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fcd400についての概要、用途、原理などをご説明します。また、fcd400のメーカー19社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。fcd400関連企業の2024年10月注目ランキングは1位:株式会社マルトモとなっています。
fcd400は、FCD材 JIS-G5502「球状黒鉛鋳鉄品」に規定されている鋼材の一つです。fcd400が規定されている「球状黒鉛鋳鉄」は、鉄組織中の析出黒鉛を球状にした鋼材であり、強度や展延性が改良された鋳鉄といえます。別名では、「ダグタイル鋳鉄」や「ノジュラー鋳鉄」と呼ばれることもあります。ノジュラー(nodular)は、小さな節状、球状という意味の英語です。
球状黒鉛鋳鉄は、鋳物の脆弱性を克服するために、応力集中を弱めて析出黒鉛を球状化する工夫をしています。強度の必要な箇所に使われ、自動車部品や水道管(ダグタイル鋳鉄管)などで主に使われています。
fcdの後ろに付く数字の400は、引張強さの下限値を示しています。また、400の後にハイフンと数字が付くこともあり、それらは鋳鉄の伸びの数値を表します。例えば、FCD400-15であれば、引張強さが400以上であり、伸びの数値が15以上の鋳鉄ということになります。
fcd400は球状黒鉛鋳鉄として、引張強さ、伸びなどが「fc」と呼ばれる片状黒鉛鋳鉄よりも優れています。鋳鉄として、十分な強度を誇り、高い延性とじん性を有しています。そのため、大きな負荷がかかる箇所や部材にも十分耐えられます。ものによっては、数倍の強度を誇り、粘り強さも優れているため、自動車部品や産業機械などで使われています。
fcdの「d」は、ductileの「d」で、展延性があるとの意味で、fcd全般的に展延性が高いです。また、特性として、鋳鋼と比べて振動と騒音を低減することがあげられます。伝わってきた振動が黒鉛の境界で摩擦運動を起こし、熱エネルギーに変わって消失するためです。
鋳造する直前にセリウムやマグネシウムを加えて析出黒鉛を球状化させるのが、片状の鋳鉄のねずみ鋳鉄との違いです。ねずみ鋳鉄の脆さは、析出した片状黒鉛に応力集中しやすい点でしたが、球状黒鉛鋳鉄は、析出黒鉛を球状化することにより応力集中を弱めています。ご使用の際は、黒鉛が非連続のために腐食の進行が遅いという特性に留意して、耐食性を生かす用途に活用すると用途は広くなります。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
2024年10月の注目ランキングベスト1
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
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1 | 株式会社マルトモ |
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注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2024年10月のfcd400ページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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