ポストパレットとは
ポストパレットは折りたたみパレットと同義で、段重ねできる簡易ラックのことです。
四隅に柱が固定されており、折りたたんでコンパクトになるタイプと、柱が着脱可能で柱を取り外して積み重ねることでコンパクトになるタイプのものがあります。保管から輸送まで荷物を積載したまま対応可能です。不要な時はネスティングしておけるので場所を取りません。
製品を直接積載することができるので荷姿自由であり、建築金物(ドア、サッシ)・ロール物(繊維製品、フィルム)といった長尺部材に最適です。
ポストパレットの使用用途
ポストパレットは、パレットとラックの機能を併せ持ったパレットです。荷物を積載したまま移動できるので、保管から輸送までこれ一つで行えます。多段積みすることで空間を効率的に利用して製品の積載・保管ができ、使わない時は支柱を折りたたむ(または取り外す)ことで約四分の一のサイズになります。さらにポストパレット同士を積み重ね、コンパクトに収納しておくことが出来ます。
積載する荷物の形状は自由であり、特に長尺部材が適しています。
ポストパレットの特徴
ポストパレットは、パレットの四隅に支柱(ポスト)がついた構造をしています。金属製であり、耐荷重1000kgが基本です。耐久・堅牢性に優れ、耐候性にも配慮されている製品が多いです。
支柱は取り外し可能なタイプと固定タイプがあり、使わない時はネスティング(何らかの構造内に別の構造を入り込ませるという意味の保管方法を指す)して保管します。支柱を取り外して保管するタイプの方が綺麗に真上に積み上げられますが、固定タイプは支柱の脱着という工程を省けます。これにより保管スペースの節約と共に配達の戻り費用も減らすことができます。
ポストパレットと似た機能を持つものにネスティングラックがあります。製品を通常のパレットに積載して保管している場合にはネスティングラックが有用です。ただし、ネスティングラックはトラックに積み込む時に効率が悪く、保管から輸送まで荷物の移動なしに対応できるのはポストパレットの利点といえます。