園芸ラベル

監修:ARC株式会社

園芸ラベルとは

園芸ラベルとは、果樹・草花類の名前や栽培情報を記録したり、花苗から観葉植物まで写真や説明を記載できる札です。

実用性 (管理・識別) と装飾性 (見た目・販促) の両面を持っており、植物の識別や管理に役立ちます。素材は、耐水性や耐久性に優れたプラスチック製が主流ですが、木製や金属製など様々な種類があります。形状は、土に挿しやすいT字型や短冊型、吊り下げ型など様々です。

さらに、ホームセンターにおける商品・苗木管理、種苗販売店での識別、生産農家での品種・栽培記録管理にも利用されています。これらの分野では、耐久性や耐候性に優れた業務用ラベルが求められ、流通や生産の効率化を支えています。

また、写真や説明を加えることで商品価値を高め、販売促進に大きく貢献します。

園芸ラベルの使用用途

園芸ラベルは以下のような用途で使用されます。

1. 家庭菜園・ベランダ

家庭菜園やベランダガーデニングなど、限られたスペースで植物を育てる際に植物を管理するために使用します。特に、見た目が似ているハーブ類や、発芽したばかりの野菜の苗を区別するのに有用です。植物名と種まきの日付をラベルに書いておくだけで、水やりや間引きの時期を間違えず、それぞれの植物に適した手入れを容易に行えます。

2. 園芸・庭

本格的な庭づくりや特定の植物のコレクションを楽しむ園芸愛好家にとって園芸ラベルは、詳細な栽培記録を残すための重要な備品です。品種名や購入日などを記録することで、自身の庭の歴史を管理できます。また肥料を与えた日付や薬剤を使用した記録などを書き加えていくことで、翌年以降の栽培計画を立てる際の貴重な情報源となります。

3. 植物園・教育現場

植物園や学校の花壇などでは、植物の和名だけでなく、学名や原産地といった専門的な情報もラベルに記載することが多くあります。来園者や生徒が植物の名前や特徴を学ぶための教材として機能し、自然への興味や理解を深められます。デザイン性の高いラベルを使用することで、景観を損なうことなく、教育的な価値と視覚的な魅力の両立が可能です。

4. ホームセンター・種苗販売店・生産農家

ホームセンターでは植物名・品種名や育て方の表示、種苗販売店では識別、生産農家では品種管理や栽培記録にも利用されます。写真入りのラベルは、購入後やガーデニングの完成形を想像させ、販売促進の効果もあります。これらの現場では、耐久性や耐候性に優れた業務用ラベルが求められ、流通や生産の効率化に不可欠となっています。

本記事は園芸ラベルを製造・販売するARC株式会社様に監修を頂きました。

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メタルグレーズ抵抗器

メタルグレーズ抵抗器とは

メタルグレーズ抵抗器とは、金属酸化物とガラス粉末を混合し高温で焼結することで形成される薄膜状の抵抗体を用いた固定抵抗器です。

金属材料の導電性とガラスの安定性を組み合わせることにより、機械的強度や耐環境性に優れる点が大きな特長です。メタルグレーズ抵抗器は、一般的なカーボン抵抗器や巻線抵抗器と比較して、安定性の高い抵抗値を維持でき、長期信頼性が求められる電子機器において多く使用されています。

さらに、温度変化や湿度の影響を受けにくいという性質をもち、広範な環境条件での使用に適します。抵抗値の範囲も広く、数オーム (Ω) から数百メガオーム (MΩ) まで対応可能であり、精密回路における電流制御や分圧用途に活用されています。またパルス耐性が比較的高いため、高電圧を扱う回路にも採用されます。

メタルグレーズ抵抗器の使用用途

メタルグレーズ抵抗器の代表的な用途として以下のようなものが挙げられます。

1. 一般電子機器

メタルグレーズ抵抗器は、家庭用の電気製品や情報端末をはじめとした一般電子機器に広く搭載されています。

信頼性の高い抵抗特性により、長期間利用される製品でも安定した性能を維持できることが特徴です。温度変化が生じる家電の内部や、多様な電子回路を組み合わせた情報機器においても性能の変動が少なく、安定した動作を支える役割を果たしています。

