スマートリレー

スマートリレーとは

スマートリレーとは、超小型のプログラマブルコントローラを指します。

プログラマブルコントローラは、押ボタンやセンサー等の入力から、予め決められたソフトウェアに基づいて出力する装置です。スマートリレーは、一般的なミニパワーリレーを数台連ねた程度の幅です。収納する制御盤を小型化できるため、経済的に有利な商品です。ただし、入出力点数は一般的なプログラマブルコントローラよりも少なく、拡張性も低いという欠点もあります。

スマートリレーの使用用途

スマートリレーは、出力点数が拡張なしでは4点のみの為、工場などの大型産業用装置よりは商業施設などに用いられます。

スマートリレーには既存性能として週間タイムスイッチ等が付与されています。従って、店舗の照明や空調、冷蔵機器の管理などに使用されます。また、私道であれば信号表示灯に使用することも可能でしょう。

工場等であれば、雨水回収ポンプの制御など、簡単な装置であれば使用可能です。

ソフトウェアは編集可能な為、幅広い使用用途が見込めます。

スマートリレーの原理

スマートリレーは、電源端子、入力端子、演算部、出力端子の3部分に分かれます。

電源端子は、DC24VやAC240Vを選ぶことが出来ます。供給可能な電源に応じて電源仕様を選定します。

入力端子は、主にセンサーや押ボタン等の信号を入力する際に使用されます。アナログ信号とデジタル信号を両方とも入力することが可能です。アナログ入力は、電圧入力のみ選択可能です。電流入力をする際は、抵抗を並列に接続して電圧入力に変換します。また、スマートリレーの種類によって、ACデジタル入力とDCデジタル入力を選択できます。

演算部は、スマートリレーのソフトウェアを記憶、処理する部分です。プログラマブルコントローラのCPUに当たります。ソフトウェアの編集は、プログラミングソフトによる編集と表示パネル編集の両方で可能です。簡単なソフトウェアであれば表示パネルで編集可能です。アナログ信号処理を含むような複雑なソフトウェアは、プログラミングソフトで編集するのが一般的です。

出力端子は、デジタル信号を出力する部分です。出力機器の種類に応じてトランジスタ出力とリレー出力を選択出来ます。

参考文献
スマートリレーとは https://jp.idec.com/idec-jp/ja/JPY/PLC/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%83%BC/c/Smart_Relay

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