りん青銅についての概要、用途、原理などをご説明します。また、りん青銅のメーカー6社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。りん青銅関連企業の2023年1月注目ランキングは1位:株式会社藤井製作所、2位:株式会社日本特殊管製作所、3位:株式会社原田伸銅所となっています。
りん青銅(りんせいどう)は、銅(Cu)を主成分とし、これにスズを加えた合金である「青銅」にりん(P)を加え、酸化銅を脱酸した金属です。
サビとして存在する酸化銅を取り除くことで、強度や硬度が向上し、耐摩耗性や弾性が改良されます。そのため、りん青銅は、青銅の利点を維持しながら高性能化されたものであり、
電子機器部品を中心に機械部品や自動車制御機器など、さまざまな産業で用いられており、特に有用なばね材として知られております。
りん青銅は、強度に強いだけでなく、耐摩耗性がある他、ばね性があり、さらに導電性・熱伝導性が高く、加工しやすいなど、優れた特徴を多く有しています。
その特性からスイッチや各種コネクタ、リレー(継電器)端子といった電子部品やベアリングフレームなど、工業製品の素材としても広く用いられております。
また、青銅と比べて音響特性が良いため、金管楽器やシンバルなどの楽器材料としても用いられる。
他にもボルトやナット、軸受などの機械部品や電子機器等のばね材としても使用されています。
りん青銅は、合金に含まれるスズの割合と低温焼きなましの有無によって、その種類が分けられます。
材料記号では、銅合金を表すCおよび、5が頭につく4桁の数字で表記されます。
主要なものをその用途とともに以下で説明します。
スズの含有量が1.0~2.3%と低いもので、導電性が高いことから、コネクタや端子などの電子部品に使用されます。
スズの含有量が5.5~9.0%と高く、強度や耐摩耗性に優れるという特徴を持ちます。電子部品や機械部品、ばね材として利用されています。
導電性は、C5191の方が、わずかに優れる一方で、強度は、C5212の方が高くなります。
C5210およびC5240は「低温焼きなまし」という弾性や疲労強度を向上させる目的の熱処理が施されているものです。
C5191やC5212よりもさらに高いばね性能を必要とされる場合に使用されます。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2023年1月の注目ランキングベスト6
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 株式会社藤井製作所 | 31% |
2 | 株式会社日本特殊管製作所 | 19% |
3 | 株式会社原田伸銅所 | 16.7% |
4 | 清峰金属工業株式会社 | 14.3% |
5 | 大木伸銅工業株式会社 | 11.9% |
6 | 丸江伸銅株式会社 | 7.1% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2023年1月のりん青銅ページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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