フランジカバー

フランジカバーとは

フランジカバーは配管に取り付けるカバーの一種で、その中でもフランジ部分に取り付けるカバーになります。

プロセス配管やユーティリティ配管には加熱冷却している配管があります。それらを保温するために保温材取り付けとラッキングを行います。このラッキングを行うとき、フランジに取り付けるカバーをフランジカバーと呼んでいます。

取り付ける際は板金加工にて取り付けを行います。主に材質は亜鉛鉄板、ステンレス、アルミなどを使用します。

フランジカバーの使用用途

ラッキングを行う際には取り付ける対象によって種類が変わります。例えばフランジカバー、バルブカバー、フレキカバー、Yストカバー、エルボカバー、ジャケットです。

フランジカバーの取り付けにはサヤ式、バックル式、ビス止めの3種類があります。サヤ式はカンザシとも呼ばれます。ビス止めはカバー同士を差し込んでそれらが外れない様にビスで止めます。サヤ式はカバーの先端がそれぞれ外側に向いており、それらにサヤと呼ばれる板を差し込むことでカバー同士が外れない様にしています。

フランジカバーの原理

フランジカバーは板を板金加工することで作成します。基本的にフランジカバーは二つの半月型カバーを組み合わせることで作られます。

まず胴体部分を一枚板から切り取ります。これの辺部分を折り曲げることで差し込み先を作成します。側面部分も同様に半月型の板に切り取ります。胴部分を丸い形に曲げて側面部分を差し込むことでフランジカバーができます。

フランジカバーを取り付ける際はまず配管の周りに断熱材を巻きます。断熱材にはグラスウールなどがあります。断熱材の上から半月型のフランジカバーを巻き付けます。その後サヤやビス止めなどを用いてカバーが外れないように固定します。

カバーにはオスとメスがあります。それぞれ鍵の形をしており、オスとメスがそれぞれはめ込まれることで釣り針の返しの様になっており、カバーが外れないように合っています。カバー同士をはめ込む際には外れなくて良いですが、外すときは少し鍵を緩めないと外れない様になっています。 

参考文献
https://sakaishokai.com/product/racking/
http://www.yuuwasyoukai.co.jp/service/%E5%A4%96%E8%A3%85%E6%9D%90/
https://search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%AB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%80%80%E4%BD%9C%E3%82%8A%E6%96%B9&x=wrt&aq=&ai=&ts=2656&ei=UTF-8&fr=crmas

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