除雪機

監修:日立建機日本株式会社

除雪機とは

除雪機の原理

除雪機は積もった雪を短時間で掻き出して安全な通行路を確保する機械です。

手押しの小型除雪機からロータリー除雪車、バケットや除雪ドーザ装着したミニホイールローダなどがあげられます。

人力では困難な量の雪を効率よく処理できる機械です。小型除雪機は機体の前面に螺旋状の刃があり、これが雪をかき込みます。取り込まれた雪は内部のファンで砕かれ、シュートから遠くへ吹き飛ばす構造です。駆動方式には車輪で進むホイール式と、無限軌道で進むクローラ式があります。ホイール式は軽く小回りが利くため住宅地で扱いやすく、クローラ式は接地面が広く滑りにくいため急勾配や深雪でも安定して走行します。

近年はエンジン式に加えてバッテリー式のモデルも登場し、排気ガスや騒音を抑えたい現場で注目されています。操作パネルによって初心者に優しいインターフェイスの製品も多いです。除雪機は厳しい雪の中でも快適な生活環境を維持する装置であり、豪雪地域では頼もしい機械です。

除雪機の使用用途

除雪機は以下のような用途で使用されます。

1. 一般住宅・小規模施設

住宅の玄関先や駐車場では、早朝に短時間で通路を開けたい場面が多くあります。ホイール式の小型モデルは軽量で取り回しが良いため、狭い敷地でも雪を飛ばして集めることができます。手押しのスコップと比べると体力の消耗を大幅に軽減できるのが利点です。

2. 公共通路

交通網を維持するために、自治体の除雪作業では中型から大型のクローラ式が活躍します。深く積もった湿った雪でも力強くかき込み、遠方まで噴出するため車線を素早く確保できます。歩道のような狭い区間では幅を調整できる製品を使うと、柵や標識を傷つけずに作業が可能です。

また、ミニホイールローダは車体が小さく小回りが利くため歩道や細い道でも素早く作業が可能です。さらに、パワフルさを活かし、水分を含んだ重い雪も押し出し、持ち上げて移動させる事ができます。

除雪機の原理

3. 産業・物流

工場の搬入口や倉庫周辺では、フォークリフトや大型車両が頻繁に行き交います。路面に雪が残ると荷役が滞り、転倒や衝突のリスクも高まるため危険です。除雪機で広範囲を迅速に処理すれば、作業車の走行ラインを維持でき、冬季の生産性が落ちにくくなります。夜間にはヘッドライトと警告灯を点灯させることで視認性を確保できるため安心です。また、山間部のスキー場や観光施設では営業時間前のゲレンデ周辺を整える用途でも用いられます。

本記事は除雪機を製造・販売する日立建機日本株式会社様に監修を頂きました。

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図面印刷サービス

監修:株式会社日青

図面印刷サービスとは

図面印刷サービスとは、建築図や機械設計図などを正確な縮尺で紙に出力するサービスです。

図面データはPDFを基本に、JPEG・TIFFなどの画像データを選択可能です。また、IllustratorやCADデータ、さらにはExcelやPowerPointなども受け付けてもらえる場合があります。フォント埋め込みなど最低限のデータ整理を行うだけで、レイアウトを確認しながら最適な印刷条件を整えてくれます。

出力可能なサイズはA4からA0などの長尺まで対応しており、モノクロ・カラー混在データもページ順のまま高速印刷が可能です。普通紙はもちろん、トレーシングペーパーやマットフィルムなど図面独特の用紙にも出力できます。図面印刷サービスは図面の最終品質を守る強力なパートナーと言えます。

図面印刷サービスの使用用途

図面印刷サービスは以下のような用途で活用されます。

1. 設計・施工

設計者や現場監督は、A1~A2 サイズの大判図面を現場で広げながら寸法を測り、施工位置を指示します。電子端末では見落としやすい細線や注釈も紙なら一目で共有できるため、施工ミスの抑制に役立ちます。これにより、工事などの品質を高めることが可能です。

2. 行政提出

建築確認申請や融資審査では、図面の縮尺・余白・用紙規格が詳細に定められています。サービスを利用すれば、公的機関が求める精度で出力でき、再提出の手間を削減できます。これにより、融資決裁や建築完了までのリードタイムの短縮に寄与します。

