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デバイスサーバについての概要、用途、原理などをご説明します。また、デバイスサーバのメーカー6社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。
デバイスサーバとは、ネットワークに接続できないデバイスをシリアルインターフェースやUSBポートを使用してネットワークに接続できるようにする機器です。
現在でも多く使用されているシリアル (RS-232C) やUSBポートに接続したデバイスは、通信方式が異なるため直接ネットワークに接続できません。このようなデバイスをネットワークに接続するには、デバイスサーバで通信方式の変換を行う必要があります。
デバイスをデバイスサーバを介してネットワークに接続できると、複数のパソコンから使用可能になります。
デバイスサーバは、ネットワークに接続できないシリアルインターフェースやUSBポートを持つデバイスをネットワークに接続するために使用します。例えば、旧型のプリンターやスキャナー等はネットワーク接続できない機種がありますが、デバイスサーバを使用すればネットワーク化が可能です。
ネットワーク化することによって、複数のパソコンから使用できるようになります。また、作業場所にキーボードとマウスを設置して、離れた場所にあるパソコン本体を操作することも可能です。ネットワーク化していないUSB機器は、接続するパソコンの近くに設置する必要があります。
このようなUSB機器をデバイスサーバでネットワーク化して、設置場所やケーブル長の制限をなくします。さらに、ローカルネットワークだけではなくインターネット経由でネットワークを確立できるデバイスサーバもあります。インターネット経由でデバイスサーバを使用すれば、大規模なシステムの構築が可能です。
デバイスサーバは、イーサネットポートがない旧型のシリアルデバイスを、イーサネットインターフェースに接続できるように通信方式を変換します。
この変換モードには、以下の3つがあります。
ホストコンピュータに仮想ローカルCOMポートを作り、ホストとシリアルデバイスのコネクションを設定します。これをデバイスサーバに対するシリアルポートとして、データの転送、シリアルポートのライン信号が操作などを可能にする仕組みです。
「ソケット」と呼ばれる標準APIを利用して、ドライバをインストールしなくてもTCP/IPネットワーク上にあるシリアルデバイスサーバにアクセスが可能になります。
デバイスサーバの設定で、2台以上のホストコンピュータが1台のデバイスサーバ上にあるポートへアクセスを共有できるようにする仕組みです。また、複数のホストが同じシリアルデバイスからのデータを受信できるようにします。
デバイスサーバは、USBポートやシリアルインターフェースを持つデバイスをネットワークに接続させる目的により使用するデバイスサーバの種類が異なります。
組込用デバイスサーバは、機器内に組込んで使用する非常に小型のデバイスサーバです。組込用デバイスサーバは最低限の機能しかありませんが、小型の機器などを簡単にネットワークに接続することが可能になります。
工業用に利用されることが多いシリアル通信インターフェースを持つ装置を、簡単にネットワーク接続することが可能です。また、さまざまなアプリケーションでデバイス同士が通信を行い、データを収集したりデバイスを制御できるようになります。
小規模なネットワークで使用する場合、スキャナー、WEBカメラ、USBメモリなど、USBインターフェースを持つデバイスを全てネットワークに接続させ、複数のパソコンで共有を可能にします。
また、高速インターネット通信「ギガビットイーサネット」に対応しているUSBデバイスサーバであれば、高速通信が可能です。USBオーディオやWEBカメラのような通信データ量が多く、データ転送に遅延が許されないようなシステムに適しています。
インターネット経由で接続する機能を持つデバイスサーバを使用すれば、遠隔監視や管理するシステムの構築が可能になります。従来このようなシステムを導入するためには費用的な問題がありましたが、デバイスサーバを使用すれば専用回線など使用しないため、安価で導入することが可能です。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
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