電気チェーンブロック

電気チェーンブロックとは

電気チェーンブロック

チェーンブロックとは運搬機器の一種で、重量物を安全に持ち上げられる機器です。手動式と電動式の機器があり、電動モーターによって荷物を持ち上げるタイプのものが電気チェーンブロックです。なお、チェーンブロックは単体で使用するものではなく、天井から吊り下げたり三脚と組み合わせて使用します。このような使い方では荷物の上げ下げしかできませんが、天井クレーンや門型クレーンと組み合わせると荷物の移動も可能になります。

電気チェーンブロックの使用用途

チェーンブロックは、重量物を吊り下げるあらゆる現場で使用されています。例えば簡易三脚とチェーンブロックを使用すれば、狭い現場でもトラックなどから重量物の積み下ろしを安全に行うことが可能です。またチェーンブロックは持ち運びが容易であるという利点を生かして、解体現場で地中に埋め込まれた基礎を引き抜いたり、伐採した大きな樹木の根の部分を引き抜く作業などにも利用されることがあります。その他、チェーンブロックをより小型化した工具としてレバーブロックという機器も存在します。

電気チェーンブロックの原理

手動チェーンブロックは組み合わせ滑車を元に設計されています。滑車の仕組みは学校の授業で習った人もいるかもしれません。この機器ではチェーンは環状になっており、歯型を付けた組み合わせ滑車に組み合わせてあります。この環状になったチェーンを手動で引くことにより、人力でも重量物を持ち上げることを可能としています。

一方電動式チェーンブロックは滑車部位が電動モータとなっており、幾つかのギアを組み合わせて十分なトルクを発生させています。一般的に同等のサイズの手動チェーンブロックよりも釣り上げ能力は低い傾向があります。また電動チェーンブロックは比較的重量が大きく、また電源が必要になることから移動して使用する用途には向きません。このため、工場内など門型クレーンなどと組み合わせて、ある決まった作業をさせるような作業には適しています。

なお、電動式とはいえ野外でも使用可能で、ほとんどの製品が防塵性や防水性をはじめ耐久性を有しています。

参考文献
https://www.bildy.jp/mag/chain_block/#ABOUTCHAINBLOCK

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です