3. 長期保管

建物が完成した後の竣工図は、改修計画や耐震診断など、ライフサイクル全体を通じた意思決定の基礎資料となります。図面印刷サービスを活用すれば、酸性紙に比べて退色や酸化が起こりにくいアーカイバル用紙や、ポリエステルベースのマットフィルムを選択でき、相当の耐久性を確保できます。電子データと同時に管理する場合でも、紙図面があることで停電時やシステム障害時にも即座に閲覧することが可能です。大規模施設では10 年単位ごとに定期修繕が発生することが多いですが、設計変更の工数削減や工事コストの低減が見込めます。

本記事は図面印刷サービスを提供する株式会社日青様に監修を頂きました。

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芝刈機

監修:ハイガー株式会社

芝刈機とは

芝刈機とは、芝生の芝が伸びてきたときに草丈を短く刈り揃えて手入れをするための機械です。

芝刈機の下部に芝を刈り込むための刃がついており、芝刈機が通過した部分の芝が短く刈り揃えられる仕組みです。刈り取り刃の主な仕組みとしては、回転するリール刃と固定刃で挟み込んで切るリール式や、プロペラ状の刃が水平に回転するロータリー式、上下2枚の凹凸状の刃を摺動・回転させて切るバリカン式などが挙げられます。

芝刈機を稼働させる動力には、手動、電気やエンジンなどの種類があります。手押し式の小型の製品にも、エンジンなどの補助動力を搭載している場合があります。刈り込み幅の広い大型の芝刈機は人が乗り込んで操縦できるようになっており、一度の通過で広い面積を刈り取ることが可能です。ロボット式は、自動的に障害物や境界を検知して回避しながら自走して芝生を刈り込む仕組みです。

芝刈機の使用用途

芝刈機は下記に示す業務利用のほか、一般的な家庭や小規模な個人用庭園の手入れで利用されています。

1. 庭園・公園

芝刈機は、一般にパブリックスペースとして利用されている庭園や公園の芝生の手入れに利用されています。主な用途には、文化資源として一般公開されている観賞用の庭園、遊び場として利用される公園のほか、ドッグラン、テーマパーク、ホテル式内の庭園、博物館などの屋外スペースや、様々な商業施設・アミューズメント施設があります。利用者の安全を保てるよう、様々な安全機能や自動停止機能が搭載されているロボット芝刈機が利用されることが多いです。

2. スポーツ施設

プロスポーツの会場をはじめとするスポーツ施設では、非常に高い品質の芝生を維持することが求められます。主な施設にはゴルフ場やサッカー場、野球場、競技場、競馬場などがあります。小学校校庭など、芝生を取り入れている教育機関のグラウンドでも利用されています。

芝生は、芝刈りの回数を増やすほど密に生えるため、これらの施設では特にこまめな芝刈りが必要です。芝刈り幅の広い乗用式もしくは、タイマーを設定して自動で稼働させることのできるロボット式芝刈機が主に利用されています。非常に広い面積の芝生となるため、複数台が利用されていることも多いです。

3. 緑地・植栽

スポーツやアミューズメントなどの積極的な芝生利用の他にも、遊休地や施設のエントランスなど、ちょっとした緑地として芝生が利用されている場合があります。主には、市役所、工場、病院、ビルのエントランス、高速道路のインターチェンジ、河川堤防などが挙げられ、芝刈機を利用して芝の手入れを行うことが可能です。

このようなケースでは、あまり面積が大きくない場合もあるため、手押し式で刈り込みを行うことが可能な場合もありますが、こまめな芝刈りを行う場合などは省力化のため、ロボット芝刈機やその他の自走式芝刈機が好まれます。

本記事は芝刈機を製造・販売するハイガー株式会社様に監修を頂きました。

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ウェブクリーナー

ウェブクリーナーとは

ウェブクリーナーとは、ロールtoロール装置のライン上に設置され、搬送中のウェブ (基材) 表面に付着した微細な異物や粉塵、静電気によるチリなどを除去するための機器です。

フィルムや紙などのシート状素材を巻き取りながら加工するシステムであるロールtoロール装置において、異物混入による品質低下を防止する目的で設置され、主に電子部品やディスプレイなどの精密な製造工程で利用されます。

ウェブクリーナーには接触式と非接触式があります。接触式は粘着ロールやクリーニングブレードをウェブに直接当てて異物を取り除く方式で、高い除去性能が特長です。非接触式はエアーブローや真空吸引、イオナイザーなどを用いて、物理的な接触を避けながら異物を除去するため、基材へのダメージを抑えられます。

ウェブクリーナーの使用用途

ウェブクリーナーは、大きく分けて以下の用途で使用されています。

1. エレクトロニクス分野 (電子部品・ディスプレイ製造)

