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【分析機器の展示会3選】特徴や出展メリットも併せて紹介

分析機器とは、「物質の組成,性質,構造,状態等を定性的・定量的に測定する機械・器具又は装置」※1のことを指します。利用される分野は、実験・研究用、環境用、医療用など、多岐に渡ります。

今回の記事では、分析機器の代表的な展示会である「JASIS」「食品開発展」「VACUUM2022真空展」を特徴や出展メリットと併せて紹介します。

※1引用元:一般社団法人 日本分析機器工業会

1. JASIS 

最先端科学・分析システム&ソリューション展

出典元:JASIS 公式サイト

JASISは、一般社団法人分析機器工業会のJAIMAが主催する分析機器の展示会です。アジア最大級の規模を誇り、2021年に開催したJASIS2021には268社の企業が参加しました。

WebExpoというバーチャル展示会も開催されます。それにより会場に来られなかった企業へのアプローチや、時間が無くて見切れなかったという企業へのフォローも可能です。

公式サイト:JASIS 2022

2. 食品開発展

食品開発展

出典元:食品開発展 公式サイト

食品開発展は、食品分野の研究開発、品質保証、製造技術者向けの展示会です。2022年は、健康、美味しさ、安全・品質、フードロングライフという4つのテーマで開催されます。

2021年に開催した際は410社が出展し、食品関連の製造業だけでなく商社や卸売業をはじめとする非製造業の方も多く来場しました。新規の顧客を獲得できる機会に繋がります。

また、展示会のメルマガや食品業界の専門誌での特集記事でのPRも可能です。それにより、自社製品をさらに広くアピールすることができます。

公式サイト:食品開発展 2022

3. VACUUM2022真空展

バキューム真空展

出典元:VACUUM 2022 真空展 公式サイト

VACUUM2022真空展は真空機器、真空装置の総合展示会です。真空技術にかかわる企業や研究者が多く来場します。

会場には商談ブースが設けられ、その場でビジネスに繋がる商談が可能です。また、事前に出展者と来場者を結びつけるマッチングシステムがあり、より効率的に商談が行えます。

公式サイト:VACUUM 2022 真空展

分析機器の展示会に出展して効率的にビジネスに繋げよう

分析機器の展示会を3つ紹介しました。展示会に出展すると、一度に多くの方と出会えて商談のチャンスに繋がりやすいです。展示会に出展し、自社の製品を効率的にアピールしてみてください。

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製造業の4P分析とは?具体的な手順や進める上でのポイントを解説!

自社商品の売上を伸ばしたいのであれば、マーケティングの具体戦略を考える4P分析というフレームワークが有効です。本記事では、4P分析の具体的な手順や進める上でのポイントを紹介します。

製造業の4P分析とは

4P分析とは、「Product」「Price」「Place」「Promotion」の4つの要素の頭文字をとった分析方法です。具体的にマーケティングに落とし込むと、以下のような意味があります。

  • どのような製品・サービス(Product)
  • どれくらいの価格(Place)
  • どこで販売しどのように流通させるか(Place)
  • ターゲットに対してどの媒体でどのように販売促進させるか(Promotion)

この4つの要素はマーケティング施策を立てる上で非常に重要です。

製造業の4P分析における具体的な手順

製造業の4P分析では、「Product」「Price」「Place」「Promotion」の順番になります。まずは、「製品・サービス」を決めます。具体的には、商品の品質やデザイン、保証、アフターサービス、ネーミングなどです。

製品やサービスを決める際に、市場に参入するタイミングも大まかに決めておきます。ブームが去った後の場合は、販促の訴求方法を変えたり、参入時期を遅らせたりするなどの工夫が必要です。