2. 精密機器

医療機器や計測機器など高精度が求められる場面においてもメタルグレーズ抵抗器は不可欠です。

広範囲な抵抗値設定が可能であるため、測定のための分圧回路や校正回路に適用されます。特に、医療用の診断装置や高精度のアナログ計測器では、温度や湿度の影響を極力抑え、信号を正確に処理するために利用されています。

3. 産業機器

工場の制御装置や電源装置など、過酷な産業環境においてもメタルグレーズ抵抗器は活用されています。

高温多湿や振動、外部ノイズなどの影響が大きい状況においても、抵抗値の変化が小さいため安定した稼働を支えられます。またパルス耐性の高さを活かして、過渡的な電流が発生しやすい電源回路やモータ制御回路でも用いられています。堅牢性と長寿命を兼ね備えているため、メンテナンス性の向上にも寄与します。

4. 高電圧回路

メタルグレーズ抵抗器は、高電圧用途への適性も評価されています。

電力供給システムや送配電関連機器において、高い電圧が印加される分圧回路や保護回路に採用されています。瞬間的に大きなパルス電圧が発生する場合でも抵抗体が損傷しにくいため安全性の確保につながります。これらの特性により、高電圧回路設計においては重要な構成要素の一つとされています。

強制空冷ヒートシンク

強制空冷ヒートシンクとは

強制空冷ヒートシンクとは、ファンなどの送風機で空気を強制的に流し、発熱体から効率よく熱を逃がす際に用いられるヒートシンクです。

ヒートシンク単体では自然対流に頼った放熱しかできませんが、そこにファンを組み合わせることでより大きな熱を処理できます。電子機器の小型化・高性能化が進む現代においては、限られたスペースで高い冷却性能を実現する必要があり、強制空冷方式が幅広く採用されています。

一般的なヒートシンクの原理は、アルミ合金や銅合金といった熱伝導率の高い金属で作られ、さらに表面に多数のフィンを設けることで放熱面積を拡大するものです。強制空冷ヒートシンクでは、ファンなどで風が送られてくるため、自然冷却式のヒートシンクよりもフィンの間隔を狭められます。

強制空冷ヒートシンクの使用用途

強制空冷ヒートシンクは、自然空冷よりも高い放熱性能を持ちながら、液冷方式に比べて構造がシンプルで導入しやすいのが特徴です。主な用途として以下があげられます。

1. 半導体素子の冷却

まずあげられるのが、半導体素子の冷却です。CPUやトランジスタ、IGBTといった高発熱の素子は、自然空冷だけでは十分な熱対策ができません。強制空冷ヒートシンクを用いることで、素子の性能を安定的に引き出すことが可能になります。パソコンやサーバーはもちろん、産業機器に搭載される高出力半導体でも不可欠な存在です。

2. 電源装置・電子機器

電源装置や電子機器の冷却も、強制空冷ヒートシンクの用途の一つです。電源は常に一定の熱を発生させるため、効率的な放熱が欠かせません。強制空冷ヒートシンクを組み込むことで、電源装置の小型化や長寿命化を実現します。

3. インバータ・モータ制御装置

インバータやモータ制御装置といった高出力機器にも強制空冷ヒートシンクが利用されています。これらの装置は、産業分野やエネルギー関連施設などで用いられており、大電流を扱うために発熱が避けられません。強制空冷ヒートシンクを用いることで、安定稼働と安全性の確保につながります。

5G測定

5G測定とは

5G測定とは、第5世代移動通信システムの電波品質を専門の機器で計測するサービスです。

第5世代移動通信システムは通称5Gと呼ばれ、高速・大容量かつ低遅延であり、多数の同時接続が可能です。しかし、その性能を引き出すためには、安定した電波環境が不可欠です。特に5Gで利用される高い周波数帯の電波は壁や障害物に遮られやすいため、同じ建物内でも場所によって電波の届きやすさに差が生じることがあります。

