ツールボックスとは
ツールボックスとは、日本語で言うと工具箱です。
その名の通り、いろいろな工具を収納して保管したり、持ち運んだりするために使います。収納ケースには、金属製のタイプや樹脂製のタイプがあり、使用する環境や工具の重量、大きさなどによって使い分けます。また、多段式のキャビネットになっているツールボックスもあります。
基本的には手持ちするため、重量のあるものは収納できませんが、小物であれば数十点の工具は持ち運び可能です。
ツールボックスの使用用途
ツールボックスは、作業に必要な工具や部品などをまとめて保管できるボックスで、さまざまな使用用途があります。具体的な使用例は、以下のとおりです。
- 自動車整備工場での、ドライバーやスパナ、ソケットなどの収納
- 電気製品の修理などで、工具や部品を持ち出すとき
- 家庭DIY作業や農作業などで使用する道具の収容
- ネイル道具や、ジュエリーの収納
このように、ツールボックスは一般の方からプロの職人まで幅広く使用されています。
ツールボックスの特徴
ツールボックスは、工具や部品を整理・保管し、取り出しやすくすることで、効率よく作業ができるようになります。耐久性のある素材で作られた箱形のボックスに仕切りやインナートレイ、引き出しなどが備わっており、必要な道具をスピーディーに取り出すことが可能です。
ツールボックスには、取っ手がついているタイプも多く持ち運びが容易で、出張先や移動を頻繁に伴う現場などでの作業で重宝します。また、パーツの種類や大きさに応じ、仕切り板などを移動させ、自由にカスタマイズすることができるのも大きな特徴です。
近年、DIYをする人が増えたこともあり、様々な色やデザインの製品が販売されています。部屋やリビングなどでは、インテリア商品として使用されることもあり、収納目的以外にも用途は幅広いです。
ツールボックスの選び方
ツールボックスを選定する際は、下記のポイントを考慮することが大切です。
1. タイプ
ケースタイプ
ケースタイプは深さがあり、厚みのあるものでも収納できます。トランク型やアタッシュケース型、多段型などがあり、多段型は収納部が階段状になっているため、その分の収納力がアップします。トランク型でも、中の仕切り板次第では、段数を増やして収納力を上げることが可能です。
キャビネットタイプ
キャビネットタイプは、はじめから段数が多数あるため、数多くの工具を収納することができます。仕切り板の設置も簡単で、区画の大きさを自由に変えられるタイプがほとんどです。
ただし、引き出しの厚みは、段数によって変わってきます。段数が多ければ、引き出しは薄くなるので、小さいものしか収納できません。反対に、段数が少なければ1段あたりの厚みは増すので、大きいものでも収納できます。
2. 素材
アルミ製
軽量かつ頑丈な特徴を持つ工具箱です。また錆びにくいため、屋外での作業にも適しています。アルミ特有の高級感漂うデザインの製品も多く、丈夫でスタイリッシュな工具箱を探している方におすすめです。
スチール製
アルミ製と比較すると重みがありますが、丈夫で耐久性に優れている工具箱です。シンプルなデザインの製品が多く、工具箱としてはもちろん、DIYやアウトドア用品、生活道具などの収納に適しています。頑丈で熱や溶剤による劣化が少なく、長期間使用できます。
プラスチック製
軽量で耐久性に優れている特徴を持つ工具箱です。また、他の素材と比べリーズナブルなものが多いのも魅力の1つです。デザインも豊富で、工具の他、雑貨品など様々なアイテムの収納におすすめです。
3. サイズ
ツールボックスは、工具や部品の大きさや形状などに合わせて選ぶ必要があります。デザイン性を重視しすぎると、本来の機能である「収納」がうまくいかない場合があるため注意が必要です。購入する際は、何をどう収納をしたいかをイメージし、内寸を確認したうえで選びます。