サーキットテスタとは
サーキットテスタとは、車載電装品やバッテリーなどの電流や電圧や、抵抗などを測るために使用する道具のことです。
電流が流れているかどうかだけがわかる検電テスタとは異なり、測定した電流や電圧などの数値まで計測することができ、その値の表示を針で表示するタイプのアナログテスターと、数字をモニターに示すデジタルテスターがあります。
サーキットテスタの使用用途
サーキットテスタは、主に車両のメンテナンス時に使用します。
検電テスタは、通電しているプラス線のみを検知できますが、サーキットテスタはマイナス線も検知することができ、消費電流を調べることが可能なため、適切なアンペアのヒューズを入れる際などに使用することが可能です。
また、リレーやスイッチを使用する際に、許容する電流値を超えていないかを調べることも可能です。
サーキットテスタの原理
サーキットテスタには、日本語表記が付いており、2000カウントで使いやすい大型ロータリースイッチも装着しています。マニュアルレンジは広い測定レンジを装備したマニュアルDMMで、暗い所での測定に便利なバックライトを備えており、LCD装備でDC10Aレンジが付いています。
サーキットテスタは電圧と抵抗を自動的に探知して測定可能で、壁の中や天井裏の活線探知ができるうえ、大きくはっきりした表示で読み取り易さ抜群です。
1台で様々な電装系チェックに対応可能で、ダイレクトイグニッションタイプ、ハイテンションコードタイプのエンジン回転数の測定が可能です。超薄型で、軽量DMMなので携帯に優れており、各レンジとスイッチを色分けしており、操作性が高いです。また、テストリード固定機能付きのホルスタで、テスタを置けない場所での測定に適しています。
様々な測定に対応しており、バッテリー電圧・オルタネータ充電電流・暗電流の測定のほか、水温センサーチェック・導通試験・ダイオードテスト・ノイズ防止用コンデンサーチェック・各種抵抗チェックも可能で、また、温度測定も可能ですので、エアコン吹き出し口の温度測定にも利用できます。
参考文献
https://www.goo-net.com/knowledge/15107/
https://www.diylabo.jp/column/column-498.html
https://www.kaise.com/j_car_kt2022.html