一般的なスマートフォンなどの簡易的な電波表示だけでは、このような詳細な状況を把握することは困難です。そこで5G測定サービスでは、専用の測定器やソフトウェアを使い、電波強度や通信品質及び時間遅延などを精密に計測します。計測したデータからマップなどを作成し、可視化することが可能です。

5G測定サービスの用途

5G測定サービスは以下のような用途で活用されます。

1. 品質評価・最適化

5G測定によってエリアの通信品質を評価し、快適な環境へと最適化するために利用されます。例えば、オフィスビルや工場、商業施設といった屋内で、どこに電波が届きにくい不感地帯があるかを正確に特定可能です。測定によって得られた客観的なデータを基に、小型基地局や中継器を効果的な場所に設置する計画を立案できます。

2. サービス開発・導入支援

5Gの特性を活かした新しいサービスの導入前には、信頼性を担保するための綿密な電波環境調査が欠かせません。スマート工場で多数の機器を無線で制御したり、建設現場で建機を遠隔操作したりする場合、通信の瞬断が大きな事故に直結します。サービスの導入を予定している場所で5G測定を事前に行い、通信品質の要件を満たすことを確認します。

3. トラブルシューティング

特定の場所での通信遅延などの問題が発生した際、その原因を究明するために5G測定サービスを活用します。トラブルの原因が電波の強弱なのか、電子機器による電波干渉によるものなのかを切り分けます。原因を正確に特定することで、アンテナの向き調整や干渉源機器の排除など、的確な解決策を迅速に実施できます。

白金線

白金線とは

白金線とは、白金 (プラチナ) を細い線状に加工した素材です。

白金は、金や銀などと同じ貴金属です。この白金を線状に加工した製品が白金線です。しなやかで加工しやすく、細く伸ばして容易に線状となります。

白金線は優れた特性を多く有しており、その中でも特筆すべきは化学的な安定性の高さです。酸やアルカリといった薬品に強く、空気中や水中でもほとんど錆びたり変質したりすることがありません。また融点が約1,768℃と非常に高いため、高温の環境でも安定した状態を保ちます。さらに、温度の変化に応じて電気抵抗値が正確に変化するという性質も有します。

その安定性と信頼性の高さから、精密な測定が求められる場面や、過酷な環境下での利用に不可欠な素材として重宝されています。

白金線の用途

白金線は以下のような用途で活用されます。

1. 温度センサー

白金線の最も代表的な用途の一つが、精密な温度計である白金測温抵抗体です。温度の上昇と電気抵抗の変化が正確に比例する白金の性質を利用したセンサーです。この性質により、極低温から高温にかけて、広い範囲で正確な温度測定が可能です。その精度の高さから、工業分野の品質管理や医療現場での体温測定など、信頼性が求められる様々な場面で温度計として利用されています。

2. 化学実験・分析

化学の実験や分析の現場でも、白金線は重要な役割を担います。例えば炎色反応の実験で、化学安定性が高く熱にも強い白金線が薬品付着棒として使用されます。また薬品と反応しにくい性質を活かして、電気分解実験の電極などに活用されることもあります。

3. 高温部品

白金線は融点が高く、高温でも安定しているため、様々な工業製品の部品としても活躍します。温度センサーである熱電対がその代表です。白金とロジウムを組み合わせた熱電対は、1,000℃を超えるような高温を測定可能です。その他にも、ガラスを溶かすための製造装置や、半導体の加熱ヒーターなど、高温下で使用する特殊な部品の材料として産業の発展を支えています。

アルミヒートシンク

アルミヒートシンクとは

アルミヒートシンクとは、電子部品や半導体素子から発生する熱を効率的に逃がすために用いられる放熱部品の一種です。

銅製やグラファイト系のヒートシンクもありますが、日本国内で最も普及しているのはアルミニウム製のヒートシンクです。アルミは軽量で加工性に優れ、比較的安価であるうえ、熱伝導率が高いため放熱部材として非常に適しています。

