絶縁支持台

絶縁支持台とは

絶縁支持台は電気を使用する機器の絶縁性を確保するために使用する台です。

台と言ってもテーブルではなく正確にはテーブルの脚の下に装着するパーツです。電気を使用する機器は漏電を起こすと事故になりますが、この時床がグレーチングなど金属で出来ていると電気は床を伝って流れてしまい、他の機器類に影響を与えて最悪の場合は機器の破損のみならず火災や感電事故につながってしまいます。

このような事故を避けるために絶縁支持台が使用されます。

絶縁支持台の使用用途

絶縁支持台は絶縁が必要であるバスバーの支持や制御盤及び分電盤、整流器盤のなどの機器を取り付ける絶縁台などに使用され、絶縁をサポートしています。

絶縁台は壁に固定されているものはともかく、地面に設置する場合には絶縁台の下部に絶縁支持台を取り付けることで地面から少し浮かせて設置した方が安全性は高くなります。

一方で、絶縁支持台はその性質上雨などで濡れてしまう恐れがある野外で露出した状態では使用できません。

絶縁支持台の原理

産業界においては無くそうと努力しても残念ながら事故は起こってしまいますが、その中でも感電事故は起こりやすい事故であると言えます。もちろん使用者の不注意により起こる場合もありますが、設計ミスや安全設備の不備などにより稀に起こってしまいます。電気の事故は感電のみではなく火災が起こることもありますし、短絡等で他の機器に高電圧がかかってしまい破損してしまうなど、損害が大きくなる場合もあります。ですので、電気を使用する際には安全に対して細心の注意を払う必要があります。この事故防止の観点からも絶縁支持台の設置は安全を担保するための重要な器具であると言えます。

絶縁支持台はポリプロピレンなど絶縁性が高い素材で出来ていますので、高い絶縁効果が得られます。そしてネジで締め付けるだけで取り付けられますのでネジ穴を開けるだけで使用が出来るようになり、使いやすくなっています。また、絶縁支持台同士をつなぎ合わせることもできますので、高さ調節もできます。

参考文献
https://denzai39.com/products/detail.php?product_id=6934

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