ボールタップのメーカー8社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
ボールタップはバルブの一種と呼んでもよいものですが一般的なバルブとは用途や構造が大きく異なります。一般的なバルブでは手動で開閉を行ったり自動で開閉を行ったりしますが、ボールタップは基本的に水面の水位に応じて自動的に開閉するようになっています。
そのため、基本的には水槽の水面をある一定以上に保ちたい場合や自動で給水したい場合などにのみ使用されることがほとんどとなります。
その中でもっとも頻度が高いのがクーリングタワーへの補水です。
クーリングタワーでは冷却水を冷やすことで水が減っていますので、その減少分を補給するのにボールタップは非常に便利な機器となります。
ボールタップは基本的に自動で給水が必要ですが厳密なレベル管理が必要ではなく、ある一定以上のレベルが必要な個所などで使用されています。
もっとも代表的なのはクーリングタワーの中での保水です。クーリングタワーの中では常に水分が蒸発しているので、水位が下がってきますが厳密なレベル管理は必要ありません。
そのため、ある一定以上の水位を保つことのでき、水の配管をつないでおいておくだけでいいボールタップは非常に使いやすく便利なものであるため、よく使われます。
ボールタップはその名の通り大きなボールがついており、これが水面に常に浮くようになっています。
浮力により自動的にボールタップ内部で水の流路が変化することにより、ボールが下がれば勢いよく水が出て、水が補充されボールタップが上がってくると徐々に水の出る量が少なくなり、いずれは完全に閉止します。
このように単純な構造であるのでボールタップは取り付け後何年も好感されずに使用されることも非常に多いのが特徴です。その代り、水の水面に応じて動作するので厳密な水量の管理には向いていません。あくまでもある一定以上の水面を保ちたい場合にのみ使用することができます。
また、メンテナンスされずに長期間使用されることにより、長年若干の水漏れなどに気づかないまま使用されることが多いのも特徴です。
一部メーカーなどでは部品交換などで対応できますが、冷却水などで使用される水の品質はそれほど良い品質ではないので、ひどい場合はシリカや藻、スライムなどで激しく汚れている場合もあるので、そのような場合は思い切って本体ごと交換してしまったほうが良い場合もあります。
参考文献
https://ssl.fcservice.co.jp/column/2013/10/post-40.html
https://www.kanevalve.co.jp/product/balltap.html
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社