【2022年版】タフトライド処理を扱う会社・業者2社一覧

タフトライド処理についての概要、用途、原理などをご説明します。また、タフトライド処理を提供する会社・業者2社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。タフトライド処理関連企業の2022年4月注目ランキングは1位:日本パーカライジング株式会社、2位:ミリオン化学株式会社となっています。

タフトライド処理とは？
タフトライド処理を提供する会社2社一覧

タフトライド処理とは

タフトライド処理とは、別名「塩浴軟窒化処理」と呼ばれる表面硬化処理を指します。以前この登録商標は日本パーカライジング工業㈱が使用していましたが、現在「イソナイト」という名前に変わっています。

加工原理は、まず鉄系部材を高温（500～600℃）のシアン化合物溶液に1～3時間浸します。その後、工作物（ワーク）表面は高温溶液により金属元素と窒素が結合して、硬い窒化膜が形成されます。窒化膜の厚さは数十ミクロン程度の薄い層ですが、硬度は加工前の材料に比べて非常に高く、耐摩耗性、耐かじり性（焼き付き防止）、耐食性、耐熱性を改善します。

また、ワーク表面の摩擦抵抗も低くなりますので、摺動部品にも多く使用されます。

この軟窒化処理とは別に、「窒化」と言う処理もあります。窒化膜の厚さが0.1～0.3ｍｍと厚い窒化膜が得られますが、処理時間が長く作業性が悪いです。また、この処理はクロム、モリブテン等を含む鋼材に使用されます。

タフトライド処理の種類

タブロイド処理は軟窒化処理の1種類です。

窒化皮膜の厚さはワーク表面から数十ミクロン程度と薄いため、仕上がりは白灰色やねずみ色になる特徴があります。処理後はほとんどそのまま使用されますが、必要によりバフ研磨をかける場合もあります。焼き入れ等と比べると硬化層が薄いため、さらに耐摩耗性を上げるには炭素鋼を焼き入れしてタフトライド処理を行う必要があります。

タフトライド加工の加工材料は、ステンレス、鉄、鋼、一部のチタン合金となります。

タフトライド処理の使用用途

使用用途としては、鋳鉄、ステンレス、炭素鋼等の機械部品に使用されています。

①自動車用部品

エンジンギア、エンジンバルブ、カムシャフト、クランクシャフト、オイルポンプ、ユニバーサルジョイント

②各種家電製品　

各種切削部品、プレス部品

③金型

アルミサッシ用押し出し金型

④工具

キリ、ボブカッター等

⑤ポンプ用部品

ベーンポンプ、ソレノイドポンプ、スクリューポンプ

⑥機械部品

スクリューヘッド、船のメーンシャフト用ギアカップリング、スラストワッシャ、旋盤チャック

タフトライド処理を提供する会社2社一覧

*一部商社などの取扱い企業なども含みます。

企業の並び替え

標準 |従業員数順 |設立年古い順 |設立年新しい順 |上場企業順

- - 日本パーカライジング株式会社
    イソナイト処理
  - 会社サイト上場(東証一部) 創業: 1928年会社詳細
  - 住所: 東京都中央区日本橋1丁目15番1号
- - ミリオン化学株式会社
    熱処理加工一覧
  - 会社サイト創業: 1957年従業員数: 92人会社詳細
  - 住所: 大阪府吹田市広芝町12番41号