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天然香料についての概要、用途、原理などをご説明します。また、天然香料のメーカー9社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。天然香料関連企業の2024年11月注目ランキングは1位:株式会社CSE、2位:山本香料株式会社、3位:松本香料株式会社となっています。
監修:株式会社CSE
天然香料とは、植物や動物から抽出された天然の香り成分のことです。
香料には、天然香料、合成香料、天然及び合成香料を組み合わせた調合香料の3種類あります。人工的に作られる合成香料と異なり、天然香料は自然由来の成分であるため、原料特有の豊かで自然な香りが評価されています。
天然香料は、食品、アロマテラピー、化粧品、洗剤など様々な用途で使用され、健康志向や自然派製品を求める消費者に人気があります。例えばアロマテラピーでは、リラクゼーション、リフレッシュ効果を始め、呼吸器系のケアなどが期待され、心身のバランスを整えてくれます。また、食品に使用することで特有の風味が加わり、より美味しく食べることができるなど、色々な目的で天然香料が活用されています。
以下に、天然香料の使用用途の一例を記載します。
精油 (エッセンシャルオイル) などの天然香料は、アロマテラピーで使用され、リラクゼーションやリフレッシュ、睡眠の質向上、心身に働きかけることで、豊かな生活をサポートします。近年、アロマテラピーに関する研究が進み、様々な可能性が注目されています。
天然香料は、食品や飲料に風味を付与・矯正したり香りを補ったりし、より美味しく食べることを手助けします。バニラやカカオなどの植物性香料や、ビーフやエビ、イカなどの動物性香料がありますが、近年は合成香料が多く使用されています。
高級な香水や化粧品などにも、天然香料が使われており、オーガニックコスメを好む消費者に人気があります。但し、合成香料を使った商品の方が、品質が安定し比較的安価なため、割合的には多く販売されています。
石鹸、洗剤、芳香剤、シャンプーなどにも、爽やかでナチュラルな香りを加えるために天然香料が使われた商品があり、自然派の製品を好む消費者に人気です。
一部の天然香料は、医薬品や伝統的な治療にも使用されています。例えば、ユーカリオイルは呼吸器系のケアに使用され、ティーツリーオイルは抗菌効果があります。
香りを用いた空間デザインは欧米では以前から一般的でしたが、近年の日本では天然香料を用いた空間噴霧がオフィスや店舗施設で浸透してきています。天然の香りで心身に配慮しながら、ホスピタリティの向上や職場の環境改善を目的に活用されています。
天然香料は、動植物から天然の香り成分を抽出したものですが、割合としては植物性の香料が多いです。以下は、植物性の天然香料を抽出する主な方法です。
植物を蒸留釜につめ、水蒸気を吹き込み加熱し蒸留することにより、香り成分を抽出します。ラベンダーやローズの精油など、広く利用されている方法です。
ヘキサンなどの溶剤で植物成分を抽出したのち溶剤を取り除き、ワックスを含んだコンクリートと呼ばれるものを抽出します。エタノールで再度抽出したコンクリートを冷却し、ワックスや溶剤を取り除き天然香料を得ます。ジャスミン、ローズなどの高級な花精油に多く用いられる方法です。
レモンやオレンジ、ベルガモットなどの柑橘類の果皮を、加熱することなく圧力で搾り、精油を取り出す方法です。
以下に、天然香料の主な種類を記載します。
フレーバー用途は食品への使用、フレグランス用途はアロマ、化粧品、香水、洗剤、芳香剤などへの使用を意味します。
精油 (エッセンシャルオイル)
植物の花、葉、樹皮、根、果実などから抽出される揮発性オイルです。水蒸気蒸留法や圧搾法で抽出しています。フレグランス及びフレーバー用途で使用され、ラベンダー、ペパーミント、ユーカリ、ティートリーなどがあります。
アブソリュート
溶剤抽出法で花から抽出された天然香料で、精油よりも濃縮された香りを持ちます。特に香水のベースノートとして使用されます。フレグランス用途として、ジャスミン、ローズ、オレンジブロッサムなどがあります。
レジノイド
樹脂やゴム樹液から溶剤抽出法にて得られる天然香料で、粘り気があります。フレグランス用途として、バルサム、ミルラ、フランキンセンス、ベンゾインなどが知られています。
オレオレジン
果実や葉、根、茎などから溶剤抽出法にて得られる天然香料で、フレーバー用途として使用されます。代表的な植物としては、コショウ、ショウガ、セロリなどがあります。
フレグランス用途としては、近年では動物保護の観点から合成香料が代用され、動物から得られる天然香料はほとんどありません。
また、フレーバー用途として香料に使用できる食肉製品は、日本農林規格 (JAS) で制限されています。ビーフやポーク、チキンなどのミート類や、ホタテやエビやカニなどのシーフード類の抽出物があります。
以下に、天然香料の選び方を記載します。
香りの強さや持続性、及びどの様な効果が見込まれるかなど、用途に合わせて香料を選択します。
天然香料の品質は、原産地や天候、収穫時期、製造工程などによって大きく左右されます。
また、食品や化粧品などに香料を使用する場合、合成香料や天然香料の区別なく一括して香料と表示されます。そのため、商品の詳細説明やオーガニック認証などを確認し、信頼できるメーカーから購入することが望ましいです。
天然香料は、植物によってはアレルギー成分が含まれている可能性もあるので、肌に直接使用する時などは安全性を確認することが大切です。
天然香料は比較的高価なものが多いため、使用目的や予算に合わせて選びましょう。
本記事は天然香料を製造・販売する株式会社CSE様に監修を頂きました。
株式会社CSEの会社概要はこちら
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
2024年11月の注目ランキングベスト8
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
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1 | 株式会社CSE |
21.4%
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2 | 山本香料株式会社 |
21.4%
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3 | 松本香料株式会社 |
14.3%
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4 | 横山香料株式会社 |
14.3%
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5 | 池田物産株式会社 |
7.1%
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6 | 小川香料株式会社 |
7.1%
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7 | 株式会社SeaAroma |
7.1%
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8 | 豊玉香料株式会社 |
7.1%
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注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2024年11月の天然香料ページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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