次に「価格」を決めます。価格を決めるときは、競合他社の価格を参考にしたり、ターゲット企業目線で適正価格を判断する必要があります。

価格が決まったら、「販促場所」を決めます。場所を決めるときは、市場に競合他社がどれくらいいるのか把握しておくことが大切です。

優秀な自社商品でも、競合が多いと埋もれてしまうことがあるため注意しましょう。そして、最後に「販促方法」を決めます。

販促方法とは、どのような媒体でターゲット企業にアプローチしていくかということです。直近だと、WEBの販促方法が注目されています。

インフルエンサー施策や口コミ・評判の施策などが例として挙げられます。他にもさまざまな販促方法があるので、自社商品に合った方法を検討してみましょう。

製造業の4P分析を進める上でのポイント

                                                                                                                                                        

4P分析で定期的にマーケティング効果を見直すことがポイントとなります。製品や業界動向・競合他社など状況は常に変化し続けているからです。4P分析で効果的な施策をした後は、マーケティング効果を見直すというサイクルを繰り返しましょう。

製造業の4P分析を活用し売上を最大化させよう

今回は、4P分析の具体的な手順や進める上でのポイントについて紹介しました。自社商品の売上で伸び悩んでいるときは4P分析を活用すると、売上向上に繋がる可能性があります。

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【事例紹介】株式会社イー・スクエア様

株式会社イー・スクエアについて

1999年設立後、大気圧プラズマの開発、製造、販売を行い、国内外液晶等表示デバイス市場へ1200台以上の納入実績を踏まえ、新たな市場に向けその存在価値を生み出しております。
当該装置を利用し、様々な材料表面の界面制御に対し、大気圧プラズマによるラジカルを用い、ケミカルドライ処理を可能にし、お客様のニーズにお応えできるよう、サンプルワーク等を通じ、最先端アプリケーションの開発、発掘、提供を行っております。

 

メトリ―導入前の課題

弊社の製造する大気圧プラズマ装置は国内外表示デバイス市場等を対象に市場拡大してきましたが、その他の市場に対してまだまだ未開拓であり、ニッチな市場でもありますが、この技術は先端開発に必要な要素が様々あり、可能性のある未開拓なアプリケーションもたくさんがあります。

これを各方面に周知頂くには、現状のコロナ禍ではいろんな制限のある中、展示会等に於いても来客数や、面談の減少に伴い、潜在顧客様にどのように喚起、アプローチするかが課題でした。  

その上で、これら、我々の存在や、種々のアプリケーションの存在を知っていただく手段として、on-lineを主体としたメトリ―の状況を調査させていただき、試験的(有料サイト)に運用させていただき引き合い等の状況変化を待ちました。

メトリ―を導入した理由とその結果

3ヶ月間の有料サイトを試験的に運用させていただいた結果、弊社ホームページへアクセス数は直接アクセス数の次にメトリ―からの流入であったことから、明らかに効果がありました。また、自社カタログや、技術論文等の掲載資料に関する充実化にしても、自由に編集でき、また、他のカテゴリへの掲載も可能である為、これらもアクセス数増加へと寄与出来たと思います。掲載資料の充実や定期的なup-dateはアクセス数の増加に直結します。

今後の改善点として思いますのは、カタログ等をダウンロードされた場合、レポート内容をもう少し詳しい情報を加えていただき、尚、ダウンロード動機もいただけたら、その後のフォローする際に、また、お客様の要望を理解するうえで、流れがスムースに行くと思います。今後、お客様目線で様々な技術資料等の掲載充実を図って行く所存です。

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衝突センサー

衝突センサーとは

衝突センサー

衝突センサーは一般的に衝突防止センサーと衝突センサーに分類され、前者は物体との距離を計測して衝突を未然に防ぐためのセンサー、後者は物体と衝突した際の衝撃を検知して装置を自動停止するなどの対策を行うためのセンサーです。

衝突防止センサーは車の衝突事故を防ぐための自動ブレーキシステムなどに用いられているほか、ドローンのような自動運転装置の衝突防止などに用いられています。一方で衝突センサーは製造ラインで使われているロボットの衝突検知、自動停止に使われていたり、自動車のエアバッグ機構などに使われています。

