過酸化マグネシウムとは
過酸化マグネシウムとは、マグネシウムの過酸化物であり、別名、二酸化マグネシウムとも呼ばれています。
過酸化マグネシウムの無水物を合成するには、いくつか合成の方法があります。1つは、硝酸マグネシウムの溶液とアンモニア溶液中に固体の超酸化カリウムを加える方法です。もう1つは、マグネシウム化合物のエーテル、または、水溶液に過酸化水素とアルカリを加える方法です。
これらから得られた過酸化マグネシウムは、消防法において、第一類危険物 (酸化性固体) に指定されているため。取り扱いには注意が必要です。
過酸化マグネシウムの使用用途
過酸化マグネシウムは、主に、酸化剤、漂白剤、殺菌剤などに使用されています。過酸化マグネシウムは、アルカリ土類金属の過酸化物です。そのため、アルカリ金属の過酸化物ほど、水との反応によって多量の酸素が発生することはなく危険性は低いです。
過酸化物は、漂白剤の中でも酸素系漂白剤に分類されます。
これらの酸素系漂白剤はは、漂白作用だけでなく、殺菌作用も持ち合わせているため、殺菌剤として使用されることもあります。