アクチノール

アクチノールとは

アクチノールは除草を目的としたニトリル系農薬の一種です。

薬剤名はアイオキシニルで、商品名としてはアクチノール乳剤とアクチノールB乳剤がありますが、どちらも成分は同一です。主に麦やたまねぎなどの畑で除草剤として使用されます。

アクチノールは使用後の半減期が7〜8日と短く、土壌残留性もないため、後作物に影響を与えません。また、温度が高いと作用が早く、温度が低いと遅いという性質があり、気温が20℃を越えると作物に薬害を与える場合もあります。

アクチノールの使用用途

アクチノールは、植物の生育期に使用すると、イネ科・ユリ科などの単子葉植物に対してほとんど影響を与えず、紅葉植物に対して非常に強い影響を与えるという特徴を持ちます。そのため、麦類・たまねぎ・にんにく・大豆・小豆などの畑で、一年生の広葉雑草を除草するために使用されます。

アクチノールは接触型除草剤で、植物の根から吸収されることはありません。土壌中のアクチノールが移動することもないため、ジャガイモなど土中の作物に影響を与えません。

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