衝突センサーの用途

衝突センサーの用途としては自動車が挙げられ、衝突を未然に防ぐことから「衝突防止センサー」とも呼ばれます。運転時に前方の物体との距離を測定して、衝突する前に自動でブレーキをかけることで衝突を防ぎます。その他、ドローンのような無人運転を行うものについても衝突センサーを搭載することでドローン同士や障害物との衝突を予防できます。

衝突センサーとしては、物体と衝突したときの衝撃を検知して装置を停止したり衝撃を和らげたりする装置もあります。こちらはロボットが組み込まれている製造ラインに取り付けられたり、風力発電のような回転体に取り付けられ、物体との衝突で過度な衝撃が加わった際にロボットや機器を停止させることで損傷を最小限にするなどの用途で活用されています。また、自動車においてはエアバッグの作動のために衝突センサーが使われています。

車における衝突センサー

自動車では衝突防止センサー、衝突センサー両方とも用いられています。衝突防止センサーは上記の通り、運転時に前方の障害物との距離を測定して、物体との距離や速度から自動車が衝突しそうなときはブレーキを動作させたり、警告音を発信したりします。一般的に「自動ブレーキ」と呼ばれる技術には衝突防止センサーが使われています。

また、衝突センサーはエアバッグの動作などに用いられています。自動車が障害物と衝突した場合、車には大きな衝撃が加わります。衝突センサーはこの大きな衝撃を検知してエアバッグを作動させ、運転手や同乗者の安全を守っています。

製造業における衝突センサー

製造業においてはフォークリフトなどの車と人との接触対策に衝突防止センサーが使われていたり、製造ラインなどの異常動作に伴う衝撃検知のために衝突センサーが用いられたりします。例えばフォークリフトは運転手の死角となる部分が多く、特に後方にいる人に気付くのは困難です。そのため、フォークリフトの後方に衝突防止センサーを取り付け、人との接触事故を防いでいます。

一方、衝突センサーは製造ラインに組み込まれているロボットがラインと接触することによって破損するのを防ぐなどの用途で使われています。ロボットが物体と衝突したことを検知せずに通常と同じ動きを行うとロボット、ライン両方に大きな損傷を与える可能性があります。衝突センサーを用いることで、ロボットが物体と接触した際も直ちにロボットを停止させて損傷を抑えることが可能です。

衝突センサーの仕組み

衝突予防センサーは前方の物体との距離を測定するためにカメラやミリ波、赤外線を発信しています。カメラを用いる方法は撮影した画像の解析を自動で行い、物体との距離、物体の大きさ、種類などを分類する方法です。一方、ミリ波や赤外線を用いる方法はセンサーから発信したミリ波等が物体に当たり、反射してセンサーに戻ってくるまでの時間や物体に当たることによる波長変化から物体との距離を算出します。

一方、衝突を検知するセンサーの場合は装置に加速度センサーやエアチャンバーと圧力計が内蔵されており、外部から衝撃が加わったときに大きな加速度の増加や内部圧力の変化を検出します。また、センサーはコントローラーとつながっており、衝撃を検知した際に信号を送ることも可能なため、ライン全体へ停止信号を送信したり、衝撃を和らげる機構を働かせることもできます。

アシストスーツ

アシストスーツとは

アシストスーツ

アシストスーツとは重量物の運搬や、歩行運動など日常的な動作で体に加わる負担を軽減するための装置です。モーターや油圧などのアクチュエータを含む装置や空気圧で動作する電源不要のアシストスーツなどが販売されており、作業内容に応じて適切なものを選定することで最大限の効果を発揮することができます。

アシストスーツは農業や製造業、介護など様々な業界で使用されています。特に最近では高齢者、女性が製造業でも活躍する機会が増えており、アシストスーツなどで重量物の運搬といった作業における体の負担を軽減させるニーズが高まっています。

