ナトリウムエトキシド

ナトリウムエトキシドとは

ナトリウムエトキシドとは、日本語名をソジウムエチラートといい、白色~うすい褐色の粉末又は塊で「化学式:C2H5ONa」「分子量:68.05」「CAS登録番号:141-52-6」の化合物です。

ナトリウムエトキシドは、融点/凝固点が300℃で、密度/相対密度が0.868です。そして、エタノールに溶け、水で分解するといった性質を有しています。

また、ナトリウムエトキシドは、危規則では「可燃性物質類・自然発火性物質」に、航空法で「可燃性物質類・自然発火性物質」に指定されていますが、そのほかの主だった国内法規での指定適用はありません。

ナトリウムエトキシドの使用用途

ナトリウムエトキシドは、有機合成反応に関わる縮合剤や還元剤に使用されたり、触媒としても使われています。

ナトリウムエトキシドは、アルキル基(CnH2n+1)を持つことで、有機溶媒に溶けやすい有機塩基の「アルコキシド」に分類されます。

このアルコキシドは、アルコキシド陰イオンを発生させるもので、この陰イオンが直接求核反応に関与するとアルコキシ化が起こります。

縮合剤は、このアルコキシ化で反応にあずかる物質からプロトン(水素イオン)を奪って、反応を誘起するという役割を担っています。

参考文献
https://labchem-wako.fujifilm.com/sds/W01W0119-0528JGHEJP.pdf
https://www.nite.go.jp/chem/chrip/chrip_search/dt/html/GI_10_001/GI_10_001_141-52-6.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です