チラーユニットについての概要、用途、原理などをご説明します。また、チラーユニットのメーカー23社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。チラーユニット関連企業の2023年08月注目ランキングは1位:三菱電機株式会社、2位:株式会社レイケン、3位:オリオン機械株式会社となっています。
チラーユニットとは、水を始めとした熱媒体を冷却する装置です。
チリングユニットとも呼ばれています。空冷タイプ、水冷タイプ、冷凍タイプがあり、必要とする熱媒体温度や用途、使用環境によって選定されます。産業機械をはじめとする各種設備から発生した余剰発熱を取り除いたり、ある温度に一定に保つ用途や、セントラル空調等、幅広い分野で広く活用されています。チラー (英: chiller) と名前はついていますが、冷やすだけではなくヒーターを内蔵した温水チラーもあり、温水循環が必要な設備でも利用可能です。
チラーユニットは下記の通り多様に用いられており、現代の産業や社会基盤には不可欠な設備です。
チラーユニットは、温度調整の必要な目的物に対して熱媒体を用いて冷却 (加温) します。同様の役割を担うものとして熱交換器という設備があります。
チラーユニットと熱交換器の最大の違いは設計です。チラーユニットが熱媒体の循環経路に熱媒体用の冷却設備を備えているのに対し、熱交換器は熱媒体冷却用設備がなく流体と熱媒体の間で直接熱交換がなされます。チラーユニットの冷凍機の冷却方式には、蒸気圧縮方式と熱吸収方式があります。
費用の面では一般的に冷却設備を必要としない熱交換器の方が安い傾向です。コスト制限がある場合でも、設備の選定に際しては熱交換能力や熱交換プロセスの安定性、ランニングコストやメンテナンスコストなど、運用開始後に不具合が出ないように細心の注意を払いながら選定する必要があります。
チラーユニットには上述した大別して3種類のタイプがあります。 このタイプ別以外に循環させる熱媒体量、熱交換能力等によって幅広い製品が存在します。 タイプごとの原理と特徴は下記の通りです。
熱媒体を冷却する為の熱交換器を備え、内蔵されたファンによって熱交換機を空冷する事で熱媒体の顕熱を奪い冷却します。 奪われた顕熱は大気中へ放出されます。熱媒体には水が多用され、3~35℃程度の冷水を循環させるのが一般的です。
熱媒体を冷却する為の熱交換機を空冷と同じように備えますが、熱交換器の冷却には水を使用します。空冷式と異なりファンを内蔵しないので低騒音、クリーン、熱の排出がない為、屋内で利用することも可能です。冷却水循環の為の配管や弁体が必要になる為、内部構造は複雑になります。
熱媒体を冷却する為に冷凍サイクル機構を備えた冷凍機を内蔵し、熱交換器で冷却するタイプとなります。冷凍機を備える為、熱媒体の温度は‐70℃以下まで冷却する事も可能です。熱媒体は凍結しない様にエチレングリコールやフッ素系のフロリナート等を用います。 熱負荷が高い場合や、冷却対象を氷点下以下にしたい場合に用いられます。 冷凍機を備え、冷媒循環の為の配管などが必要となる事から最も複雑な構造となります。
チラーユニットの熱媒体冷却方式には以下の手法に分けることができます。
Metoreeでは各社カタログを無料で一括でダウンロードできるので、製品比較時に各社サイトで毎回情報を登録する手間を短縮することができます。
チラーユニットのカタログ一覧はこちら企業
日立グローバルライフソリューションズ株式会社 東栄株式会社 株式会社メイワ 三菱重工サーマルシステムズ株式会社*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2023年08月の注目ランキングベスト10
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
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1 | 三菱電機株式会社 |
11.0%
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2 | 株式会社レイケン |
9.4%
|
3 | オリオン機械株式会社 |
8.4%
|
4 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 |
7.5%
|
5 | 株式会社メイワ |
7.4%
|
6 | 東芝キヤリア株式会社 |
7.2%
|
7 | コベルコ・コンプレッサ株式会社 |
5.4%
|
8 | 株式会社プロテリアル |
5.1%
|
9 | 日本冷熱工産株式会社 |
4.5%
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10 | サンセイ冷熱株式会社 |
4.3%
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注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2023年8月のチラーユニットページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
この商品は、空調システム全体の負荷把握を容易にするHVAC機能によりエネルギー消費量を効率化してくれるチラーユニットです。
低環境負荷冷媒R32及びDCインバータツインロータリー圧縮機を搭載した事で、CO2排出量の低減及び定格冷却COPの向上を実現しました。
また、TCCR-NETを導入した事で遠隔地からの監視だけではなくWeb上で運転状況の確認や需要の予測等を行える様になりました。
加熱能力にも優れており-25℃まで稼働する事が出来るので、寒冷地等での使用に向いています。
この商品は、-20〜50℃と使用出来る温度範囲が広く、ファンやポンプもインバータで稼働させるチラーユニットです。
TESC機能の搭載により冷凍スピード及びファンスピード、ポンプスピードを自動で最適化してくれるので、消費電力量を減らすことが可能です。
また、インテリジェントパネルが搭載されているのでタイマーやポンプの制御方法が設定出来たり、液温のグラフや省エネ度など運転状況を確認する事が出来ます。
冷凍サイクル最適化制御運転によりインバータの回転数をコントロールし静音で運転出来るので、騒音が問題になりがちな住宅密集地等で使えます。
この商品は、各モジュールの運転状況やかかっている負荷を考慮しながら運転台数をコントロールするモジュール制御機能が付いているチラーユニットです。
高効率インバータースクロール圧縮機の搭載及び冷凍サイクルや水側熱交換器を改良した事で定格冷却COPが上がりました。
更に、熱交換器パス構造を採用した事で冷媒流速がアップし冷却能力を向上させられたので結果的に省エネ化に繋がりました。
エレベーターで搬入する事が出来るサイズなので、マンションやビルの空調として使う事が出来ます。
この商品は、高効率DCブラシレスインバータ圧縮機を搭載した事で消費電力量を30%抑えられるチラーユニットです。
3〜35℃の温度であれば安定して冷水を供給する事が可能です。
冷水タンクや二次ポンプ等の設備を付ける必要が無く、ポンプタンクと一体化させる事で設置スペースも削減出来ます。
インバータ制御が装備されている事で負荷変動の対応力に優れ、温度を厳密にコントロール出来るので、工場等の生産ラインの放熱ユニットとして使えます。
この商品は、ピストン弁で行うアンロードを廃止し、その分インバータの運転効率を上げる事で消費電力量を減らしたチラーユニットです。
冷媒にはオゾン層を破壊しないHFC404Aを使用しているので、環境に優しい製品となっています。
また、冷凍機の運転を常に監視するizモニターが搭載された事で、異常の事前察知及び運転停止してくれる上に、運転歴を記録してくれるのでトラブルの原因を究明しやすくなります。
インバータの回転速度をアップさせる事で冷凍能力が従来品よりも40%程アップしたので、生鮮品倉庫の冷却等に使えます。