過酸化カリウム

過酸化カリウムとは

過酸化カリウムとは、カリウムの過酸化物であり、別名、過酸化カリやペルオキシキカリウムとも呼ばれています。

一般的に合成する際は、−50℃環境下で、液体アンモニア中に溶解した金属カリウムに対し、溶液が濃青色から無色になるまで酸素を吹き込んで反応させます。
オレンジ色の粉末状態で存在しており、加熱によって酸素が発生することが特徴です。

消防法においては、危険物第1類〈酸化性固体)に指定されているので、取り扱いには注意が必要です。

過酸化カリウムの使用用途

過酸化カリウムは、主に、漂白剤や酸化剤、酸素発生のガスマスクなどに使用されています。

漂白剤の中でも、酸素系の漂白剤に分類されています。
酸素系の漂白剤には、他にも過炭酸ナトリウムや過酸化水素などがあり、染料を脱色しないことから比較的幅広いものに使用できることが特徴です。

しかし、過酸化カリウムは、アルカリ金属の過酸化物であり、水との発熱反応により多量の酸素が発生することが知られているため、爆発などが起きやすく注意が必要です。

参考文献
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/1394.html

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