市販されているアルミヒートシンクは、形状や加工方法によってさまざまな種類があります。一般的なのは押出式ヒートシンクで、アルミ材を金型から押し出すことで、フィン (放熱板) を一体成形するタイプです。ほかにも、複雑な形状に対応できるダイカスト式、基材にフィンを機械的に圧着するカシメ式、ベース材からフィンを切削するブローチング式などがあります。

アルミヒートシンクの使用用途

アルミヒートシンクは、標準品としてサイズや形状が豊富に揃っているほか、使用する機器に合わせたカスタム設計も行われています。

1. 半導体・パワーエレクトロニクス分野

アルミヒートシンクの代表的な用途は、パワー半導体やインバータ装置の冷却です。パワートランジスタや整流素子は稼働時に大きな熱を発生させますが、適切に放熱しなければ素子の性能低下や故障の原因となります。アルミヒートシンクを取り付けることで、効率的に熱を逃がし、長期にわたる安定した動作を実現できます。

2. LED照明機器

省エネ性能に優れた光源として普及しているLEDですが、点灯中に半導体素子が高温になるため放熱対策が欠かせません。市販のアルミヒートシンクは、街路灯や投光器、店舗照明などのLEDランプに組み込まれ、安定した光量と長寿命を確保しています。

3. コンピュータ・通信機器

コンピュータのCPUやGPU、サーバー機器のプロセッサも高熱を発するため、ヒートシンクが必須です。ファンと組み合わせた強制空冷方式だけでなく、自然空冷でも高い放熱効果を発揮できる構造が求められます。さらに基地局や通信装置などの連続稼働が前提の機器にも採用され、安定稼働を支える重要な役割を担っています。

カシメヒートシンク

カシメヒートシンクとは

カシメヒートシンクとは、アルミベースと放熱フィンをかしめ加工によって一体化させた放熱部品です。

かしめ加工とは、複数の部材を機械的に圧着する方法です。接着剤や溶接を使わずに強固に結合できる点が特徴です。この工法を用いたヒートシンクは、薄く細いフィンを高密度に並べることにより、従来の押出加工によるヒートシンクよりも放熱表面積を大幅に拡大できます。その結果、限られたサイズ内でも高い放熱性能を発揮できるため、コンパクト化が進む電子機器に適した冷却手段として注目されています。

カシメヒートシンクは、設計の自由度が高く、フィンの形状やピッチを用途に合わせて最適化できる点が利点です。小型ながら大きな熱を効率的に放散できるため、現代の高性能半導体や電子機器に求められる要件を満たす構造といえます。

カシメヒートシンクの使用用途

カシメヒートシンクの主な使用用途は以下のとおりです。

1. パワー半導体の冷却

近年、電力変換装置やインバータに搭載される半導体は高出力化が進み、それに伴い発熱量も増加しています。カシメヒートシンクは、薄型で高密度なフィン構造を実現できるため、従来のヒートシンクでは対応が難しい発熱条件にも効果的です。これにより、パワー半導体の安定動作を支え、装置全体の信頼性や寿命を向上させます。

2. 産業機器や電源装置

生産ラインで稼働する産業機器や大容量の電源装置では、限られたスペースでの効率的な冷却が必要です。カシメヒートシンクは、コンパクトな形状でも高い放熱性能を発揮できるため、装置の小型化や省スペース化を実現します。また安定した放熱により長時間の稼働が可能となり、メンテナンス性の向上にも寄与します。

3. 通信機器・サーバー分野

データ通信やクラウドサービスを支えるサーバー機器は、常時高負荷で稼働し続けるため冷却性能が非常に重要です。カシメヒートシンクは、限られたラックスペース内でも効率的に熱を逃がせる構造を実現できるため、通信基地局やデータセンターなどでの採用が進んでいます。これにより機器の安定稼働を支え、システム全体の信頼性を高める効果があります。

スマートロック

スマートロックとは

スマートロックとは、スマートフォンやICカードなどを使って鍵の開け閉めができる電子錠です。

物理的な鍵の代わりに、デジタル認証を用いてドアを施錠・解錠する仕組みです。多くの製品は、既存ドアの内側にあるサムターンの上から取り付けるだけで、大掛かりな工事をせずに設置できます。スマートフォンに専用アプリをインストールして操作することで開錠・施錠します。

