取付板

取付板とは

取付板

取付板とは、工業分野では主に配電盤の取り付けや、積電計、その他メーター類などを固定する際に台座として用いられる工業部品のことを指します。

用途により樹脂プラスチックやステンレスなどの金属材を金型加工したものが販売されています。使用目的別に板の形状や大きさは様々です。

またDIYの界隈などでは、日用品、業務用品をフックする目的でポールや壁に設置するボード類を「取付け板」と呼称する場合があります。要は機器などを設置する為の固定台座のことです。

取付板の使用用途

使用用途は、主に配電盤、電力計算ボックス、スイッチ、他各種メーター機器、計測器、測定器などを固定設置する際に土台として使用されています。

面白い設置部位としては、ゲームセンターのパンチ力を(/kg)測定してデジタル表示する遊具の内部に使われている用例です。ミット部分を強打する瞬発の衝撃から周囲機器を保護、固定する目的で使われています。

主に正確な計測や送力を求められる機器の安定性を保つことや設置強度を高める用途全般に使用されています。

取付板の原理

特徴として、加工される素材はステンレスやスチール材など温度や湿度、衝撃などに左右されにくい金属が多く使われています。又、ボックス型と呼ばれているものは台座と保護箱を兼ねており、箱の中に計器、計測器をインサートする仕様のものがあります。

屋内又は室内において使用されている取付板は樹脂性が多く、通常のプラ板を平面網の目加工したものから、強化プラスチックまであり、価格帯も180円~1000円前後と多種多用な取付板が市販されています。

これらは主に、スイッチやブレーカなどの配電計器、切り替え機器等を固定、保護している他、化粧板としても内装の美観を一助しています。

ポールなどへの設置も可能で、VF、VAケーブルなど隠蔽もできることなどから「取付自在板」という呼称で呼ばれることもあります。

また大昔から走っている京都のレトロな軽車両、列車などでは、木箱型の風情ある計器取付板が牽引車の前方上部壁面でみられました。「神様が入ってる箱」と子供たちの間で謂われており、本当に仏像が安置されていると思い込んでいた外人観光客がいたほどです。交通安全祈願には違い無さそうですが、現在でもどこかのローカル路面電車では見られるかもしれません。

参考文献
https://jp.misumi-ec.com/vona2/mech/M1500000000/M1505000000/

https://mobile.twitter.com/hankyu_ex/status/558212589571022848

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