監修:山金工業株式会社
折りたたみ作業台とは
図1. 折りたたみ作業台
折りたたみ作業台とは、天板と脚部によって構成された作業用の台です。
台そのものは家庭用ダイニングテーブルや会社で使用される応接テーブルや会議用の机とは異なります。外観のデザインよりも折りたたむ機能があり天板に積載する物の質量や、作業によって発生する荷重・衝撃に耐えられる機能を優先した製品です。
種類は主に脚部が天板と平行な位置関係に折りたたまれてコンパクトになる仕様と、天板そのものが2つに折れて収納できる商品の2種類が存在します。また、天板の均等耐荷重は約100kgから200kgまでの種類がありほとんどの軽量作業はこの作業台で対応できます。
折りたたみ作業台の使用用途
図2. 折りたたみ作業台の使用場面
折りたたみ作業台は、折りたたみ機能が生かせる場面で使用されます。
例えば、作業台を加工や検品・組立てに使用した後に折りたたんで移動させ、出荷エリアやストックエリアなどで再度広げて使用するなど、用途に合わせた活用が可能です。必要な時に出して使用し、不要になればコンパクトに片付けて収納することができます。
折りたたみ作業台の原理
一般的な作業台の構造は天板と天板を支える天枠部材と全体を支える脚部 (鳥居脚) で成り立ち、横揺れを防止するために脚部にはツナギパイプという間口方向に取付ける部材で剛性を保つ構造になっています、
しかし、折りたたみ作業台は脚部構造に大きな特徴があります。バネの伸縮機能を利用してスムーズな脚部の開閉を可能にし、折りたたみの機能と一定の強度を両立しています。
そのため横揺れ防止のツナギパイプや天板を支える天枠部材をボルト等で取付ける手間がなく、工具不要で作業台の開閉が可能になります。
折りたたみ作業台の種類
折りたたみ作業台の種類は下記の通りです。
1. 折りたたみタイプ
折りたたみタイプは工具なしでコンパクトに折りたため、積み重ねて効率よく収納できます。足掛けがないため使う場所を選ばず、1人でも持ち運ぶことが可能です。
2. フライトタイプ
フライトタイプは、中心で折りたたんでコンパクトに収納でき、必要な時だけキャスターで移動します。収納するときは最初にアジャスターを浮かせ半分に折りたたみます。天板を広げる時はロックを外してゆっくり広げます。
本記事は折りたたみ作業台を製造・販売する山金工業株式会社株式会社様に監修を頂きました。
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