中継用コネクタとは
中継用コネクタとは、機器同士を中継接続するためのコネクタのことです。
コネクタとは、電子機器において外部から機器や部品を接続するインターフェースとしての役割を担い、接続する機器同士を安全な状態で接続・着脱させるための機器です。中継用コネクタの中でも、外部接続用、内部接続用、自動車や産業機器向けなど用途に合わせて仕様が異なり豊富なラインナップがあります。
中継用コネクタの使用用途
中継用コネクタは、中継の際に機器同士を安全に接続・着脱するために使用します。
外部接続用の中継コネクタは、ワンタッチでロックがかかるなど操作性の高さに優れたものが多くなっています。内部接続用の中継コネクタは、基板上の中継などに用いられるため省スペースで多数の中継コネクタを使用することによる誤接続を防止するのに特化したつくりです。
防水仕様の中継コネクタは、接触部にばね構造を持ちコネクタのはめあいが完全にロックがかかった状態になって初めて接触する仕組みになっています。コネクタはめあいが不完全なうちはばねの反発力によってコネクタを離して接触できないようにします。
車載対応仕様の中継コネクタは、高電圧への耐性や高耐熱性に優れ搭載する自動車の規格に対応した試験条件をクリアした高性能な仕様になっています。
中継用コネクタの原理
コネクタは、一般的に対構造でプラグ部分とレセプタクル部分が一つになることでコネクタの接続と着脱の役割を果たしています。
コネクタの構造は、プラグとレセプタクル部分がどちらも電気を通す材質でできているコンタクトに絶縁性をもったプラスチック製のインシュレーターと、インシュレーターを保護する外殻部分でできています。
コンタクトは、非常に導電性が高い銅の合金でプラグの方にスプリングを持たないピンコンタクトがあり、レセプタクルの方にピンコンタクトを差し込んではめこむスプリングを持ったソケットコンタクトがあります。レセプタクル部分にプラグ部分をはめこみ、コンタクトのスプリングによって両者をしっかりと接続することができるようになっています。
参考文献
https://www.hirose.com/product/category/Wire-to-Wire?lang=ja#
https://www.jae.com/connectors/series/?search_ext_col_25[]=T1090
https://www.hirose.com/product/series?lang=ja&category=Wire-to-Wire_External-Connection
https://www.hirose.com/product/series?lang=ja&category=Wire-to-Wire_Internal-Connection
https://www.hirose.com/product/series?lang=ja&category=Wire-to-Wire_Automotive-Connector
https://www.jae.com/column/01-advantages-of-connectors/
https://www.jae.com/about-connectors/