メーカー10社一覧

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ジュラコンワッシャ
メーカー10社一覧【2024年】

ジュラコンワッシャについての概要、用途、原理などをご説明します。また、ジュラコンワッシャのメーカー10社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。ジュラコンワッシャ関連企業の2024年3月注目ランキングは1位:株式会社山崎、2位:日本ケミカルスクリュー株式会社、3位:サンコーインダストリー株式会社となっています。

ジュラコンワッシャとは？
ジュラコンワッシャのメーカー10社一覧

ジュラコンワッシャとは

ジュラコンワッシャは、ジュラコン®を素材として成形されたワッシャ（平座金）です。

ジュラコン®はポリプラスチックス株式会社の登録商標で、POM（ポリアセタール樹脂）と呼ばれるエンジニアリングプラスチックの一つです。高い電気絶縁性を有し、耐衝撃性、耐クリープ性、耐薬品性、耐摩耗性に優れています。

ジュラコンワッシャは以上のようなPOMの利点を活かして、相手材料の保護や電気的絶縁を目的としてボルト締結部に使用されています。

ジュラコンワッシャの使用用途

ワッシャはボルトの頭部の大きさに対して締結力が大きい場合に使用されます。ボルトの頭部よりも面積が大きいワッシャを挟むことで座面の面積を拡大し、締結部の座面の陥没および振動や外力による緩みを防止します。

ジュラコンワッシャを始めとする樹脂ワッシャは、樹脂の変形や絶縁性を利用して、締結力により相手材を変形させないよう保護する目的や樹脂の絶縁性により通電部からボルトや他の部材を絶縁する目的で使用されます。

ゴム製のワッシャは締結部に振動が加わる際の緩み防止や締結部の気密性を重視する場合などに使用されます。

ジュラコンワッシャの特徴

ジュラコン®（POM）は汎用エンジニアリングプラスチックに分類され、成形加工性、機械的強さ、耐衝撃性、耐摩耗性、耐疲労性、絶縁性、耐薬品性など多くの長所をもっています。このうち、樹脂ワッシャにおいては絶縁性や材料強度、耐疲労性などが重視されます。同様の特徴を有するPTFE（テフロン樹脂）やPC（ポリカーボネート樹脂）などのエンジニアリングプラスチックと比較して、安価で入手可能である点が利点となります。

ジュラコンワッシャの短所としては、分子構造に酸素を含むため燃えやすい点、耐候性が低い点、接着性が悪く接着剤を用いた接着ができない点（溶接は可能）、強酸には耐えられない点などがあります。したがって、揮発性の有機溶剤を使用する施設などの防爆機器の使用が指定されているエリアや屋外での使用、強力な溶剤や洗浄剤が付着する環境においては異なる材料のワッシャを選定する必要があります。

また、限定的な用途ですがジュラコンワッシャは結晶性樹脂の特性上透明とすることができません。一般的には黒色と白色の製品が販売されています。

参考文献
https://wilco.jp/products/special_topic12.html

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