Bluetoothなどが通信で利用されます。製品によっては、ドアに近づくだけで自動解錠したり、ドアが閉まると自動施錠したりするオートロック機能も有します。また遠隔操作が可能なモデルでは、外出先からでも施錠状態を確認できるため、鍵の閉め忘れへの不安を解消できるでしょう。家族や友人に一時的な合鍵を発行する機能もあり、鍵の受け渡しの手間を省ける点も利点です。

スマートロックの使用用途

スマートロックは以下のような用途で使用されます。

1. 一般家庭

一般家庭では、日常生活の利便性と防犯性の向上にスマートロックが活用されます。買い物帰りで両手がふさがっている時でも、スマートフォンがドアに近づくだけで自動解錠するハンズフリー機能は便利です。また子供が学校から帰宅したことをアプリの通知で確認できるため安心感を得られます。外出時の鍵の閉め忘れが懸念される際も、スマートフォンアプリから施錠状態を確認可能です。

2. 不動産・民泊施設

不動産の賃貸物件や民泊施設では、鍵の受け渡しを効率化し、安全に管理するためにスマートロックを導入します。物件の内覧希望者に対して、指定した時間だけ有効なデジタルの鍵を事前に発行することで、担当者が現地へ行かなくても内覧してもらうことが可能です。民泊では、宿泊者ごとに有効期限付きの暗証番号やデジタルキーを発行できます。

3. オフィス・店舗

オフィスや店舗など、不特定多数が出入りする場所での入退室管理にもスマートロックは有用です。従業員や会員に対して、それぞれの権限に応じた入室許可をスマートフォンやICカードに設定できます。誰がいつどこに入退室したかの履歴がデータとして記録されるため、セキュリティの強化にもつながります。

遮熱ネット

遮熱ネットとは

遮熱ネットとは、日差しを遮り、直射日光による熱を防ぐためのネットです。

農業資材として利用されることが一般的ですが、農業以外の分野において、一般的な日除け用途で利用されることもあります。製品によっては遮光ネットと呼ばれています。

遮熱ネットは、ポリエチレンなどの合成素材から製造されており、耐久性が高く、酸やアルカリ、カビに強い資材です。泥水や塩水などによる劣化にも耐えられます。特殊な遮熱剤を糸に練り込むことにより、遮熱性を高めている製品もあります。遮光率が高いものほど遮熱性も高くなりますが、農作物の成長には太陽光が必要な為、過度に光を遮ることがないような適切な選定が必要です。

遮熱ネットの使用用途

遮熱ネットは以下のような用途で使用されます。

1. 露地栽培

夏の露地栽培において、高温障害による生育不良が起こる場合があります。遮熱ネットは、熱を遮り、日焼けや高温による葉のダメージを防いで、適切な生育を促進できる資材です。防虫・防蛾・防鳥などの効果も期待できます。

トマトやナスなどの果菜類、ホウレンソウやシュンギクなどの軟弱野菜、イチゴ、花き類など幅広く利用されています。トンネルや支柱を利用する作物であれば、それを生かしてネットをかけることが可能です。

2. ハウス栽培

ハウス栽培では、ハウスの外張りや内張り・スライドカーテン・巻き取り用の被覆材・ベタがけ・トンネル遮光など様々な使用法で利用されています。

遮熱ネットを活用することで、春から夏にかけてのハウス内の過度な温度の上昇を抑えられます。室温の高さによる作物の徒長や害虫の発生、直射日光による日焼けや葉焼けの対策を行う上で役立ちます。温度管理が大切な育苗にも有効です。

3. 農業以外

遮熱ネットは農業以外の分野でも、様々な日除け、暑さよけに利用されています。例えば、工業資材の塩ビパイプを屋外で保管する業務シーンでは、熱による曲がりや日焼けの防止を目的として遮熱ネットが利用されることがあります。畜産分野においては、豚舎や牛舎の屋根に主に利用されます。

その他、駐車場・子どもの遊び場・幼稚園・砂場などで熱中症の防止用の日よけとして利用されたり、一般的な建物の窓にロールスクリーンとして設置されたりする場合があります。

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製造業マーケティングガイド

専門性の高い「化学薬品・電子材料」領域で自社サイトへのアクセス数・問い合わせ件数アップに成功!

