ピボットについての概要、用途、原理などをご説明します。また、ピボットのメーカー9社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。ピボット関連企業の2023年1月注目ランキングは1位:日東工器株式会社、2位:タキゲン製造株式会社、3位:大鳥機工株式会社となっています。
ピボットとは、機械製作・機械加工の分野において、先端が円錐形の回転軸のことを指します。ピボット用の軸受(ベアリング)とともに使用されます。
後述するように、様々な機械装置では高速回転する回転体が、部品として組み込まれることがあります。
こうした場面では、回転体の摩擦を抑える必要があり、ピボットが有効です。
ピボットは軸受と複数の球で接しており、球による転がり摩擦のため、摩擦係数を小さくできる特徴があります。
ピボットは、高速で回転する装置の回転軸として使用されます。
例えば、真空を扱う工場、学術研究などでは、高真空環境(0.1~10-5 Pa)を得るために、ターボ分子ポンプが使用されます。
ターボ分子ポンプでは、音速に近い速度で複数の羽根が回転しており、ピボットが使用されています。
あるいはコンピュータのハードディスク(HDD)ではディスクが高速に回転し、磁気ヘッドによりデータの読み書きが行われます。こうした場面でも、回転体の摩擦損失を抑えるためにピボットが使用されています。
ピボットは、ピボット軸受(ベアリング)と接合し、回転部を形成します。
ピボット軸受は、外輪と数個の球からなり、その中心をピボットの先端が通り、球と接しています。
軸と接している球が回転することで、軸との摩擦係数を提言することができます。
このような球を使って支える軸受は玉軸受(ボールベアリング)と呼ばれます。
ピボットの先端は円錐形状をしていますが、通常は横から見た場合、その先端は60°の角度となっています。なお、先端は小さな球面状に仕上げられています。
特に高速回転で一定期間使用する場合には、潤滑油が必要となる場合があります。
また、回転体の重量などを考慮し、ピボット軸受のサイズを決める必要があります。
ピボット以外にも円筒形の軸受(プレーン軸受)があります。
プレーン軸受の場合は、軸受と軸の接触面積が大きく、摩擦損失は大きくなります。ただ一方で、この接触面を通じて、集電を行いたい場合には効率的と言えます。
参考文献
https://www.nskmicro.co.jp/products/bearing/pivot.html
http://www.morii.jp/railmodel/etc/bearing.html
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2023年1月の注目ランキングベスト9
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 日東工器株式会社 |
14.5%
|
2 | タキゲン製造株式会社 |
12.9%
|
3 | 大鳥機工株式会社 |
12.9%
|
4 | スガツネ工業株式会社 |
12.9%
|
5 | ミネベアミツミ株式会社 |
12.9%
|
6 | 日本ドアーチエック製造株式会社 |
11.3%
|
7 | 株式会社久力製作所 |
8.1%
|
8 | 株式会社クマモト |
8.1%
|
9 | リョービ株式会社 |
6.5%
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注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2023年1月のピボットページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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