監修:有限会社淡路
業務用ポリ袋とは
業務用ポリ袋とは、店舗・工場・医療施設・介護施設・飲食店・自治体などで大量に使用されるポリエチレン製の袋です。
厚み・強度・容量のバリエーションが一般家庭用よりも多く、業務の現場に適した耐久性や機能性を備えています。主な素材は低密度ポリエチレン (LDPE) と高密度ポリエチレン (HDPE) で、それぞれ異なる特性を持ちます。
低密度ポリエチレンは柔軟で破れにくく、また、食品や製造部品の包装など繊細な用途に向いています。高密度ポリエチレンは、軽くて引っ張り強度が高く、コストパフォーマンスに優れた素材です。
またリサイクル原料を使用した再生ポリ袋や、自然分解するバイオマス素材を取り入れた環境配慮型製品もあります。透明・半透明・黒色などの色の選択肢があり、内容物の見せ方や用途に応じた使い分けが可能です。
業務用ポリ袋の使用用途
業務用ポリ袋は、清掃・食品・医療・物流などの幅広い分野で活躍しています。
1. 清掃・廃棄物処理
オフィス・工場・自治体施設などで使用される最も代表的な用途です。可燃・不燃・リサイクルなど分別ごみに合わせた袋が用意されます。厚手タイプは特に、建設現場や産業廃棄物の処理に利用されます。内容物の重量や角張った形状にも耐えられるよう強度の高い素材が選ばれます。
2. 食品・飲食
飲食店や食品工場では、食材の保管や仕込み・冷凍保存・衛生的な廃棄処理などにポリ袋が欠かせません。食品衛生法に適合したタイプや耐熱・耐冷性を持つ袋が多く、厨房内での作業効率と衛生管理の両立を支えます。
3. 医療・介護
医療・介護現場で業務用ポリ袋が用いられるのは、感染予防や衛生状態を維持するためです。血液や汚物を安全に処理するため、密閉性の高い厚手袋や感染性廃棄物用の袋などに用いられます。
4. 物流・製造・小売
物流倉庫や製造業では、製品や部品の梱包・保管に利用されます。静電気防止タイプや大型の産業用ポリ袋などの用途に特化した製品が多く見られます。小売業では、衣料・雑貨の個包装に活用されています。防塵・防湿性能を求める場面で重要な資材です。
本記事は業務用ポリ袋を製造・販売する有限会社淡路様に監修を頂きました。
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