半導体、プリント基板、ディスプレイ類、太陽電池などの製造工程において、ウェブクリーナーは極めて重要です。これらの製品は、わずかな異物でも電気的特性の不良や画質の欠陥に直結するため、表面のミクロン単位の塵やパーティクルを徹底的に除去する必要があるため、ウェブクリーナーが不可欠です。

2. フィルム・シート製造

光学フィルム、医療用フィルム、機能性シートなどの製品は、透明性、平滑性、機能性が求められるため、原料粉や裁断屑、空気中の浮遊塵などが表面に付着すると、製品の外観不良や機能低下を引き起こします。ウェブクリーナーは、これらの異物を除去し、高品質なフィルム・シート製品の安定供給に貢献します。

3. 印刷・ラミネート分野

印刷工程や、複数のフィルムを貼り合わせるラミネート (積層) 工程でもウェブクリーナーが活用されます。印刷面への異物付着は、インクの転写不良や印刷欠陥の原因となります。また、ラミネート工程では、異物が挟まることで接着不良や気泡が発生するリスクがあります。これらの問題を未然に防ぎ、クリアで高品質な印刷物や積層品の製造を支援します。

図面スキャンサービス

監修:株式会社日青

図面スキャンサービスとは

図面スキャンサービスとは、紙の設計図を高精度に電子化するサービスです。

図面専用の大判スキャナーを使用し、A0 などの長尺サイズでも原図を裁断せずに読み取ります。青焼き図面や劣化した製本図面も傷つきません。解像度が高い状態でスキャンするため、細線や朱書きまで鮮明に再現できます。画像形式はTIFF・JPEG・PDFなどから用途に応じて指定することができる場合があります。

また、線情報をCADデータ化するオプションも選択できる場合があります。これにより、図面内容をCADで再編集することが可能です。電子化された図面は劣化が進まないため、保存性も向上します。保管スペースも削減でき、クラウドに置けば遠隔地との共有も容易です。本サービスにより、業務効率の向上と資料の長期保全を同時に実現できます。

図面スキャンサービスの使用用途

図面スキャンサービスは、以下のような用途で活用されます。

1. 災害対策

酸化や湿気で傷みやすい青焼きやトレーシングペーパーを高解像度で電子化し、マスターデータをクラウドとオフライン双方に重複保管します。電子化により劣化せず、法定保存資料のバックアップとしても機能します。また、災害時には現場や本社が即時に同じ図面を参照できるため、リスク対策をすることが可能です。さらに、従来のマイクロフィルム保管より保守費用を抑えつつ検索性を飛躍的に向上させることができます。

2. 情報共有

PDF化された図面にリンクを設定し、膨大なファイルでもキーワード検索で目的のページへ一瞬で移動できます。クラウド共有を組み合わせると、設計室・現場・協力会社が同じバージョンをリアルタイムで確認できます。重複作業や伝達ミスを削減し、作業時間を大幅に圧縮できます。

3. 改修・DX推進

オプションにより、紙しか残っていなかった古い設備図をCADデータとして再活用できます。既存配管の径や位置を即座に拾えるため、改修計画の数量拾いと干渉チェックが短時間で完了します。さらに、電子化した図面を施設台帳などと紐づけて、予防保全などにも活用可能です。

本記事は図面スキャンサービスを提供する株式会社日青様に監修を頂きました。

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オンデマンド印刷サービス

監修:株式会社日青

オンデマンド印刷とは

オンデマンド印刷サービスとは、必要な部数だけを素早く印刷するサービスです。

パソコン上で作成したデータをそのまま専用プリンターに送り、短時間で製本や仕上げまで行います。大量生産を前提としたオフセット印刷に比べて、初期設定にかかる版の作成工程が不要なため、少部数でも無駄な在庫や保管スペースを生みません。印刷機がデータを高速で画像に変換し、色調を自動補正しながら用紙に出力する点が特徴です。

さらに、注文の都度必要部数を刷る受注生産方式を取るため、急な内容修正や仕様変更にも柔軟に対応できます。用紙や加工方法の選択肢も豊富で、厚紙や高級感のある特殊紙、環境負荷を低減した再生紙など、目的に合わせた細やかな組み合わせが可能です。少量・短納期・高品質を同時に満たす現代的な印刷サービスです。

オンデマンド印刷サービスの使用用途

オンデマンド印刷サービスは以下のような用途で活用されます。

1. 小ロット冊子・カタログ

展示会や社内イベントで配布する冊子は、参加人数が読めない場合が多く、余部を出すと廃棄コストが発生します。オンデマンド印刷なら当日の入場者数に合わせて増刷でき、内容を頻繁に更新する製品案内なども都度差し替えが可能です。短いサイクルで改訂を重ねる企画に適した手段です。

