酸化銀についての概要、用途、原理などをご説明します。また、酸化銀のメーカー9社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。酸化銀関連企業の2022年4月注目ランキングは1位:関東化学株式会社、2位:大浦貴金属工業株式会社、3位:DOWAエレクトロニクス株式会社となっています。
酸化銀は、酸素と銀の化合物です。酸化銀には、酸化銀(Ⅰ)と一酸化銀が存在しますが、酸化銀といえば通常は酸化銀(Ⅰ)のことを指します。
酸化銀(Ⅰ)は、硝酸銀の濃水溶液に水酸化ナトリウムの希水溶液を加えることで得られる、暗褐色の粉末です。酸化銀(Ⅰ)は、熱や光に対して不安定な性質をもっています。また、水にはわずかに溶け、エタノールには不溶であり、希硝酸やアンモニア水には可溶です。さらに酸化銀(Ⅰ)には、湿った状態で二酸化炭素を吸収するという特徴もあります。
酸化銀(Ⅰ)を熱すると、約160℃で分解し始め、250~300℃で急激に分解し、酸素を放出して金属銀となります。さらに、300~340 ℃ で完全に分解し、単体の銀になります。また、酸化銀(Ⅰ)を太陽光にさらすと、銀と酸素に分解します。
一酸化銀は、銀とオゾンとの反応や、硝酸銀水溶液とペルオキソ二硫酸塩(NH4)2S2O8との反応によって生成される、灰黒色をした粉末です。冷水には溶けませんが、アンモニア水には溶けます。また、一酸化銀は、最も強い酸化剤の一つでもあります。
酸化銀(Ⅰ)は、触媒や飲料水の殺菌、着色ガラスや導電性ガラスの製造、ガラスの研磨、有機合成のヒドロキシ基導入剤、脱ハロゲン化剤、医療などの用途として、幅広く用いられています。また、酸化銀(Ⅰ)には非常に高い殺菌作用や消臭効果等があることから、化粧品に配合されるといった用途もあります。
一酸化銀は、酸化剤や分析試薬等の用途に用いられます。また、負極に亜鉛、正極に酸化銀、電解液にアルカリ水溶液を使用した小型1次電池である「酸化銀-亜鉛アルカリ電池」にも利用されています。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年4月の注目ランキングベスト9
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 関東化学株式会社 | 18.5% |
2 | 大浦貴金属工業株式会社 | 14.8% |
3 | DOWAエレクトロニクス株式会社 | 14.8% |
4 | 小島化学薬品株式会社 | 11.1% |
5 | 株式会社内田洋行 | 11.1% |
6 | 富士フイルム和光純薬株式会社 | 11.1% |
7 | 東洋化学工業株式会社 | 7.4% |
8 | メルク株式会社 | 7.4% |
9 | ナカライテスク株式会社 | 3.7% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年4月の酸化銀ページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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