事例企業様: 林純薬工業株式会社 | 従業員数: 300名以上 | 業界:化学・電子材料

 

林純薬工業株式会社は電子デバイス産業の進化と発展に貢献する「電子材料」、幅広い分野での試験研究をサポートする「試薬化成品」を二つの柱としています。

信頼と安心の化学薬品を通して、さまざまなものづくりと関わり、人々の豊かな未来の実現をめざす企業です。

専門性の高い領域で事業を手掛ける当社が、メトリー導入でどのように効果を上げているのか、運用を担当されているお二人にお話を伺いました。

 

 

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「化学薬品・電子材料」領域で、潜在顧客のアプローチに対する課題を、メトリーが突破口を切り拓いた!

 

― 貴社の事業についてお聞かせください。

尾崎さん(以下、尾崎):林純薬工業は1904年に化学薬品販売の商店として創業しました。1950年から試薬製造を開始し、さらに1980年代から電子工業用薬品、半導体産業向け機能性薬品の技術開発に発展してきました。創業120年以上の実績に裏付けられた高度な開発力を活かして、試薬と電子材料を通じ、化学・医薬・食品・環境分析・半導体などあらゆる分野のニーズにお応えする化学薬品メーカーです。

近年では、カスタマイズ対応や法規制遵守をはじめとする「現場の声に応えるサービス」の展開にも注力し、信頼される企業としてその役割を果たしています。

 

― 田中さんと尾崎さん、お二人それぞれの担当されている業務について教えてください。

田中さん(以下、田中):私は試薬化成品部のデジタルマーケティンググループで責任者をさせていただいております。主に自社が運営するECサイト「試薬ダイレクト」を担当しています。

尾崎:私は電子材料部という部署でマネージャーを務めております。電子材料部はマーケティング担当がいないため、様々な業務を兼任しています。

 

― 貴社がメトリーを導入されたのがおよそ1年前ですが、どのようなきっかけがあったのでしょうか?

尾崎:当社の製品は、電子材料も試薬も同様に特定の用途であったり、技術的なニーズを持つ限られた層の企業を対象としています。そのため新しいお客様、いわゆる潜在顧客にアプローチをすることが非常に難しい状況でした。

そんななか、製品を探している技術者や研究者の方と自然な形で繋がれるプラットフォームとしてメトリーを見つけ、注目していました。

 


ターゲット層を明確に絞り込みアプローチできるメトリーはコストパフォーマンスも魅力

 

― 以前はどのような方法で潜在顧客へのアプローチをしていたのでしょうか?

尾崎:それほど多くはないですが、業界専門誌等への広告出稿を行っていました。当社の製品の特性上、広く浅く告知をするというよりは見込みのあるターゲットに絞って効率的に情報を届けたいという点を重視してやっていました。

そういう点においてメトリーはカテゴリーごとに広告を出すことができるのでターゲットを明確に絞ることができ、非常に効果的だと感じていました。

田中:他にもWEB媒体はありますが、導入コストも比較的高いものが多いです。また、一般的な広告施策は、ある程度まとまった費用が必要になることも多く、費用対効果を見極めることの難しさを実感していました。

ですから、検索によりピンポイントでヒットさせるという仕組みでメトリーのサイトドメインの強さは導入以前から感じていました。

 

― メトリー導入にあたって、社内の同意はスムーズに得られたのでしょうか?

尾崎:先ほども申し上げましたが、電子材料部ではマーケティング専任の社員もおりませんし、また、当時は個人的な事情ですが時短勤務をしていた状況でした。なかなか人的にも時間的にもリソースが割けない状況下で「いかに効率的に集客するか」という部分が課題になっていました。効率的という意味で「メトリー」は非常に魅力的でした。

当社では「強く、しなやかに、挑む。」という言葉を価値観として掲げており、こういった新しいチャレンジを受け入れる風土があります。メトリーさんからの提案に対してもすぐに社内で理解が得られて、意思決定もスピーディーに進められました。

 

― 実際にメトリーの効果を感じたタイミングはどのようなときでしたか?

