ダイヤブリックとは
ダイヤブリックとは砥石や研磨器の修正用の砥石のことです。目詰まりを取り除いて装置をメンテナンスするために用いられます。ブロック状のものがほとんどで硬度や粒度は様々です。修正を行う研磨器に応じて適切なダイヤブリックを使用する必要があります。また、装置の研磨性能を回復させるだけでなく、発熱を防いで刃先が高温になることを抑えることもできます。長年の使用によって目詰まりを起こし、発熱が激しい研磨機には必ず必要なものです。
ダイヤブリックの使用用途
ダイヤブリックは研磨器の修正やメンテナンスに用いられます。特に、グラインダーを使用する際には必ず一緒に使う必要があります。グラインダーは回転運動によって研磨や切削を行う機械ですが、使用すればするほど性能は下がっていきます。研磨された物体が削れて砥石の中に侵入するからです。侵入した金属などは研磨性能を下げるだけでなく、刃先と摩擦を引き起こして熱を発生させます。高温になると使用ができなくなる場合があるので、必ずダイヤブリックを用いてメンテナンスを行う必要があるのです。
ダイヤブリックの原理
ダイヤブリックは主にグラインダーなどの研磨機の性能を回復させるために使用されます。ここではその構造や特徴についてご紹介していきます。
ダイヤブリックはブロック状のものがほとんどで、様々な素材で作られています。例えばグリーンカーボナイトやホワイトアランダムです。これらは硬度が非常に高いため、硬い砥石のメンテナンスにも使用することができるのです。粒度も様々なので、修正する研磨器に応じて適した素材を選ばなければなりません。また、中には作業時に潤滑油を使用する必要があるものや使用回数に限りがある物があるので注意が必要です。
使用方法は簡単で研磨機に押し当てるだけです。グラインダーに使用する場合は回転させた刃に押し当てることで目詰まりを除去していきます。このときに取り除かれた金属の粒子などが飛び散る可能性があるので保護めがねを装着する必要があります。目詰まりを起こした金属は研磨機の刃と摩擦を起こし徐々に発熱します。特に高速回転するグラインダーでは高温になってしまうこともあるため、必ずダイヤブリックを使用してメンテナンスする必要があります。
参考文献
https://jp.misumi-ec.com/vona2/fs_processing/T0500000000/T0522000000/T0522080000/