アシストスーツの構造と効果

アシストスーツはモーターや油圧などアクチュエータを備えた外骨格型の装置で、人の脚や腕に取り付けることで動作を補助するための装置です。センサーも取り付けられたアシストスーツもあり、筋肉の動きや硬さの変化を元に人の体の動きを検知して運動をサポートします。

モーターなどの電動部品を使用していないアシストスーツも開発されており、電池や電源不要で用いることが可能です。このようなアシストスーツは人間工学に基づいて設計されており、日常生活で行われる運動で腰に加わる負担を軽減させられ、着脱が容易な上に作業服やハーネスと一緒に身につけることができます。その他、電力不要のアシストスーツとしては空気圧を用いた人工筋肉の力で動作するものも販売されています。

なお、アシストスーツの効果を最大限発揮するためには適切なサイズのものを選定するとともに、適切に装着することが必要です。そのため、アシストスーツの導入目的や具体的な作業内容、作業者の体格などを考慮して事前にテストを行うことが推奨されます。

アシストスーツの用途

アシストスーツは軽量で強度が大きい素材の開発やセンサー、モーターの小型化などの技術の進歩とともに幅広い業界で用いられています。例えば農業や物流、建設や製造現場など日常的に運搬作業、中腰での作業を行う業界で使われています。

その他、高齢者の歩行支援など運動機能の支援にもアシストスーツが使われています。また、高齢者の介護を行う方々向けのアシストスーツも開発されています。例えば高齢者がベッドから車いすに移動するときや、入浴のときなどの介助における腰の負担をアシストスーツによって軽減させることができます。

また最近では東京オリンピック・パラリンピックのスタッフの作業でもアシストスーツが使われていました。例えばパワーリフティングの重りの交換など、スタッフ作業でも重量物の運搬が必要となります。そのような作業においてアシストスーツを用いることでスタッフの負担を軽減させていました。

農業におけるアシストスーツ

農業では収穫作業や仕分け作業などで長時間の中腰姿勢が続いたり、しゃがんだ姿勢が続いたりするため、腰に負担が掛かりがちです。しかも収穫物の運搬作業や農具の運搬などで重量物を持ち運ぶ作業もあります。

農業従事者は高齢者や女性の方々も多いため、アシストスーツを用いることで就労における負担を小さくしたり、作業時間の短縮を行うことのニーズは高いです。実際に様々なサイズのアシストスーツが販売されており、高齢者や女性も使うことが可能です。また収穫物のコンテナやダンボール運搬用のオプションも販売されています。

製造業におけるアシストスーツ

製造業における労働災害の主な要因の一つが腰痛です。製造業の労働災害全体のなかでも約4割が腰痛であり、中腰での作業や重量物の運搬が日常的に行われる製造業においては腰痛への対策が必要です。とりわけ最近では製造業においても高齢の熟練労働者が働くことが増えており、腰痛が生じるリスクが高くなっています。

最近では腰痛対策、労働の負荷軽減としてアシストスーツを導入している企業も増えています。とりわけ製造業における働き方改革が進められており、女性や高齢者の方々も現場で働くことが増えていくと考えられるため、アシストスーツを活用した負担軽減への要求はますます増えると予想されます。

貼り箱

貼り箱とは

貼り箱

貼り箱とは一般に、厚みのある芯ボールに印刷紙を貼り付けた化粧箱です。高級感があるため、ギフトなどによく使用されます。

貼り箱と組み箱の違い

商品を梱包する化粧箱としては、貼り箱のほかに、トムソン箱などの組み箱があります。

組み箱であるトムソン箱は、箱を形成する素材、例えば1枚の紙などを箱の展開図に合わせた形状でくりぬき、これを折って立体である箱にします。

すなわち、デザインを施すには、組み立てる前の紙の所定の位置に印刷を施す手法が一般的で、デザインの自由度はあまり高くありません。

一方、貼り箱は、箱を形成する部材をいくつかに分解し、それぞれを厚みのある芯紙で作製し、これを組み立てて箱にしたのちに、デザインに合わせた紙や布などを貼りつけた物です。