田中:導入後の成果として、特に試薬部門では注力製品ページにおいて高い関心が確認できました。たとえば、「ふっ化水素酸 特級 (500g)」のページでは、14回のアクセスのうち9回でページ内のリンクやボタンがクリックされるなど、何らかのアクションが発生しています。

別のリンク先でも、30回中21回という高い操作率が見られました。さらに、「りん酸 特級 (500mL)」のページでは、最大で約4分間も閲覧されていた例があり、内容を丁寧に読み込んでいたことがうかがえます。

また、「ふっ化水素酸」の検索結果に表示されるページでも、51回のアクセスのうち35回でユーザーアクションが確認されました。 単に「ページが見られた」だけでなく、商品をしっかり検討している人が多かったことを示す、大切な手がかりになったと考えています。

尾崎:Googleなどの検索結果でメトリーの情報は上位に表示されるのですが、なかでも特定のカテゴリにおいて当社の情報が上位に表示されるようになりました。「エッチング液 メーカー」で検索するとメトリーの掲載ページが1位に表示され、その中でも当社の情報が最上位にあります。AIによる概要表示でも当社が取り上げられるなど確かな効果が出ていると実感しています。

 

― お問い合わせ件数などの変化はいかがでしたか?

尾崎:試薬の方はメトリーのお問い合わせ機能を利用した件数が実際に上がっています。電子材料ではコーポレートサイトからのお問い合わせをいただいていると推測しているのですが、実際のお問い合わせ件数がメトリー導入後から20~25%程度増加しています。これもメトリーの効果だと捉えています。

 

WEBマーケティングのプロフェッショナル「メトリー」が寄り添うサポート体制で安心して運用できる!

 

― メトリーの運用面についてはどのように感じていらっしゃいますか?

尾崎:メトリーは既存のカテゴリーで対応できない場合、新しくカテゴリーを新設してくださるのが魅力的だと思っています。当社の電子材料部で化学薬品の受託製造サービスを行っているのですが、カテゴリーが該当せずご相談したところ、新設していただけました。その結果、新しいカテゴリーで当社の情報を上位に掲載いただき、非常に注目度が高まりました。

田中:当社でもアクセス解析など行っておりますが、メトリー側でも独自の分析をしていただいて、定期的に報告をくださっています。なかでもあまりクリックされていない、見られていない箇所について原因を分析し、そのうえで製品ページのタイトルをわかりやすくするなど、ECサイトにも関わりの大きい改善策を提案いただけるのは非常に勉強になりました。こういった気づきをいただけるのはとても助かっています。

尾崎:そうですね。定期的な効果測定の報告やアドバイスをいただけるのは、複数の業務を兼任しながら運用している私たちにとっては工数の負担を減らせるうえに効果が期待できるのでありがたいと思っています。

田中:メトリーのサイト自体も頻繁にアップデートされていますよね。新しい機能が追加されたり、そういったニュースを聞くのも楽しみです。最近はメトリーのテレビCMもよく見かけますし、その結果として認知度が上がって、ユーザーが増えてくれば当社の情報も多くの方の目に触れることになると期待しています。

 

― お二人からメトリーをまだご利用になっていない企業様へアドバイスをするとしたらどのようなことを伝えたいですか

​​田中:メトリーは導入すればPDCAを小さくても高速でしっかり回せる部分が良いと思っています。メトリーの運営の方たちも迅速に対応してくださいますし、打てば響くといった感じでしょうか。情報発信において、ターゲットである顧客層への打率を上げていくことが重要ですが、そこに対して様々なチャレンジができるということを知っていただきたいです。

尾崎:私自身はデジタルマーケティングに関して技術的な知識や経験もさほどないのですが、メトリーに任せておけば、結果が出ると感じています。それぞれの企業のマーケターに寄り添ってくださるので、非常に心強い存在であることが一番の魅力ではないかなと思います。

 

 

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