テルルについての概要、用途、原理などをご説明します。また、テルルのメーカー13社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。テルル関連企業の2023年3月注目ランキングは1位:稀産金属株式会社、2位:三菱マテリアル株式会社、3位:アジア物性材料株式会社となっています。
周期表16族の番号52元素(Te)の非金属元素です。原子量が127.60(3)です。質量数105~132の同位体が知られていますが、8種が安定で、それ以外は放射性同位体です。六方晶系に属する銀白色のもろい半金属です。
極まれに単体の自然テルルとして産出しますが、一般にはテルル化物として硫化鉱中に少量混在し、金、銀のテルル化物としてわずかに存在します。工業的には、銅および鉛の電解精錬工場からのアノード泥が主原料で、ソーダ灰などと熱処理して可溶性のテルル酸塩とした後、中和して亜テルル酸TeO2・nH2Oとして分離します。
空気中で青緑炎をあげて燃え、二酸化テルルTeO2を生じます。水素とは直接反応しませんが、ハロゲンとは激しく反応してハロゲン化物となります。
人体に有毒で「テルル及びその化合物」は、PRTR法・第二種指定化学物質です。作業環境クラス2です。
金属テルルは、耐酸性合金や鋼の合金添加剤として(加工性、耐硫酸性の向上)、化合物は、特殊な着色剤(ガラスや陶磁器の着色)、酸化剤、熱電素子としての用途があります。
多岐の用途として使用されていますが、電子冷凍装置の熱電対としての使用が多いです。また、乾式コピー用感光ドラムに高純度の金属間化合物(Se-Te)が使用されています(回収・再使用率も高いです)。
また、金属テルルを鉄鋼に 0.01~1.0%添加することにより、快削性、強靭性、耐蝕性が改善されることから、これら快削鋼(切削性に優れた鋼)は、主として自動車部品、精密機械部品として使用されています。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2023年3月の注目ランキングベスト6
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
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1 | 稀産金属株式会社 |
25.0%
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2 | 三菱マテリアル株式会社 |
25.0%
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3 | アジア物性材料株式会社 |
16.7%
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4 | 新興化学工業株式会社 |
16.7%
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5 | JX金属商事株式会社 |
8.3%
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6 | 富士フイルム和光純薬株式会社 |
8.3%
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注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2023年3月のテルルページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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