このため、箱表面となる素材の自由度や、箱表面への印刷などの自由度が非常に高くなり、デザインの自由度が高くなります。すなわち、貼り箱であれば、デザイン性が高く高級感のある箱を実現可能です。

貼り箱の用途

貼り箱は、デザイン性が高く高級感があるため、化粧品や美容機器など、比較的高額な商品を梱包する化粧箱として使用されています。

貼り箱がこのような商品の梱包に使用されるのは、貼り箱が構造的に高い強度を持つ上、手にした時の安定感や重厚感を演出出来るためです。また、前述のように、デザイン性が高いことから、中に入れる商品に合わせて、多様なデザインを施し、商品価値をより高めることが出来ます。

さらに、貼り箱は、商品や企業のブランディングにも役立っています。「この箱は○○の洋菓子」という風に消費者が認識する、貼り箱がもたらすイメージでブランドをイメージするなど多くの役割を果たしています。

貼り箱の形状の種類

貼り箱には様々な形状があります。一般的な形状としては以下の5種類が挙げられます。

1. 身箱・蓋タイプ(本体・蓋別構造)

身箱と蓋が別々になっており、本体の上に蓋をかぶせることで梱包するタイプです。様々な商品に使用されます。

2. ワンピースタイプ

身箱と蓋が繋がっており、蓋を開けることで一つの箱になっている仕組みを持つタイプです。DVDボックスなどに使用されます。

3. 表紙付きタイプ

上製表紙に身箱が付いているタイプで、SLIP in BOXと呼ばれています。マグネットなしタイプも製造可能です。

4. 引き出しタイプ

ブックケースを横向きにして、身箱を入れるタイプの貼り箱です。二段箱も製造することができます。

これらの他に、メーカーによっては、箱の上面と側面の接合部に加工を施し、エッジ部分が際立つよう工夫しているものもあります。
また、多面体の貼り箱や、貼り箱でありながら畳めるような構造としている貼り箱を提供しているメーカーもあります。

貼り箱の装飾の種類

貼り箱の装飾方法について述べます。貼り箱の装飾方法としては、以下の6種類が挙げられます。

1. 紙や布の素材

前述のように芯ボールに印刷紙や布を貼って装飾するため、芯ボールに貼る素材により様々な装飾が可能です。

2. 箔押し

芯ボールに貼る紙に、金や銀、パールなどの素材を熱圧着する装飾方法です。熱圧着により金や銀などは少しエンボスされるのも特長で、箔の色とエンボスによってさらに高級感が演出できます。

3.リキッドメタル

シルク印刷の上に、金箔や銀箔をシール転写のように印字する装飾方法です。シルクスクリーン印刷なので、メタリックな部分を細かく表現できるほか、印刷により少しエンボスになるのが特徴的です。

4. 浮き上げ(エンボス加工)

これは、芯ボールに貼る紙を、加工したい模様を形成する凸版と凹版の型の間に紙を挟んで紙に、絵柄やロゴなどの形を浮き上がらせる加工です。金や銀の箔押しと組み合わせることも可能で、箔部分をより効果的に表現できます。

5. 空押し(デボス加工)

エンボス加工の逆の方法で、紙に絵柄やロゴなどの凸型版をプレスすることで、紙にへこみをつける方法です。こちらも箔押しと組み合わせることが可能で、箔部分をより効果的に表現できます。

6. ラミネート

芯ボールに貼る素材にPP(ポリプロピレン)やPET(ポリエチレン)のフィルムを貼り、光沢調やマット調(艶消し)に仕上げる方法です。装飾面だけでなく、表面保護や、貼り箱を手にした時の独特の手触り感を実現します。

