あぜ板

あぜ板とは

あぜ板とは、木材やポリエチレンなどの合成繊維で作られた厚手の波状の板です。1つ当たりはハンドリング可能なサイズですが、複数を結合することで広範囲に設置することが可能です。

結合様式は、凸凹溝の端同士を上からスライドして差し込むだけですので、女性や高年齢の方でも簡単にできます。基本的には、土壌に差し込んで利用しますが、農作業や自然現象による土圧の変化で抜ける心配はありません。トラクターの刃や草刈機の刃が当たっても、傷がつきにくく長期間使用可能です。

あぜ板の使用用途

あぜ板の使用方法として、一般的には水田とあぜ道との間を決める、仕切りとして使用されています。特に、流路ができて農地の水が外にでてしまったり、逆に小川の水が農地に入り込むのを防ぐために、あぜ板を用いて堰き止める場合があります。また、厚みがあり頑丈なため、土留めなどにも多く用いられています。

田の形状は全て違いますが、あぜ板は様々な地形にもフィットすることができるため、中山間地で段々畑状の地形に用いられています。

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