2. 個別印刷

宛名入りダイレクトメールや、顧客ごとに内容を変えるクーポン付きチラシなどに活用されます。可変データ印刷と呼ばれる手法で、一枚ごとに異なる情報を差し込みます。デジタル制御により連続印刷中に情報を書き換えるため、細かなターゲット設定を行うことができ、販促効果の向上が期待できます。

3. 試作品

新刊書籍やパッケージ台紙の試作を少部数だけ刷り、配色や紙質を実地検証する用途でも活躍します。市場投入前に複数パターンを比較し、アンケート結果を踏まえて最終版を決定することが可能です。これにより、コストを抑えつつ意思決定の精度を高められます。また、研究報告書や学会資料など、発行部数が限られる専門文書の制作にも向いています。

本記事はオンデマンド印刷サービスを提供する株式会社日青様に監修を頂きました。

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ラミネート加工サービス

監修:株式会社日青

ラミネート加工サービスとは

ラミネート加工サービスとは、印刷物の表面を樹脂膜で覆い保護するサービスです。

印刷物に耐水性や耐擦傷性を与えるため、紙面全体へ透明フィルムを密着させます。最も一般的なホットラミネートはPET フィルムを熱で溶かした樹脂層を両面に貼り付ける方式で、屋内掲示物などに使用されることが多いです。一方でコールドラミネートは粘着剤付きPVC フィルムを常温で貼り付ける方式で、紫外線による退色を抑えるため、長期屋外掲示などの用途に適します。

いずれもベースとなる用紙やインクと化学的に反応しないため、図面・ポスター・写真などの色調を長期間維持できます。フィルムを追加するだけで厚みと強度が増すため、様々な場面で活用される便利な加工サービスです。

ラミネート加工サービスの使用用途

ラミネート加工サービスは以下のような場面で活用されます。

1. ポスター・サイン

販促ポスターや店舗メニュー及び案内サインなどは手垢や雨水で劣化しやすい媒体です。PETフィルムやUVカットPVCフィルムを施すことで、色褪せや紙のふやけを防ぎ、清掃時に軽く拭き取るだけで美観を保てます。透明度が高いため印刷発色を損なわず、長期掲示に伴う再印刷コストも抑制できます。

2. 図面

生産現場や建築工事では汚れや油分が付着しやすく、図面や工程表は頻繁な差し替えが難題です。ラミネート加工を行った大判図面は耐油・耐水性能が向上し、濡れた手袋でも破損しにくくなります。コールドラミネートを使用すれば、紫外線下でも線や文字が読み取りやすいまま作業終了まで掲示できます。現場で発生する粉塵も柔らかい布で拭き取るだけで除去可能です。

3. 簡易ホワイトボード化

フッ素処理PVCフィルムを用いた片面ラミネートを施すと、表面に書いて消せる層を作り出すことができます。大判スケジュール表や教育用ポスターにこの加工を施せば、ホワイトボードマーカーで書き込みと消去を繰り返しながらリアルタイムで情報を更新することが可能です。専用フレームやマグネットシートと組み合わせれば、壁面スペースを有効活用した掲示システムとして機能します。

本記事はラミネート加工サービスを提供する株式会社日青様に監修を頂きました。

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絶対に触らないでください(日本会社ニュース)

J1サッカーチームの東京ヴェルディと新規オフィシャルパートナー契約を締結しました

 

このたび当社は、東京ヴェルディ (日本プロサッカーリーグ1部: J1) と新規オフィシャルパートナー契約を締結しました。

◼︎契約締結の背景

当社は「未来を実装する。」というミッションのもと、産業用製品検索サービス「Metoree」、食体験プラットフォーム「airKitchen」など、製造業から食文化まで幅広い領域で社会課題の解決に取り組んでまいりました。

この度、東京ヴェルディが掲げるビジョンに深く共感し、オフィシャルパートナーとしてご支援させていただくことになりました。本パートナーシップを通じて、東京ヴェルディの挑戦を心より応援してまいります。

東京ヴェルディプレスリリースはこちら:https://verdy.co.jp/news/14056

 

 

◼︎ZAZA株式会社 代表取締役 永津豪 コメント

この度は、東京ヴェルディ様をサポートさせていただくこととなり、大変嬉しく思います。

私たちZAZA株式会社は、「未来を実装する」というビジョンのもと、産業用製品検索サービス「Metoree」、食体験プラットフォーム「airKitchen」をはじめとしたサービスを世界で展開しております。

