物体検出センサー

物体検出センサーとは

物体検出センサー

物体検出センサーは所定の位置に物体があることを確認するセンサーの総称です。

検出方法としては光学的、機械的に接触する方法や超音波を用いる手法などがあり、光学的な手法では光の透過だけでなく、反射を用いることで物体の有無を検出することも可能です。

物体検出センサーで最も汎用的に使われているのは光学的なセンサーで、光電センサやファイバセンサーがあります。光電センサの中にも透過光や回帰反射型、拡散反射型、狭視界反射型など様々な種類があり、用途にあわせて選びます。

物体検出センサーの使用用途

物体検出センサーは最近注目されているロボットを使ったFA(Factory Automation)機器などで使用されています。パーツフィーダと呼ばれるワークをセットする機械ではワークが所定の位置に準備されているか検出したり、パーツフィーダー内にワークがあるか否かを検出するために使用されています。

また、ワークの有無だけではなく、トビラの開閉の検出などにも機械的な接触や光学センサが使用されています。

物体検出センサーの原理

物体検出センサーは使用するワークによって使い分ける必要があります。物体検出センサーの一つである光電センサは光が透過しない物体を検出する際は透過型を使用し、ワーク表面からの反射がある場合は反射型を使うのが一般的です。ワークが透明な部品の場合は透過光の減衰が弱いため、ワークの検出が難しい場合があります。そのような場合は回帰反射型と呼ばれるセンサを用います。この装置ではワークを透過した後の光を反射板で反射させて再度ワークを透過させ、光を検出することで透過量を減らすことでワークの検出を可能とします。

ファイバセンサーは増幅器を別途用意する必要がありますが、狭い場所への設置に向いたセンサです。

レーザーセンサーは直線性があり、かつ可視光であるレーザーを使用しているため、検出位置の特定が容易で狭い隙間の検出にも向いています。その他、ワークの有無のみならず、特定のワークだけを検出したい場合に、色の識別が可能なカラーセンサを使うこともあります。

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