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ボロン鋼についての概要、用途、原理などをご説明します。また、ボロン鋼のメーカー23社一覧や企業ランキングも掲載しております。ボロン鋼関連企業の2025年3月注目ランキングは1位:日本製鉄株式会社、2位:林精鋼株式会社、3位:カネヒラ鉄鋼株式会社となっています。
炭素鋼に、ホウ素とクロムを添加した鋼材がボロン鋼(B鋼)です。鉄鋼の材料に添加される元素には色々な機能がありますが、ボロンは、焼入れ性向上に効果がある元素です。基本成分として、ボロンを約0.0008%、クロムは0.10~0.20%加えます。
鉄鋼材料の五元素である炭素、ケイ素、マンガン、リン、硫黄と、他に、銅、ニッケルの成分量などを調整します。合金ボロン鋼の場合は、クロム量が多くなります。ボロンを添加することで、線材を加工する際の熱処理工程を省略できるようになります。
自動車部品で多く使用されます。特にボルト・ナットで多く使用する鋼種です。ボロン鋼は、合金鋼を使用するほど、強度が必要ではないところで、合金鋼に代わる鋼材として汎用的に使用されています。ボルトの強度区分10.9までが、通常ボロン鋼の使用可能範囲です。
ボロン鋼の使用の利点は、冷間鍛造加工です。冷間鍛造の加工工程は、熱処理工程のうち焼鈍(焼きなまし)が必要です。一般に、加工工程は、線材-球状化焼鈍-伸線-冷間鍛造 ですが、ボロン鋼を使用すれば、線材-伸線-冷間鍛造とすることが可能です。
JIS規格では、冷間圧造用ボロン鋼として、24鋼種が規程されています。例えば鋼種記号は、SWRCHB223の場合、数字の前のBがボロン鋼を表します。
SAE規格(米国)でも、炭素ボロン鋼、マンガンボロン鋼、合金ボロン鋼が規程されています。例として1021Bの場合は、数字の後のBがボロン鋼を表します。
ボロン鋼の種類と用途は多くあります。いずれも、部品製造工程中の熱処理工程を省略、または処理時間短縮、熱処理温度の低温化を目的に使用されています。
それぞれにおいて一例を挙げるならば、肌焼ボロン鋼は、ギア部品用途に使用されており、ボルト用ボロン鋼は、ボルト用途として利用されています。また、省Mo強靭ボロン鋼は、高価なMoを省略すると共に熱処理も不要として、ナックル部品用途に活用されており、高強度高靱性ボロン鋼は、リンク用途に使用されています。
特に高強度ボルトにボロン鋼を使用する際には、耐遅れ破壊性が考慮されている鋼材を選定する必要があります。外部から侵入した水分による、水素脆化によって脆性破壊を生じることがあるので、各種合金元素を加えて防止する必要があります。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 日本製鉄株式会社 |
16.0%
|
2 | 林精鋼株式会社 |
12.0%
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3 | カネヒラ鉄鋼株式会社 |
12.0%
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4 | 末廣精工株式会社 |
12.0%
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5 | 株式会社神戸製鋼所 |
12.0%
|
6 | 宇都宮螺子株式会社 |
8.0%
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7 | 株式会社サンユウ |
4.0%
|
8 | 大阪精工株式会社 |
4.0%
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9 | メイラ株式会社 |
4.0%
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10 | 協同特殊鋼線株式会社 |
4.0%
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