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【2020年版】クラッド鋼 メーカー5社一覧

クラッド鋼のメーカー5社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。


目次


クラッド鋼とは

クラッド鋼とは母材の片面に、異なる種類の鋼を合わせ材として重ね合わせた複合材料です。母材には炭素鋼や低合金鋼が用いられます。

異種金属接合により、単体の金属にはない機能も発現できます。また新規の機能発現だけではなく、高価な金属に安価な金属を組み合わせることで、コストダウンも可能になります。

母材と鋼を組み合わせた後に、加熱と延伸の実施により製造されます。クラッド鋼の製造は古くからあり、日本刀や包丁にも技法が用いられています。

クラッド鋼の使用用途

クラッド鋼は、刃物、プラント、ガス輸送パイプなど、幅広い分野で用いられております。

使用用途により、クラッド鋼の構成が異なります。

  • ニッケル合金クラッド鋼
    ステンレス鋼に、ニッケル及びニッケル合金を貼り合わせたクラッド鋼です。ニッケルはピンホールができにくく、耐食性に優れます。また銅やチタンよりも製造コストが抑えられます。主な用途は、コネクターや輸送ラインパイプです。
  • 銅合金クラッド鋼
    ステンレス鋼に、銅及び銅合金を貼り合わせたクラッド鋼です。優れた電気特性を示し、またニッケルよりも密度が小さいため、軽量化に繋がります。主な用途は、同軸ケーブルの芯やダイオードのリード線など、導電性を求められる製品に使われます。
  • チタン合金クラッド鋼
    ステンレス鋼に、チタン及びチタン合金を貼り合わせたクラッド鋼です。ニッケル同様、耐食性に優れます。特に海水や高腐食性溶液を取り扱う環境下で有効です。主な用途は、海水淡水化装置などです。

クラッド鋼の原理

クラッド鋼は母材と鋼を組み合わせた後に、加熱をすることで、異種素材が接着されます。加熱の種類により、以下の分類があります。

  • 熱間圧延(圧着)
    異種金属を圧力によって接合する方法です。圧力をかけることで、金属原子が互いの材料側に入り込むことで、界面で剥離しにくくなります。接合後、熱処理により原子間の結合がさらに強くなります。最後に圧延により、必要な厚さまでクラッド鋼を伸ばします。
  • 溶接
    まず母材側の表層を熱で溶かし、その後合わせ材料側の表層も熱で溶かして、貼り合わせる方法です。用途や合わせ材料の性質により、合わせ材料側の溶かし方を変える必要があります。
  • 爆発圧着法
    爆薬が爆発する際の瞬間的な高エネルギーを利用し、異種金属を瞬間的に接合させる方法です。熱間圧延や溶接が不可能な金属同士の接合に用いられます。例としては鋼とアルミニウム間の接合があります。熱を加えない冷間接合のため、加熱加工が難しい素材についても適用が可能です。

参考文献
https://www.ipros.jp/product/detail/219531001/
https://www.tokkin.co.jp/materials/high_parformance/nickel
http://www.atm-fukaumi.co.jp/service/clad
https://www.jstage.jst.go.jp/article/hpi/53/1/53_27/_pdf
https://www.jfe-steel.co.jp/products/atuita/b10.html
http://www.sfc-hp.co.jp/products/detail/ccs.html
https://www.jstage.jst.go.jp/article/hpi/53/1/53_36/_pdf
https://www.bimetal.co.jp/clad.html
http://www-it.jwes.or.jp/qa/details.jsp?pg_no=0050020660

クラッド鋼のメーカー情報

クラッド鋼のメーカーランキング

社員数の規模

  1. 1 JFEスチール株式会社
  2. 2 株式会社日本製鋼所
  3. 3 日鉄ステンレス株式会社

設立年の新しい会社

  1. 1 日鉄ステンレス株式会社
  2. 2 JFEスチール株式会社
  3. 3 株式会社タイシン

歴史のある会社

  1. 1 株式会社日本製鋼所
  2. 2 株式会社ベンカン機工
  3. 3 株式会社タイシン

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