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軸流ファンのメーカー32社一覧や企業ランキングを掲載中!軸流ファン関連企業の2025年5月注目ランキングは1位:株式会社荏原製作所、2位:三上鉄工株式会社、3位:昭和風力機械株式会社となっています。 軸流ファンの概要、用途、原理もチェック!
軸流ファン (英: axial fan) とは、機器を冷却 (クーリング) するためのファンです。
空気は回転する羽 (プロペラ) の前から入って後ろに流れます。回転軸に沿って空気が流れるため、軸流ファンと呼ばれています。ファンには様々な種類がありますが、回転軸に沿って空気を流すことが他のファンとの違いです。
軸流ファンにはAC電源・DC電源のどちらの電源タイプもあります。回転数のコントロールが必要な場合、DC電源タイプの軸流ファンであればPWM信号で容易に制御できます。
2025年5月の注目ランキングベスト10
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 株式会社荏原製作所 |
9.6%
|
2 | 三上鉄工株式会社 |
8.7%
|
3 | 昭和風力機械株式会社 |
6.9%
|
4 | ミツヤ送風機株式会社 |
6.0%
|
5 | 株式会社葵精工 |
6.0%
|
6 | 大洋電機株式会社 |
5.0%
|
7 | 株式会社ツバキ・ナカシマ |
4.6%
|
8 | ニデック株式会社 |
4.1%
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9 | 足立機工株式会社 |
4.1%
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10 | 朝日機工株式会社 |
3.7%
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16 点の製品
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5種類の品番
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3種類の品番
軸流ファン (英: axial fan) とは、機器を冷却 (クーリング) するためのファンです。
空気は回転する羽 (プロペラ) の前から入って後ろに流れます。回転軸に沿って空気が流れるため、軸流ファンと呼ばれています。ファンには様々な種類がありますが、回転軸に沿って空気を流すことが他のファンとの違いです。
軸流ファンにはAC電源・DC電源のどちらの電源タイプもあります。回転数のコントロールが必要な場合、DC電源タイプの軸流ファンであればPWM信号で容易に制御できます。
軸流ファンは機器の冷却目的でよく使用されます。機器に搭載されているモーターやドライバー回路 (基板) 、マイコンなどを空冷し、熱による誤動作や破損を防止可能です。
コピー機やプリンターなど主に用紙を扱う機器では、冷却以外の目的で使用されます。束の用紙に風を当てることで用紙を1枚ずつ取り出したり、ファンの空気を吸う力を利用して紙を吸着して搬送可能です。プリント後のインクを乾燥する目的にも用いられます。また、密閉された空間内で内部の温度や湿度にむらが出ないように空気を攪拌したり排気する用途でも、軸流ファンが使われます。
筐体の中央部分に配置された羽根 (プロペラ) が回転し、羽根の正面から後方へと風を吐き出します。直列に2台つないだり、並列に並べて使用可能です。直列に並べて運転する場合には、風量は変わりませんが静圧が上昇します。並列に並べて運転する場合には、静圧は変わりませんが風量が上がります。
軸流ファンと似たものに遠心ファンがありますが、その最大の違いはブレードの角度です。遠心ファンは、ブレードの角度に基づき高圧気流が得られます。軸流ファンは、ブレードと軸が一直線上に位置し大きな低圧気流を発生させます。
軸流ファンは一般的に騒音は少なく高風量が得られますが、さらに高風量・高静圧・低騒音などの特徴を強化したラインナップも豊富です。電源タイプとしては、一般的に100V以上の規格であるACモデル、またはそれより低い電圧のDCモデルがあります。また、他にも様々な特性やサイズのものが用意されているため、設置する場所の環境や用途に合わせて種類を選択する必要があります。
1. 小型な割に風量が大きい
静圧が低く、風量が大きいです。静圧とは、静止した状態の風が周囲を押す力のことです。静圧が大きいと風を遠くまで送れます。コンパクトな割に風量が大きいため、嵩張らずに高い機能性が得られ、電子機器の内部温度を速やかに下げたい場合に役立ちます。
2. 取り付けが容易
シンプルな構造のため、多くの場所で取り付けやすいです。大規模な換気が必要な塗装工場やプラント設備などで広く使用されます。
3. 磁力線が漏れ出す
モーターの磁気回路設計次第では磁力線が漏れ出す可能性があり、配線やコイルと磁気結合するとノイズが発生します。磁気によって悪影響を受けやすい機器の誤作動や故障の原因になるため注意が必要です。
4. 静圧が上昇しにくい
静圧が低いため、機器内の抵抗が大きいと風量を上げにくいです。外部で強風が吹いていると、気圧差により給排気に悪影響を与える可能性もあります。ファンを組み合わせても互いに干渉する可能性もあり、実装の際には気をつける必要があります。
5. 旋回失速領域の出現
軸流ファンにはP-Q特性があります。P-Q特性はファンの性能を示す指標の1つです。風量が大きいと静圧が下がる特性があります。縦軸に静圧P、横軸に風量Qを取ってグラフ化したものをP-Q曲線と言い、静圧・風量特性曲線とも呼ばれます。
旋回失速領域が現れることも、軸流ファンの特徴です。旋回失速領域とは失速が現れ始める領域のことで、P-Q曲線の傾きに途中で大きな変化が現れます。
軸流ファンを冷却用途で使用する際には、機器内の発熱する部品の数や位置により、吐き出しと吸い込みを決めることが重要です。空気中の埃も考慮しなければいけません。通常の環境で使用するときは冷却時に空気中の埃も循環するため、特に基板などに直接風を当てると時間の経過とともに埃が基板上に溜まります。必要に応じてフィルターの設置を検討することが大切です。
参考文献
https://www.fa.omron.co.jp/data_pdf/commentary/axialfan_tg_j_3_2.pdf
https://techcompass.sanyodenki.com/jp/training/cooling/fan_basic/008/index.html
https://www.miw.co.jp/column/post-299/