端子ピン

端子ピンとは

端子ピン (英: Terminal Pin) とは、電気・電子部品の分野において、主に電源の供給や電気信号の伝達を行うために使用される金属性のピンです。

端子ピンの使用用途

端子ピンは、コネクターを構成する部品として、プリント基板に直接実装される部品として、あるいは、モーターなど巻線コイルのマグネットワイヤーのカラゲ用としてなど様々な用途に使用されています。

1. コネクターの導体

電気・電子部品の分野において、外部からの信号を繋げるために用いられる電子部品、いわゆるコネクターの導体として使用されています。プリント基板同士の組立接続を行う部品として、USBやCタイプなどOA機器や通信機器の接続部品としてなど幅広い分野で使用されているコネクターの導体として使用されています。

2. プリント基板用の接続・実装部品

プリント基板に直接実装される電気的接続用のピン端子として使用されています。ハウジングレスの電気的接続用機構部品として使用され、プリント基板のスルーホールに圧入し、はんだ付けし強度を保ちます。また、プレスフィットと呼ばれる工法でハンダレスを実現する端子ピンもあります。
また、プリント基板用のチェック用、スタンドオフ用などとして、SMTタイプの端子ピンもあります。

3. 巻線用の成形品

モーターやソレノイドといった巻線用の成形品にマグネットワイヤーのカラゲ用として使用されます。また、成形品の位置を決めるためのものとか、成形品からの電気的接続の導体部としても使用されます。

端子ピンの原理

金属には、中を自由に動き回ることができる自由電子が、金属原子の数と同じくらいあり、金属に電圧をかけると、電気的にマイナスの自由電子が、プラス極のある方向へ動いていきます。この自然な原理を利用したのが端子ピンです。

一般的に使用される金属には、黄銅、リン青銅、銅などがあります。

端子ピンには、電気接続性の向上や耐食性、半田濡れ性も要求されるので、錫めっきや金めっきなども行われます。

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