 

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絶対に触らないでください(日本会社ニュース)

Metoree切削工具キャンペーン2022を開催します

Metoreeは製造業関係者の皆様を応援しています。

Metoree 切削工具キャンペーン 2022

Metoree切削工具キャンペーン2022とは

Metoree利用者による切削工具のレビューをもとに、最も良いレビューを投稿してくださった当選者の方に金一封プレゼントさせていただきます。

テーマ

実際のMetoree利用者からのお声を製造者の方々へお届けし製造者様と利用者がつながりをつくり、切削工具関係企業様を応援させていただくためのキャンペーンとなります。

アンケートについて

切削工具に関するレビューを募らせていただきます。Metoreeスタッフ一同にて最も愛にあふれた切削工具に関するレビューを選ばせていただき、最も良いレビューを投稿してくださった当選者の方に金一封プレゼントさせていただきます。アンケートはこちらのリンクからどうぞ!1分ほどで終わるアンケートになっております!期間は7月31日までになります。

Metoree 切削工具キャンペーン 2022

 

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【重機向けの展示会3選】特徴や出展メリットも併せて紹介

重機向けの展示会には、「業界総合型」「製品特化型」の2種類の展示会があります。業界総合型とは、業界の関連するあらゆる機器からサービスを総合的に紹介する重機向け展示会です。

対して、製品特化型は1つの製品だけを専門的に紹介する展示会です。今回は、重機向けの展示会3つ紹介します。

1. 建設・測量生産性向上展

建設・測量生産性向上展

出典元:建設・測量生産性向上展 公式サイト

建機・重機・アタッチメント・建設DX・i-Constructionなど、進化し続ける業界最先端の製品・技術・サービスが一堂に集結する業界総合型の展示会です。

屋外展示場では、実際に重機・建機のデモンストレーションが行われるので、企業の技術をリアルに紹介されます。毎年5月下旬に幕張メッセ展示ホールで開催されています。

公式サイト:建設・測量生産性向上展

2. 都市開発・建設総合展

都市開発・建設総合展

出典元:都市開発・建設総合展 公式サイト

都市開発・建設総合展は、年に2回九州と北海道で開催される重機向けの業界総合型の展示会です。都市開発や建設現場における資材・技術・工法・管理・対策の最新の製品・技術サービスを扱っている企業が集まります。

主に発注・施工・建設・工事に関係している方が展示会に来場するので、話が上手くいけばそのまま商談になる可能性があります。

公式サイト:都市開発・建設総合展 2022

3. Grinding Technology Japan 2023

ジーティージェー

出典元:Grinding Technology Japan 公式サイト

2019年にスタートした製品特化型の展示会で、日本で初めて研削加工技術と工具製造技術に特化した展示会がGrinding Technology Japan(ジーティージェー)です。

展示会のセミナーでは、発表料金を払って自社の製品・技術を発表することができます。セミナーで発表することで、新たな顧客を獲得することが期待できます。

まだスタートしてから3回しか開催されていませんが、今後注目される可能性が高い展示会です。

公式サイト:Grinding Technology Japan 2023

重機向けの展示会に参加して事業拡大を狙おう

重機向けの展示会は「業界総合型」と「製品特化型」があり、目的によって内容が変わります。どちらの展示会も新規顧客を獲得するチャンスなので、自社製品を展示会でアピールしてみてはいかがでしょうか。

ラミネート機とは

監修:株式会社スギイマシナリィ

ラミネート機とは

ラミネート機

ラミネーターとも呼ばれ、木質板(合板、パーチクルボード、MDF等)にフィルムや紙などのシートを貼り合わせる機械を指します。

貼り合わせる前工程に木質板に糊をつける『糊付機』、貼り合わせた後工程に『ロール圧着』あるいは『平板プレス圧着』等の機械が必要になります。
ロール状のシートを巻きだす際のズレやシワを取り除くためにダンサーロールやエキスパンダーロールを付属する事もあります。

