場等を行う必要がありません。
SNMP機能及び150種にも渡るトラップ・ポーリング、pingが搭載されているので、サーバーやネットワークの稼働状況を監視する事で安全性を保つ事が可能です。
屋内設置用として壁に掛けたり据え置いたりする事で使えるので、ネットワークレコーダーや通話録音装置の時刻合わせにお使い頂けます。
この商品は、コンパクトになったので広い設置スペースを必要とせず、コストが低くなったタイムサーバーです。
全地球測位システムの採用によりQZZSとGPSに対応する様になったので、正確な時間を安定的に受信する事が出来ます。
LEDライトでPOWOR、ACTIVE、SATELLITEのどのステータスなのかを表示してくれて、アンテナを設置しなくても内部クロックによって時刻の同期をしてくれるので非常に扱いやすくなっています。
最大1,000件のアクセス記録をテキストデータで残せるので、ビデオレコーダーや医療機関のカルテや診断予約システムのサーバー等として使えます。
この商品は、パソコンが無くても本体に付いているLCD画面で設定出来るタイムサーバーです。
GPSかGLONASS衛星、日本標準時刻電波のいずれかから受信でき、ネットワークで同期するので非常に扱いやすくなっています。
また、GPSや時刻電波が受信出来ない時はサーバーが停止し、ノイズ等の受信を防ぐ二重安全装置が搭載されているので、安全性が高いです。
A4紙の1/4サイズと非常に小型・軽量なので、家庭や小型店舗にある防犯用レコーダーやPOSレジ等の内部時計の調整に使えます。