ストッパシリンダ

ストッパシリンダとは

ストッパシリンダは、搬送ラインなどでストッパ機能を持つシリンダです。

ピストンロッドに横方向の荷重が加わる用途に使える横方向荷重に強い角形状であり、スペースを取らないため、ベルトコンベアなど搬送ラインの自動化・省スペース化を実現します。

低ブレークアウェイ特性・耐久性に優れており、取り付け高さは全長を変えることなく調整可能です。ワークを止めるために必要な距離に応じて上下のストローク量を変更できます。

ストッパシリンダの使用用途

ベルトコンベア・ローラコンベア・チェーンコンベアなど搬送系ラインでストッパ機構として使用されています。

スプリング・モータ・ソレノイドのオン・オフの組み合わせによってワークの上下左右方向への移動・移動検出・パレットの部分的通過が可能です。

エア源のない搬送ラインではコントローラーレスで使用できる電動のものが使用され、抗力値をダイヤルによって調整可能なため、用途によってソフト停止へ変更できます。

ストッパシリンダの原理

トッパシリンダは、シリンダ機構によりワーク停止時の騒音や衝撃がほぼゼロになります。

ショックアブソーバが調節可能なため多種多様に使用でき、単独または複数の移動に対応可能です。押し出し方向の設定・回転により90°ピッチで搬送方向もできます。

ロック機構をつけるとスプリング反力によるパレットの反発を防止でき、キャンセルキャップをつけるとレバーがパレット通過位置の状態に戻り、パレットを部分的に通過させることが可能です。

レバー検出スイッチをつけ、ワークの衝撃を吸収してレバーが直立した状態になるとスイッチをオンに切り替え、パレットが所定の位置にきたことを検出するします。また、ロッドパッキンにより内部へ水分・粉塵が侵入することを防止します。本体は丈夫な構造となっており、長寿命で使用できます。エア方式と電動方式は互換性があります。

参考文献
https://www.smcworld.com/upfiles/pgpdf/SP147X-019J.pdf
https://www.festo.com/cat/en-gb_gb/data/doc_JA/PDF/JA/DFST_JA.PDF
https://www.smcworld.com/products/ja/s.do?ca_id=214
https://www.ckd.co.jp/kiki/jp/product/detail/8/STK

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