東京ヴェルディ様の目指す姿、「首都TOKYOから、世界トップレベルで戦えるチームをつくり、日本国内の競技力向上と裾野拡大をリードする。」という高い志に共感し、パートナーとしてお力添えできることを大変光栄に思います。今後とも、東京ヴェルディ様の挑戦を全力でサポートしてまいります。

 

◼︎CMギャラリー



◼︎東京ヴェルディについて

トップチーム名: 東京ヴェルディ1969
所在地: 東京都稲城市矢野口4015-1
ホームタウン: 東京都
ホームスタジアム: 味の素スタジアム(調布市)
URL:https://www.verdy.co.jp/

■ 概要詳細

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000067.000032842.html

ロールtoロール装置

ロールtoロール装置とは

ロールtoロール装置とは、フィルム状の柔軟な基材を、巻き出し (アンワインド) から巻き取り (リワインド) まで連続的に処理するための製造装置です。

名前の通りロールからロールへ基材を移動させながら、印刷、塗布、乾燥、積層、パターニング、検査などの工程を一連で行うことができます。この方式は、製造工程の連続性と大量処理能力に優れているため、コスト削減や生産効率の向上を目的にさまざまな分野で採用されている装置です。シート状の処理に比べて高速処理が可能なため、量産用途に特化した製造装置として用いられています。

ロールtoロール技術では、基材の搬送精度が非常に重要です。わずかなズレでも印刷や塗布に影響を与えるため、張力制御や位置補正、温度管理などの高度な制御技術が必要です。

ロールtoロール装置の使用用途

ロールtoロール装置は、フィルム状基材を使う製造分野において、以下のような多岐にわたる用途で使用されています。

1. 電子デバイス製造

フレキシブルディスプレイ、有機EL、太陽電池、フレキシブルプリント基板などの製造にロールtoロール装置が用いられています。これらの製品は、曲げ可能で軽量な特性を持つため、効率的な大量生産に適した生産方式です。

2. パッケージングおよび印刷業界

包装材やラベル、医薬品のブリスターパックなどの製造でも広く活用されています。グラビア印刷やフレキソ印刷によってフィルムに図柄を印刷し、ラミネートやコーティングを施す工程が連続的に行われ、短時間で大量生産が可能です。食品包装や工業用ラベルなど、大量に需要がある製品に最適です。

3. エネルギー関連製品の製造

リチウムイオン電池の電極 (正極・負極) 製造にもロールtoロール装置が使われています。電極材料の塗工、乾燥、圧延、スリットといった工程を連続して行うことで、バッテリー性能の均一化と生産性の向上を実現しています。

ダブルトーションばね

監修:サミニ株式会社

ダブルトーションばねとは

ダブルトーションばねとは、ねじりの力を利用して回転運動に抵抗するばねの一種で、2つのトーションばねを連結した構造を持つばね製品です。

トーションばねは、コイルが円周方向からの外力に対して、ねじれることで反発力を生み出すばねで、変位が角度で表されます。ダブルトーションばねは、コイル部分が同軸に二つあるのが特徴です。同じ角度の変位でトーションばねの2倍のばね力を得ることが可能です。

1つのトーションばねで大きなばね力を得たい場合、初期のねじり角度を大きくするか、または線径を太くする必要があります。しかし、これらの方法以外でダブルトーションばねの利用が有効な選択肢となります。

なお、ダブルトーションばねは「ダブルキックばね」とも呼ばれます。

ダブルトーションばねの使用用途

ダブルトーションばねは、必要となるばね力やスペース、コストなどの要件から選定されるものです。そのため様々な用途に用いられますが、以下のような使用実績があります。

1. 自動車内装部品

自動車のシートにはリクライニング機構がありますが、リターン機構として、ダブルトーションばねが用いられます。またコンソールボックス、グローブボックスの蓋の開閉機構などで使用されることもあり、滑らかで安全な開閉動作に欠かせない部品です。

2. 自動車用クラッチ

自動車では内装部品以外にも、クラッチのリターンスプリングとして用いられています。主に大型の自動車に採用されています。長期間の使用でも耐久性を維持するための材料選定や、加工時のキズの発生などにも特に配慮した生産が必要です。

3. ドアノブ・カギ

主に機械設備の制御盤など、普段は扉に収納されていて、カギを使用するときにノブとなるアームが起き上がる構造のドアノブがあります。このようなドアノブやカギの部分にダブルトーションばねが用いられています。

本記事はダブルトーションばねを製造・販売するサミニ株式会社様に監修を頂きました。

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