シートフローリングが近年の住宅内装の主流になってきてからは非常に重要な設備となっております。

ラミネート機の使用用途

合板等の木質板に木目調などの印刷がされたシートを貼り付けることによってフローリング材などの内装建材を生産するラインに利用されます。

近年の印刷技術向上により様々な印刷シートが開発され、今では木肌の凸凹感などの質感までも表現したシートがでてきました。

こうした背景から無垢フローリングや突板フローリングと見分けがつかない程の多種多様なシートフローリング材が世に出てきており、それに伴いラミネート機の性能もシート・接着剤に合わせて多種多様になっております。

ラミネート機の原理

ラミネート機は大きく二つの装置から成り立っております。

実際にシートと基材を貼り合わせる①“ラミネート装置”とロール状のシートを巻きだす②“シート架台装置”です。
シート架台装置はロール状のシートをセットし、シートをラミネート装置まで運びます。
ロール状シートの回転を止めるためにエアクラッチブレーキやパウダーブレーキが使用されます。

ラミネート装置において、基材とシートを密着するための重要なロールを『脱気ロール』と呼び、金属(メッキ仕上げ)あるいはゴムロールが用いられます。また、脱気ロール内をオイル循環させる事によってロール温度を調整できるようにする事もあります。

 

下記イメージ図にてラミネート装置の略図

ラミネート装置の略図

本記事はラミネート機を製造・販売する株式会社スギイマシナリィ様に監修を頂きました。

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糊付機

監修:株式会社スギイマシナリィ

糊付機とは

合板・木質ボード(パーチクルボード、MDF等)などの平面基材の表面に接着剤を塗布する機械を指し、主にロールで塗工する機械を『糊付機』と呼びます。
一般的に建築材料に使用される事が多いです。
機械が無かった時代に平面基材の上に必要な糊を置き、ヘラ等で表面に糊をムラなく広げた事から『スプレッダー(Spreader)』とも呼ばれます。

基材の表面以外にも裏面又は両面に接着剤を塗布する事が可能です。
各ロールの位置・速度を調整することによって接着剤塗布量や生産量を調整します。

糊付機の使用用途

平面基材に糊を塗工するため、段ボール紙業界から建築材料、家具・木工業界の糊付作業に幅広く利用されます。

使用例:
製材された板に接着剤を塗工し貼り合わせ、集成材を作ります。
合板やMDF等に接着剤を均一に塗工し、その後シート/単板などの貼り合わせによってフローリング材を作ります。
これら以外にも数多くの“貼り付ける”という工程に対して糊付機(スプレッダー)が使用されております。
また、ロール塗工の技術を利用し、『含浸』工程に用いられる事もあります。

糊付機の原理

基本は3本のロールを組み合わせて基材に接着剤を塗工します。
『コーターロール』:ロールに付着した接着剤を基材に転写することによって塗布するロール(塗布ロール/ アプリケーションロールとも呼ぶ)

『ドクターロール』:接着剤塗布量を調整するロール
コーターロールとドクターロールの間に糊をため、ドクターロールをコーターロールに押し当てる事によって、コーターロール表面に形成される糊の厚さを調整する事ができます。
ドクターロールをコーターロールに押し当てる=隙間減少=塗布量減少
ドクターロールをコーターロールから引き離す=隙間増加=塗布量増加

『送りロール』 :基材を搬送するロール
一般的にコーターロールと送りロールの隙間は、接着剤を確実に基材に転写させるために基材の厚みより少し狭くする。

各ロールの位置を一度固定すれば長時間一定の品質で基材に接着剤を塗工し続ける事ができます。

3本のロールの位置関係を表したものが下記の動画になります。

本記事は糊付機を製造・販売する株式会社スギイマシナリィ様に監修を頂きました。

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