洋白についての概要、用途、原理などをご説明します。また、洋白のメーカー13社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。洋白関連企業の2022年6月注目ランキングは1位:株式会社藤井製作所、2位:清峰金属工業株式会社、3位:三菱マテリアル株式会社となっています。
洋白とは、銅を50~70%、ニッケルを5~30%、亜鉛を10~30%の割合で配合した銀白色の合金を指します。別名、洋銀、ニッケルシルバー、ジャーマンシルバーとも呼ばれています。
一般的な金属と同様に導体であり、柔軟性や屈曲加工性に優れ、比較的耐食性にも富んでいることが特徴です。
洋白は、それぞれの金属の配合比によって特徴が異なり、ニッケルが増すほどばね性が、亜鉛が増すほど強度が、銅が増すほど展延性が上がるとされています。
洋白は、導体であるだけでなく、加工が容易であることが特徴といえます。
この特徴を活かし、鉄道模型のレールに使用されることが多いです。
その他にも、装身具や電気抵抗線、ばね材料、金管楽器の材料として用いられることもあります。特に身近なものでいうと、500円硬貨の材料としての使用です。
現在、使用されている500円硬貨は、銅72 %、亜鉛20 %、ニッケル8 %の配合比で作成された洋白を用いて製造されています。
洋白は、一般用として、C7701、C7521、C7541、C7451の4種類、耐熱変色用として、HCR-C7701とHCR-C7521の2種類が存在しています。
これらの合金の配合比は、JISで定められており、C7701、C7521、C7541、C7451の4種類は全て配合比の規格幅が異なっています。
メイン成分である銅を比較すると、C7701は、54.0~58.0%、C7521は、62.0~66.0%、C7541は、60.0~64.0%、C7451は、63.0~67.0%となっています。
これらの配合比の違いによって、引張り強さに差が出てきます。
特にC7701は、他の種類と比較してバネ性が高いことが特徴です。
また、耐熱変色用のHCR-C7701とHCR-C7521は、一般用のC7701やC7521と同じ配合比ですが、加工方法を変更しています。これによって、高温環境下でも変色しにくく、外観不良を起こしにくいです。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年6月の注目ランキングベスト10
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 株式会社藤井製作所 | 27.3% |
2 | 清峰金属工業株式会社 | 20.5% |
3 | 三菱マテリアル株式会社 | 13.6% |
4 | 株式会社石塚商店 | 11.4% |
5 | JX金属株式会社 | 9.1% |
6 | 太和黄銅株式会社 | 6.8% |
7 | 阪根商事株式会社 | 4.5% |
8 | 協栄産業株式会社 | 2.3% |
9 | 滑川軽銅株式会社 | 2.3% |
10 | 生井金属株式会社 | 2.3% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年6月の洋白ページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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